化物語 第2話「ひたぎクラブ 其ノ貳」
豪邸だと聞いていた戦場ヶ原ひたぎの家。
しかしひたぎは母親が怪しい宗教に填って、財産を注ぎ込んで、それでも飽きたらず多額の借金を背負ってしまった。
両親は協議離婚の末に、ひたぎは父親と二人で暮らす事になったという。
住んでいるのは民倉荘というボロボロのアパート。
なんか、作りかけなのか、それとも古くなっただけなのか。感じからすると作りかけで放置されているという雰囲気だけどな。
オープニングテーマ『staple stable』 歌:戦場ヶ原ひたぎ(斎藤千和)
Youtube動画:
今回のオープニングって、今回限りのものなんだろうか。
忍野が老人に影を売ったという昔話を聞かせる。
影を金貨10枚で簡単に売った若者は、町の人々から影がないのはブキミだと迫害を受けてしまったのだという。
若者は老人を捜すも、老人は見付ける事が出来なかったという。
この話は聞いた事があるな。タイトルとか一切覚えていないけど。
助けないが、力は貸すという忍野メメは身体を霊水で清めて、清潔な服で夜中0時にもう一度来るように告げる。
お礼を訊ねるひたぎに、メメはそれならと10万円を要求。
ちなみに阿良々木暦は500万だったとか。
風呂から全裸で出てきたひたぎ。
隠す気ゼロです。
阿良々木は始めて見た女性の全裸にドキドキ。
ショーツとブラは柄物しか持っていないらしい。
パンチラ規制の激しい地上波にあって、大切な場所は隠しているとはいえ、全裸だったり下着姿だったりが修正無しですよ。
「阿良々木くん。
あなたまさか私のヌードを見て欲情したんじゃないでしょうね」
もう良いとか言われて振り向いたら下着姿。
今日のお礼のつもりの大サービスだというひたぎは、「ちょっとは喜びなさいよ」と逆ギレ。
感想を言えと言われて「良い身体してるな」と言われたら一生童貞呼ばわり。
童貞が移るだの移らないだのという話の末、羽川翼の話に。ひたぎは阿良々木が翼に片思いしていると思ったようですが、阿良々木の方は翼が一番駄目な奴が一番可哀想で不等に損をしているのだと。
「それは本当に愉快な勘違いね。
一番駄目な奴は一番愚かなだけなのに」
酷い言われようです。
ひたぎの毒舌全開。
この調子で漫才をいつまで続けるのか、という感じですが。
羽川翼もメメの世話になった事があるから、自分1人の証言ではないから信じられるだろうという阿良々木。
翼のイベントは既に解決しているらしいので、彼女のエピソードは過去の話という事になるのかな。
過去に何度もダマされているため、簡単に信じないというひたぎ。
ちょっと暗い過去を匂わせるひたぎです。
一度来たシャツとカーディガンをまた脱ぎ出す。
髪を乾かすのを忘れていたかららしい……
実は只のバカなんじゃないかと思う阿良々木の気持ちは良く判る。
悪い事をしているわけじゃないという阿良々木に、ズルはしているかもと呟くひたぎ。
髪を乾かして、折角着た服をまた脱いでしまうひたぎ。
服が重いからだとシリアスになったかと思いきや、阿良々木の頭が脳みそがないほど頭が悪いとかまた漫才が……
全てが片づいたら、北海道に蟹を食べに行こうと言い出したひたぎ。
何故か阿良々木も同伴させられる事に……
パスワードは「立入禁止」
メメは大学で神道を学んでいたらしいが、神職についているわけではないらしい。
蟹は退治するのではなく、お願いするのだというメメ。
神は心からの願いを拒むような存在ではなく、神は大雑把だから人間など違いがないのだという。
神にとって人間など、取るに足らない存在だという事。個々の存在など気にも止めないわけですな。
祭壇で御神酒を口にして、リラックスするように促す。
メメは様々な質問を投げかけていく。名前や誕生日、好きな小説、失敗談、初恋の相手、そして「一番辛かった思い出」について問い掛けるメメ。
言い淀んだひたぎに強く問いただすと、ようやく重い口を開く。
母親が悪い宗教に填った事。
そして母親が宗教家を連れてきて……儀式と称してひたぎを犯そうとした。
近くにあったスパイクで殴りつけて助かったが、母親は助けようとはしなかった。
母親は幹部を傷つけられた事で、母親はペナルティを受けてしまった。
自分が幹部を傷つけなければ、家庭は壊れなかったかもしれないというひたぎ。
宗教とセクハラというのは、実際によくある事件ですからね。
多くは表立っていないだけで、かなりの数の被害があるようだしね。
その思いはひたぎの背負うべきものであり、人に任せるものではないという。
目を開けたひたぎの目の前には蟹が。
だが、メメや阿良々木には見えない。
メメは言うべき事があるのではないかと告げるが、言葉を口にする間もなく、蟹がひたぎに襲いかかる。
メメは方針を変更して蟹を叩き付けて、踏みつぶそうとする。
本当にメメには蟹が見えていないのか。それとも本当は蟹が見えていたのだろうか。
蟹が嫌いだというメメは、このまま力尽くで蟹を殺しても一応は解決するというが、ひたぎはメメを止めて自分でやるという。
「ゴメンなさい……それから有り難うございました」
土下座をしてひたぎば自分が背負わなければならなかった事なのだと侘び、自分の思いであり自分の記憶だから、自分で背負うのだというひたぎは、自分の重みを返してくれと鳴きながら訴えかける。
これまで見せていた高圧的な態度が嘘のような殊勝な態度。それほどに彼女にとって記憶を取り戻すのは大切な事なのだろう。本当は母親の事が大好きだったという事か。
小学5年の頃に悪徳宗教に填った母。大病を患ったひたぎに、心の拠り所を求めた母親は宗教に填る。
大手術で健康な身体を手に入れたひたぎだが、母親はそれをきっかけにますます宗教にのめり込み、ひたぎは母親と不仲となる。そうして中学卒業の前に、事件が起き、家庭は崩壊。
そうした中で、ひたぎは蟹と出会う事となった。
宗教で家庭が壊れるのは珍しく無い事です。某統一する教会とか、某創価な学会とか関係でも、良く聞きますから。
個人的には宗教に填るというのは理解出来ないので、そうした人の気持ちは判らない。
日本の神道にしたって、ほとんどは一豪族に過ぎなかった天皇家を神格化させたものをありがたがってるだけで、冷静に考えればただの神話と変わらないんですけどね。そう考えたら某北の国の住人が、国家主席が神様の末裔だと思わされてるのと何ら変わらないわけだ。と、まぁそんな事はどうでも良い。
重し蟹=思いし神=思い歳神=思いしがらみのこと。
母親への思いを捨ててしまって、“ズル”をしてしまった。
今回の事は思い出したところで、壊れた家庭が戻るわけでも、母親が戻ってくるわけでもない。
それでも母親との思い出と記憶を返してもらう事を選んだ。
「何も変わらないなんていう事はないわ。
それに、決して無駄ではなかったもの。
少なくとも、大切な友達が1人出来たのだから」
「誰の事だよ」
「あなたの事よ。
ありがとう、阿良々木くん。
私はあなたにとても感謝しているわ」
阿良々木が大切な友達なのだというひたぎは、今までの事を詫びてこれからも仲良くしてくれたら嬉しいと微笑むひたぎに、顔を赤くする阿良々木。
記憶を取り戻した途端、別人のようにおしとやかな女性になりました。
反則級の微笑みで、そりゃあ阿良々木も鼻の穴を大きくするというものだ。
今後登場する時は、こっちの性格なのか、それとも今まで通りに戻っているのか気になる所ですが、今後は他の女の子がメインになるんだよね。
ひたぎに体重を返したはずが、何故か阿良々木の体重まで倍に……
あのガタイで100kgとかあり得ないですよ。
阿良々木の妹らしき二人も登場したが、彼女らは今後話に絡んでくるのだろうか。
ひたぎ編終了。
僅か2話で終わるんだね。
他の話も2話構成なのか、中には3話のものも出てくるのか。
次回 第3話「まよいマイマイ 其ノ壹」
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