地獄少女 三鼎(みつがなえ) 第15話「兎と亀」
……またなんつーか、微妙な地獄送りだな。
ドジでのろまな篠原うさぎ。
その遅さから、回りの者はついつい横から口出しして、さもそれが本人の望んだ事の用に言い、うさぎもそれを作り笑いで受け入れてしまう。
進路にしても調理師の専門学校に行きたいのに言い出せず、親の進める介護の道に頷く始末。
そんなうさぎに苛立つ兄・篠原美知人は、うさぎに「この亀」と吐き捨てる。
ま。気持ちは判らないでもない。長年妹といた兄貴は両親も気付いていない、妹が言いたい事を全部堪えている、という事に気付いているので苛立つのだろう。
美知人はインディーズレーベルでCDを出すアーティストで、芸能プロダクションからもオファーがあると、両親は大喜び。
しかし実際には上手くいっていないらしい、というのはバイト先の店長との会話から察する事が出来るね。
御景ゆずきはうさぎから例の鈴の音を聞いて、地獄通信にアクセスしないように説得しようとするも、うさぎは地獄通信の事すら知りませんでした。
つまり、これはゆずきがうさぎに地獄通信の事を教えてしまった、という事になるのだろうか。
そんな時、うさぎがクラスメイトの遠藤保から告白されてつきあい始めた事で、いよいよややこしい事に。
ま、これも恐らくは付き合って欲しいと言われて、意志の弱いうさぎは断る事が出来なかったのだろう。
最初はうさぎが付き合った事も喜んでいた友達のあやめ、こずえ、つばきの3人が、他のクラスメイトに亀に追い抜かれたと言われて、嫉妬心に変わってます。しかも影ではエロ亀とかまで言い出す始末。
つまりは本当の意味での友達では無かったのだろう。
本当に友達なら、ここで彼女らに反発するところだろうし。
しかも暫くして自宅に彼氏が複数の女性といる写真が送られてくる。
友達たちの仕業かと思ったら違いました。
謝罪に来た彼氏から、彼がうさぎの兄・美知人に誘われたのだと発覚。
美知人を河原に呼び出して怒りをぶつけるうさぎ。
うさぎの手には藁人形。それを必死に止めようとした美知人も藁人形を持っていました。
どうやら先に依頼したのは兄で、それまでの流れだと美知人の方が持ってるのは骨女だね。
兄貴の方は実は妹に好きだったから彼氏と別れさせたのでは、と思っていたけど違いました。昔からドジでのろまなうさぎにばかり、両親や回りの人間も可愛がって、何でも手に入れてしまうのが気に入らなかったらしい。
うさぎの方も自分で何かしたいと思っても、のろまで何も出来ない自分がイヤで、友達たちが実は内心バカにしているのだと知っていたようです。だからこそ覚えた愛想笑いなんだろうね。
二人の諍いを視たゆずき。入浴中だったりするのは、地獄少女というアニメだからです(笑)。
慌てて駆けつけると、そこでは和解した兄妹が、藁人形を二人で橋の上から河に落とすところでした。何でわざわざ橋の上まで行ったのか……途中で岸に止まったりしないようにするためかな。
兄貴はうさぎもやれば出来る、いつかステキな彼氏も出来るとうさぎを励ます。
うさぎは彼の言葉に驚いた様子。
この言葉が何か彼女の琴線に触れたのだろうというのは想像がついたけど、説明があるまで判らなかったな。
自宅に帰ったら、そこはパラレルワールド。
最初は戸惑うも、地獄通信にアクセスしただけの事はあり、直ぐに察しがついたようです。
ショートコントは亀の甲羅の中に入った美知人をみんなで銃撃です。
和解した筈なのに流したのは、実は幼い頃、いつも着いてきていた妹が自分と結婚するといった時に、美人になったら結婚してやると言ってた事のようです。なのに、いつか彼氏が出来ると言われたからのようで……やるせねぇ。そんな事で地獄に流すなよ。
次回 第16話「誘惑の罠」
次回は既に地獄流しをした男の話のようです。
助けたつもりの女性と恋人同士になったものの、という展開か。もしかすると、この彼女から流されてしまうのかもしれないね。
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