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2009年3月21日 (土)

鉄のラインバレル #24「鋼鉄の華(最終回)」

早瀬浩一を庇って死んでしまう城崎絵美。
怒りに溢れる浩一は、遂にラインバレルの本来の力を引き出す。
マキナ殺しの本来の力、どうやら発動した瞬間、他のマキナたちの動きが止まったようですが、具体的にどれぐらいのものなのかが不明。
Dソイル活性率が不明だとかで凄いパワーのマキナ、としか判らないのが残念なところ。

ネイキッドに攻撃が当たらないのは、感情的になってしまっている事で、冷静な攻撃が出来ないからなのか。
浩一は目だけでなく、目の周囲に何やら黒い線が浮かび上がっています。
ラインバレルは感情によって能力が変化する仕組みだった様子。
さらに菅原マサキはポイントヘリオスから現れた巨大マキナと融合。
浩一は測定不能なほどの高出力なエグゼキューターを発動させて、ポイントヘリオスと巨大マキナを一刀両断にしようとするが、巨大マキナから放出されたビームと激突。
距離が足りなかった事により、攻撃は不発に終わってしまう。

気絶した浩一に、絵美の幻が話しかける。
真っ裸なのは、お約束です。
「あなた、私に約束しましたよね。
 絶対に正義の味方になって、この世界を守り抜くって。
 なのにこれは何ですか?
 たかが私が死んだぐらいでメソメソして、周囲を顧みずに暴れて、みっともなく気絶までして、それでも正義の味方ですか?」
「……ごめん」
「本当に、アナタは最低です」
幻が消え、浩一の胸の中にいる絵美に視線を落とした浩一。
「やっぱり厳しいな、城崎は。
 でも確かに、このままやられっぱなしって訳にもいかねぇ」
再び起動したラインバレルで特攻、邪魔するマキナを迎撃しながら、エグゼキューターで巨大マキナを斬りつける事に成功。

中島宗美は自らの意志でマキナの支配に逆らい動きを止めて、沢渡拓郎とジャック・スミスに自らを殺してもらう事を願い、沢渡の手で最後を迎える。

浩一は遂に巨大マキナと空間の穴も消失に成功。て、なんかあまりにもあっさりしていて感動がないな。せめてマサキが一言叫んでくれたりしたら、倒した! という実感もあるのに。

しかしこれだけでは終わらず、再び空間に穴が開いて、二つの世界がぶつかり合って量子レベルに分解、消滅してしまう恐れが発生。
残された僅かなエネルギーで、再び次元の穴を切り裂こうとする浩一だが、バックアップもなしで行えば次元の狭間に飲み込まれてしまう。
「フッ……ナイスな展開じゃないか
やはり浩一はこの台詞を言わなければ浩一じゃありません。
「力がないから何も出来ない」そう思ってただ力を手に入れるのを待って何もせずにいた浩一は、ようやく本当に必要なのは力ではなく、「何かしたい」と強く思う気持ちなのだという事に気付いた。
みんなを守る為、自分の正義を貫くために突撃する浩一を、森次玲二がレイチェルにファイナル・フェーズの機動を要請。それは全マキナのエネルギーをラインバレルに収束させるというプログラムだが、それを行えばDソイルは完全枯渇し、マキナと直結しているファクターの命も尽きてしまう。
それでも構わず、森次やファクターたちは自分たちのエネルギーをヴァーダントを中継してラインバレルへ送信。
加藤機関の2人は手を貸さないのか、と思ったらあの2人が乗っているのはマキナじゃなくて、アルマだったからだな。
宗美のタリスマンはマキナだったけど、死んでしまったし。

エネルギーの回復したラインバレルは、全エネルギーを使ったエグゼキューターを放ち、
ハブ・ダイナモ消失。全マキナの完全停止、そしてラインバレルの信号喪失。

次元の狭間を漂うラインバレルは、その力を使って最後に絵美を生き返らせていました。
絵美と浩一は、謎のロボットとそれに乗る少年少女と出会う。
このスーパーロボットに乗った2人は誰なのかと思ったら、どうやら原作の元となった作品に出てきた浩一と絵美らしい。しかもそのままズバリタイトルは『鋼鉄の華』、だという事です。
ここでの扱いは平行世界のラインバレルと浩一、絵美というところか。彼らも同じように次元の狭間に漂っていたのかもしれないな。

光に包まれたラインバレルは元の世界に。
各マキナのパイロット達も無事に生存。
唯一力を失ったヴァーダントだけが大気圏を落下してしまうも、山下がハインド・カインドで受け止める。
て、何故かハインド・カインドだけ動けるようです。

「社長……お疲れ様でした」
一瞬、緒川結衣の台詞に答えて石神邦生が笑いながら出てきたりするんではないか、とか思ったのは私だけではないはずです。

森次さんは、浩一が遂に本物の正義の味方となった
「正義の味方か。
 あいつが、早瀬が正義の味方である事を、本当に望む人々がいた。
 そして、望み通り世界は守られた。
 皆にそうあれと望まれ、人は初めて……
 正義の味方になるんだ」

その頃、その正義の味方は地上に落下しそうになって焦りまくりです。
もっとも、ラインバレルは大気圏を突入するぐらいは問題なく、動かなくても既に地上で受け入れ準備をしてくれているので大丈夫らしい。
「ラインバレル、俺がここまで来られたのは、お前のおかげだ。
 それに、お前自身と引き替えに城崎まで助けてくれた。
 本当にありがとな」
「浩一さん」
絵美の呼び方に照れまくる浩一。
それじゃあと今度は呼び捨て。
「私は名前で呼んだんですから、アナタもちゃんと名前で呼んでくださいうう
「名前って」
「絵美です」
「判ってるけど……いや、その……」
「クスッ……アナタ、最低ですドキドキ
最後は愛情の籠もった「最低です」で締めました。
もう2人はすっかりラブラブで、新山理沙子と九条美海は完全に負け組。
遠藤シズナと道明寺誠の関係は中途半端なままで終わったな。最後の戦闘でまたシズナを助けるとかの場面があれば良かったのに。

結局、管理人さんは一言も喋らなかったな。出来れば最終回に島本須美で声を出して欲しかったな。

て、全部終わってもまだスフィアが消えてないンですけど、アレはどうやったら消せるのでしょうか。
沢渡、ユリアンヌ、ジャック・スミスという残った元加藤機関の顔ぶれでは到底そんな事をしらなさそうだし……ずっとあのまま?
まぁ、世界に対して危機があった事の戒めとして残しておくには象徴としていいのかもしれないけど。

中盤以降はオリジナル展開で進めた作品だったようですが、原作を知らない視点で見る限り、うまく纏められていたし良くできた作品だと思う。
特に浩一の成長っぷりは凄まじい。
森次や久嵩の行為もまたハッキリと信念を感じさせる行為が良かったと。

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受信: 2009年3月21日 (土) 20時37分

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