鋼殻のレギオス 第14話「廃貴族 現る」
第10小隊に所属していた時の赤い衣装を身に纏ったシャーニッド・エリプトンはダルシェナ・シェ・マテルナを任せて欲しいと告げる。
シャーニッドは自分たちの過去を語り始める。
出会って直ぐに気のあったシャーニッド、ダルシェナ、ディン・ディーの3人は過去の第10小隊隊長と出会い、彼女のために戦うようになる。
だが、彼らの力は及ばず、先の都市対抗戦で敗北し、勝利を齎せなかった悔しさを募らせたまま、彼女は隊長は卒業を迎えてしまう。
隊長はディンたちに全てを託すが、シャーニッドたちの関係はその頃から既に壊れ始めていた。
第17小隊と第10小隊の対校試合。
第10小隊は第17小隊の罠を次々と突破して、旗(フラッグ)へと迫るも、レイフォン・アルセイフの攻撃により、ダルシェナとその他の隊員を引き裂かれる。
今回は目的が目的だけに、第17小隊はフラッグを取りに行かなくてもいいわけか。
ただ一人先へと向かったダルシェナに、シャーニッドが立ちはだかり、一騎打ちの戦いを繰り広げる。
シャーニッドは自分たちの誓いには誠実さがなかった。3人が3人とも真実の気持ちを隠していたのだと語る。
互いの本心は、別のところにあった、という事だろう。ディンは前隊長を、ダルシェナはディンを、シャーニッドはダルシェナを、それぞれが一方的な想いのために、相手のために力になりたいという歪な関係。それは綱渡りのようで、いつか壊れる関係にあったという事か。
確かに始まりは前の隊長だが、本気で都市の事を考えているというダルシェナに、そんな事は判っていると答える。しかしダルシェナにはオーバーロードを使用している事をディンは隠していた。それはオーバーロードを使うという事に後ろめたさを抱えていたからに相違ならない。
ダルシェナだけは使っていなかったのだね。あの時、ダルシェナがうろついていたのは、ディンたちの事に気付いていて調べようとしていたからなのか。
てか、やはりツェルニは学園都市だから、卒業するものなんだね。卒業したら、別の都市に移動するようになるのかな。
そう考えると、この学園には学生しかいないいないのか?
でも都市警察は年齢が高かったから、そのままこの都市で働く者もいるのかもしれないな。
シノーラ・アレイスラはリーリン・マーフェスを飲みに誘う。自分は未成年だというリーリンを、ジュースを飲めばいいと強引に誘う。
結局酒を飲んだのか、すっかり酔っ払ったリーリンは、シノーラの正体が女王アルシェイラ・アルモニスとは気付かず、アルシェイラへの不満を口にし続ける。
「覚悟なんて、しないんだから。
絶対に……」
遂に酔いつぶれてしまうリーリン。
結構絡み上戸だったようです。
ディンの実力を認めるレイフォンだが、このままではディンがもたないと、針を飛ばしてディンが動けないようにしてしまう。
レイフォンに自分の気持ちは判らないというディンに、レイフォンは彼も失敗しないわけではないと告げる。
強いから上手くいくのではなく、上手くやれないから失敗する。失敗したからレイフォンはこの都市にいるだと語る。
追いつめられたディンから強烈な剄と共に廃貴族が出現する。
フェリはハイア・サリンバン・ライアから、廃貴族が出現すればただ教えてくれれば後は自分たちが回収すると知らされていた。
廃貴族が求めるのは強い意志と精神を持つ者の事だと気付いたフェリ・ロス。
ディンを拘束するサリンバン傭兵団。
憑依している人間さえ抑えてしまえば、いくら廃貴族でも逆らう術はない。
ハイアはディンごと廃貴族を回収しようと考え、ニーナはカリアン・ロスに確認した後に、ディンを救う手段を模索する。
未熟な学生でよかった、というのはもっと実力のある相手なら、廃貴族の力を使いこなして、厄介な相手になってしまっていたという事なのか。
ディンを助けるには、廃貴族とディンを引き離すしかない。
廃貴族の性質に気付いたフェリ
廃貴族は強い意志を持つ者に惹かれる。都市を守ろうとする強い意志。ディンが敗れた事で、なんとしても守らなければという極限の状態に追い込まれた。
もう一度心を折るしかない。
ディンの事は自分たちに任せて欲しいと告げるシャーニッドとダルシェナ。
ハイアたちはレイフォンが相手をする。
傭兵たちを一撃で倒したレイフォンは、ハイアと対峙。
未だに刀ではなく、剣で戦おうとするレイフォンに憤るハイア。対するレイフォンもサイハーデン流の使い手としてハイアを止めるべく動く。
両者の一撃は、レイフォンがハイアの刀を砕き勝利を収める。
一対一の実力ならば、100%でない状態でも勝てるという事。それが天剣授受者の実力でもあるのだろう。
ディンを追いかけるシャーニッドたち。それを妨害しようとするミュンファ・ルファはシャーニッドが狙撃する。
ディンを追いかけるダルシェナ。
ディンしか見えてないって感じで、シャーニッドが少し寂しそうな感じ。
ディンに追いついたダルシェナは、ディンに自分たちの誓いをもう他の者に託しても構わないのではないかと語りかける。
「愛していたよ。
そして、さようなら」
ディンから消える廃貴族。
第10小隊編はこれで終わりですが、第10小隊でオーバーロードを使用していたのがディンだけ、という事はないだろうからこのまま隊は潰れてしまうのかな。
ダルシェナはオーバーロードに関わっていなかったようなので、無罪となるものの、所属部隊がなくなるので、自力で再編するのか、どこかに入るのか……
廃貴族は結局回収されず、また姿を消してしまったんだろうな。
普段はどこに隠れているのか判らないみたいだし。
次回 第15話「届かない気持ち」
メイシェン・トリンデン、ナルキ・ゲルニ、ミィフィ・ロッテンがレイフォンの 気持ちを調べるために、合宿に同行。
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