咲-Saki- 第20局「姉妹」
全国高校生麻雀大会県予選決勝大将戦。
宮永咲は3連続カンによる嶺山開花(リンシャンカイホウ)で、数え役満を出し、龍門渕高校の天江衣に対して責任払いをさせる事で遂に勝利を手に入れた。
その日の夜、咲は姉の宮永照が「頑張ったね」「おめでとう」と喜んでくれる夢を見た。
夢の中の照は優しい感じです。昔の姉のイメージはこんな感じなのか。
それが一体、どんな事をして仲違いしてしまったのか。
県予選の決勝戦、注目は優勝候補の白糸台高校の照。
激戦区である西東京で2年連続の全国大会を獲得しているチームの原動力と言える。
授業中にワンセグで試合を見てる奴もいるよ。他の地方の県予選までテレビ中継しているのか?
てか、授業中に携帯電話を使うような輩がいるから、学生には携帯など不要なのです。どうせなら、教師に見つかって没収とかいうシーンを入れて欲しかったな。
原村和と全国大会出場を喜び合う咲だが、何故か今日は部長の竹井久から水着を持って集合と言われていた。
水着で部活!!
スポーツランドで特訓だと言い出した久に驚く和や染谷まこ。
須賀京太郎がいつもの如く、和の水着姿(スイカ柄ビキニ)を妄想していると、片岡優希がそんなに自分の水着姿が見たいか、と言い出す。
実際のところは、全国大会出場へのお祝いと、個人戦に向けて英気を養うという意味があった。
単に視聴者サービスとも呼ぶ。
久:ビキニ+パレオ
まこ:ビキニ
咲:競泳用水着
和:レース付きビキニ+パレオ
優希:スクール水着
和はビーチボールもエトペンだ。
咲はカナヅチでした。カナヅチなのに、よりによって水着が競泳用とはこれ如何に。
まこは本当に古式泳法で泳ぐ気ですよ。
咲たちを始め、後で登場する龍門淵もエンディングで着てる水着ですね。
その頃、風越女子では個人戦に向けて合宿が行われ、福路美穂子は洗濯物であるシーツの取り込み。
そんな福路を説得しようとする池田華菜たち、レギュラーメンバーだが敢えなく失敗。自分たちのために練習時間を作ってくれている福路に対して、団体戦では応えることの出来なかった吉留未春たち。池田たちは個人戦では彼女に勝って欲しいと願う。
福路は実力で言えば、個人戦を勝ち抜ける可能性はありそうだからな。咲や衣のような怪物はともかく、それ以外の面々となら良い勝負をしてくれそうだし。
プールでは水に入るのも怖がる咲を、プールの中に誘う和。
足の着く浅いところで、水に入れた咲は大喜びで和に抱きつく。
1年生4人はビーチボールで遊び、まこは古式泳法でまったり水泳。
そして久は麻雀セットを持ち込もうとして、係員に注意されていた。
まこ、眼鏡掛けたまま泳ぐのか。
久は本気で部活するつもりだったとは。
てか、ここのプール施設の大きさに比べて、全然お客が入ってないけど、経営は大丈夫なのか?
人がいないのはやはり田舎町にあるからなのかな。
VIPルームがあったという京太郎。優希が和と自分のための個室だとか言っていると、そのVIPルームから国広一たち龍門渕高校の6人がいた。
透華もカナヅチらしい。
実はここの正式名称は『スポーツランド龍門』。つまり龍門淵透華の親が経営するレジャー施設の一つだったのだ。
立ち去ろうとした咲だが、透華は和たちを呼び止める。
優希はなんでVIPルームに行く気満々なんだ。普通に考えて、簡単に入れないからVIPルームなんですけど。
振り返った和の揺れる胸に、思わず反応するはじめ、井上純、沢村智紀、透華の4人。
透華は個人戦では負けない、真のアイドルを決めてみせると啖呵を切るも、和にはアイドルが何のことだかさっぱり。
試合の時にはアイドル発言に反応していなかったが、今回は一応反応してくれました。
天江衣は和の持つエトペンビーチボールに大はしゃぎすると、昨日は楽しかったと告げると、和に言い忘れていた事を口にする。
「ハラムラノノカ、衣と友達に」
「あの時はエトペンを持ってきてくれてありがとう。
私と友達になってくれますか?」
「うむ!」
嬉しそうに頷く衣を微笑ましく見つめる龍門淵の面々。
衣・和の複線解消です。
衣は咲にまた麻雀を打ってくれるかと問いかける。個人戦に出れば打てると告げる和だが、衣は個人戦には出場するつもりが無かった。
団体戦で満足し当分麻雀を打つつもりが無かったのだ。またいつか打って欲しいという衣の願いを快く受ける咲。
久が近隣の麻雀をする子が風越か龍門淵に通うと言っていたから、龍門淵はそれほど遠い訳ではないでしょうから、打つ気になれば何時でも打てそうだしね。
VIPルームに移動した透華は、個人戦で必ず勝利すると吼える。
透華に勝利して東京に行きたいのか、と問いかける衣に、透華は去年の東京に行った時の事を語りだす。
ここからコミックスに収録されている外伝のお話。
やはり残りの話はオリジナルを含めつつ、外伝の話をやっていくのかかな。
全国大会に出場し、東京にやってきた龍門淵。
衣は初めての東京に大はしゃぎだが、純は翌日の大会に備えてホテルで休みたいとぼやく。
お腹が空いたという透華は、智紀に自分の舌に相応しいレストランを調べさせようとするが、衣は道中にあった「ハミレス」が良いと言う。
ファミレスの味では衣や透華が満足しないのではないかというはじめだが、ファミレスは両親と唯一外食した事のある想い出の場所でもあった。
その時食べたハンバーグエビフライの味が忘れられないのだという。
衣の父は、莫大な財産を残したが、学者であり教養学部長でもあった彼は読書する事が贅沢という人物で、家族旅行はおろか、外食すら満足にしていなかっただろうと透華は語る。
お嬢だから、透華とかはファミレスに行ったことすらないのだろうな。
他の4人は普通にありそうだけど。
ファミレスは学生時分などには厄介になりました。
ファミレスができはじめた当初は良く家族と行ったけど、一人暮らしを初めてからはとんと行かなくなったな。
ファミレスに入った衣は、想い出のハンバーグエビフライを注文する。しかし運ばれてきたエビフライにつけられたタルタルソースは豆粒程度の量しか乗っていなかった。
「衣……なんか悪いことしたのかな」
涙を浮かべる衣に、透華は怒り心頭で呼び出しブザーを連打する。
やってきた店員に罵声を浴びせようとした透華だが、それを遮ったはじめがネチネチとしたクレームを口にする。
慌てた店員は、容器にいっぱい入ったタルタルを運んでくる。
「国広くんって、微妙にヤな性格だよな」
「ボクは疑問をすっきりさせたいだけだよ」
純の言葉にも飄々と応じるはじめ。
このタルタルの少なさは酷い。ま、私はタルタルソースとかはあまりつけない人なので、いいけど、楽しみにしていたアレは泣けるよ。
大喜びでタルタルソースをつけた海老フライを美味しそうに食べていた衣だが、突然涙を浮かべ出す。
「往時を偲んで、心淋しくなったり、
今が賑やかで楽しかったり、
複雑な気持ちなんだ」
またみんなで東京にきたいと泣く衣に、透華はこれから3年間毎年夏はここに通うのだ語った。
龍門淵の心温まるエピソード。
この当時はまだ完全に透華たちに対して心を開いていなかったという事になるわけだが、それでも一緒にいて愉しい想い出を作ったりしていたわけだ。
すっかりそんなエピソードを忘れていた衣に、透華はだから個人戦を勝ち抜いて全国大会へ出場するのだと語る。
他の4人は透華の付き添いで一緒に東京へ行くのだ、と。
て、個人戦で全国大会へ出場できるのは何人なんだろう。まさか一人とか? せめて4人ぐらいはいそうな気もするんだが。
透華の記憶力に感心する純。はじめが透華は優しいと口にすると、照れた透華はサウナに入るとハギヨシを呼び寄せる。
ハギヨシ、相変わらずどこにいたんだ……この人なら、更衣室とか、密室に出現しても驚かないな。
透華はツンデレぶりを遺憾なく発揮。
鶴賀学園では個人戦に向けて、パソコンで練習中。
しかし妹尾佳織だけば、加治木ゆみの指示で練習なしだった。
彼女のビギナーズラックを維持したい、という考えがあった。
まぁ、ビギナーズラックで役満とか和了る恐ろしい子だからな、この娘は。中途半端に知恵をつけさせるよりは良いかもしれない。
団体戦で彼女が見せたツキの良さと、僅か一週間で手に入る実力を天秤に掛けての事。
ゆみは個人戦ではこれと言った作戦を持ち合わせていなかった。個人の力量では龍門渕や風越のように突出したもののない鶴賀。ゆみの作戦は全てチーム戦を念頭にしたものだと東横桃子に語る。
個人戦はただ後悔の無いように少しでも長く戦いたい、と願うゆみとモモ。
ゆみちんとモモは相変わらずのラブっぷり。
まさか全国に行けるとは思っていなかったまこだが、久は狙っているのは全国優勝だという考えを変えてはいなかった。
「はぁ、長い道のりじゃのぅ」
「そうよ。
今年の夏は……長くなるわ」
高校野球アニメとか、こーゆーのがあるよね……
前回に続いて最終回のようなエンディング。
今回は全国大会前の様子を描いたものらしい。
はしゃぐ衣の後を歩く龍門淵や、出場メンバーが発表される風越、ステルスモモを発見してきて顔を赤くしているゆみちんとか、麻雀部にやってきた咲。
そして現在……各部長達。
この内容の何処が“姉妹”なんだろうか、と思っていたらCパートに少し登場。
西東京大会は先鋒・宮永照が作った点数差を維持するどころか、更に広げての圧勝となった白糸台高校となった。
あれ、照姉は先鋒なんだ。だとすると、咲とぶつからないんでは。それとも全国大会ではどちらかが順番をずらしてくるのか。
照はこの程度の相手では調整にもならないと憂鬱そうに語る。そんな照に、チームメイトの弘世菫は県予選の情報が載った新聞を見せる。
「お前、妹がいたんじゃなかったっけ?」
「……いや、いない」
照、暗っ! 雑誌のインタビューの感じは明るそうだったのに。
現実の照は未だに咲を許してはくれていないらしい。しかもどうやら照だけではなく、他のメンバーも強そうだ。
さしずめ風越女子のパワーアップバージョンというところだろうか。
みんなとプールではしゃぐ咲。
プールで転んだ咲を見つめる和。
「お姉ちゃん、あたし。
お姉ちゃんと会えるよ」
暗い照と対照的な咲。
原作で二人が出逢う事が出来るのは何時のことなんだろうか。
少なくともアニメでは存在しないよな。
次回 第21局「追想」
え、残り話数で個人戦をやるんですか?
もの凄い早さでやらないと、とても片づかないと思うのだけど。
まぁ、雑魚キャラたちは早々に負けた事にしてしまえばいいのかもしれないけど。
他のメンバーもサクサク進んでいく感じかな。
まことともきーにもスポットライトを当ててあげてください。
と、なると最終回当たりのメインは和vs咲かな。
久と福路のアニメオリジナル複線も拾ってくれるのだろうか。
こちらはミラーブログになりますので、基本的にTBは本館(http://ameblo.jp/adam/)へお願いします
| 固定リンク
「咲-Saki-」カテゴリの記事
- 咲-saki-全国編 第13局(最終回)「旧友」(2014.04.08)
- 咲-saki-全国編 第12局「真実」(2014.04.02)
- 咲-saki-全国編 第11局「脅威」(2014.03.30)
- 咲-saki-全国編 第10局「仲間」(2014.03.18)
- 咲-saki-全国編 第9局「出撃」(2014.03.13)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント