咲-Saki- 第11話「悪戯」
開始早々、五向聴(ウーシャンテン)とあまり良いとも悪いとも言えない久の配牌。
二萬を早々に切っているのに、三萬・五萬に続いて一萬までやってくる。
テンパイした久は、五面張を捨ててドラの一萬単騎待ち。しかも既に2枚が捨てられているので、あがれる牌は僅か1枚だけという地獄単騎。
風越女子の福路美穂子は、久が自ら悪い待ちにする打ち筋が3年前と変わっていないと感じる。
当然ですが、一般的にこんな悪い待ちをする事はあまりありません。
牌によってはあり得ますが、なかなかこの待ちをする奴はいないだろう。点差もそう変わらないのだし。
アナウンサーもちょっと戸惑い気味の直立。
藤田靖子は相変わらずカツ丼食べてます。この人はどんなけカツ丼が好きなんだ。
久は肝心なところでは、悪い待ちをする傾向にあった。
四月頃、入部したての原村和は久の昔の牌譜を見付けて噛み付いた過去があった。わざと悪い待ちにする久が理解出来ない和。久は「ここぞ!」という場面では何故か良い待ちではあがれず、悪い待ちであがれる傾向があるのだという。
それをただの偶然や錯覚でしかないと切り捨てる和だが、世の中には色々な考えがあるのだという。
完全理論派の人間(和や龍門淵透華)
「流れ」を信じたり、ツモった牌に意味が意味があると考える人間(久や井上純)
超能力めいた怪物(天江衣や宮永咲)
ここで黒くなっている人物は、そのうち原作に出るのでしょう。
衣と一緒に出ているのはおそらく神代と宮永照ですが、久と出ている人物は不明。
オカルトだと言い放つ和は、ここぞという時こそ論理的な打ち方をすべきだと主張する和。
「じゃあ、あなたは……
たった一回の人生も論理と計算尽くで生きていくの?」
「そ、それとこれとは話が違いますし。
私も、小学校の先生とか、お嫁さんとか、色々なってはみたいですけど……」
麻雀は一回きりじゃないという和だが、久にとって全国大会は一回限りなのだという。
しかしのどっちの夢はまるで小学生……
「それにねぇ。悪い待ちにして負けてるなら理論派にでも何にでもなれるけど……
私、ここ一番って時に悪い待ちを選んで、
それでいつも勝っちゃうのよね」
揺るぎない心の強さ、これも久の強さの一貫なのだろう。
ちなみにオカルトだなんだと主張している和ですが、ある意味清澄のメンバーで一番オカルトなのは彼女ですから。
目を覚ます和。
中堅戦が始まったばかりだが、久ならば問題ない筈だともう一度寝る事に。
何故か咲に寄り添います。
咲はヨダレ垂らして寝てるが……きっと和にはこんな咲も可愛いに違いない。
直立した久に対して、テンパイとなった文堂星夏。
ドラである一萬が不要牌となる。二萬は場に1枚が捨てられ、手に3枚あるので、一萬五萬での両面待ちという事もあり得ない。
久に悪い待ちにしている牌譜があった事を記憶しながらも、悩む文堂は、自分の打ち方を通して一萬切り直立。
しかも裏ドラまで乗り、跳萬12000点。
五面張ならば蒲原智美と国広一の手からして、あがれる可能性は更に低かった。
いきなりの高得点で、風越はアドバンテージがあがり、清澄は3位に浮上。当然4位に転落した龍門渕では龍門淵透華が白目向いて言葉を失ってます。
東二局。
再びテンパイした文堂は攻める為にも赤五筒を切って直立をかけようとするも、またも地獄単騎の悪待ちで久の直撃。
遂に風越女子は二位に転落。
吉留未春は久保貴子コーチが怒ってるんじゃないかと思うも、試合も見ずに携帯電話を弄っています。
原作ではこの人、何故かいないのですよね。
池田華菜はキャプテン福路が怒っているかと様子を窺うと、泣いてました。
自分が上埜だと気付かなかったからだと、泣く福路を励ます池田は、抱きしめたくなる気持ちをグッと我慢。
二度寝していた和は何か違和感を感じていていて、ハッと気付く。
枕元に置いてあったエトペンがいなくなっていたのだ。
「えとぺん?」
「エトペリカになりたかったペンギンという絵本の主人公で私の友達」
咲が起きているのかと思いきや、寝言でした。
和は服を着ると、相変わらずヨダレ垂らして寝ている咲を置いてエトペン探しの旅へ。
ちなみに寝言と会話すると、相手がバカになるとか、魂が抜けてしまうとか言います。
エトペンを連れている天江衣は、褒められたいからと和を捜していました。もしかしたら友達になれるかも、と期待も抱く。
そこをエトペンを返そうと思っていた田中舞と門松葉子たちが発見する。
相変わらず悪待ちを続けながらも、着実に点数を稼いでいく久。
一人沈みのはじめはそろそろ止めないと、と思っていると久は更にあがり、遂にトップに立つ。
まさに怒濤の逆転劇。
大喜びの清澄の面々。
対して透華は真っ白です。
手のうずきを覚えるはじめ。
2年前、はじめは突然透華に声を掛けられた。自分と3年間麻雀を打って欲しいという透華だが、はじめは小学生の大会でチームのために『手品』を使ってしまった過去を持っていた。
小学生であったため、公式にはただのチョンボ扱いだが、信用を失ってしまったはじめ。
だが透華は彼女が手品なしでも魅力的な打ち手だから、とはじめ欲しいという。
この頃のはじめは発育の悪い小学生なので、下着を明らかに着けいません。何もつけず、あれだけはだけた服でも何も見えないというのはある意味で奇跡。
マジシャンとして最近仕事の少ない父親は、はじめを売ってしまったため、はじめは龍門淵に通う事になる。
手品を使わせないため、拘束具を付ける事になったはじめ。
学校と麻雀を打つ時以外は、龍門淵家でメイドをやる事に。
この頃から、はじめの透華への百合的な感情は始まった。
あの鎖であの手品を防げるとも思えないけど……まぁ、いいか。
チェックポイント! この頃のホッペのタトゥは『月』で、今は『星』なんです。
そういや、衣のところがカットされてたな。
自分を必要としてくれる透華のため、真っ直ぐな自分で行く事を決めたはじめは見事に和了し、少しずつ追い上げていく。
待ちはメチャクチャですが、久も降りる時はきちっと降りる。元々は論理的な打ち手なので、その変はわきまえています。
衣を呼び止める田中と門松。
「子供じゃないっ。ころもだっ!」
端からみるとどう見ても子供です。
――なんか見た事あるな、この生き物。
生き物呼ばわり!!
ペンギンが自分のものだという田中だが、衣は「ハラムラノノカ」のだと
強引にペンギンを奪い取ろうとする空気頭と奪い合いをした挙げ句、ペンギンは引き裂かれてしまう。
哀れ、ペンギンは根の国へ旅立ちました。
前半戦が終了し、清澄の圧勝かと思われた展開だったものの、徐々に龍門淵が追い上げてきて、トップの清澄と最下位の龍門淵の差が僅か6800点というほぼ横一線。
「はじめはやればデキる子!
やればデキる子ですわッ!」
喜ぶ透華ですが井上に「さっきは信じてなかった」と突っ込まれて言葉を失ってる。
福路は自分の知る上埜と、彼女との戦い方を教えるために休憩時間に入った文堂のところへとひた走る。
そして敗れたぬいぐるみを持って泣きながら廊下を歩く衣。
全然和了できずに頭に来るという智美。
「人間は、一番弱いところに“くる”のよねぇ」
原作では説明のない一文ですが、アニメでは判りやすくしています。
要するに、智美のおつむが弱い、と。
風越女子には久のような悪待ちをする人間がおらず、どう対処すればいいのか判らないと弱気になっていた文堂。そこに福路キャプテンが飛び込んでくる。
久は自分を見詰める彼女を不思議そうに見返す。
久の方は生憎とちゃんと相手の事を覚えていないんですよね。福路の方にとってはインパクトが強かったから覚えていたのでしょうが。
始めて一試合が前後編に別れた。原作もこの対戦は少し長いからね。
しかしこのアニメ、1クールだよね。今のペースだと大将戦が終わらないンじゃ?
エトペン関係のイベントが全部時間軸を少し遅らされていますね。
原作のハギヨシ素敵滅法は次回か。
次回 第12話「目醒め」
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