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2009年8月 6日 (木)

ティアーズ・トゥ・ティアラ -Tears to Tiara- 第18話「機関」

生命の門を破られたアヴァロン城。夜に戦いは休止され、朝焼けが城を包んでいた。
恐怖を素直に認めるオクタヴィアに、自分も本当は怖いがゲール族は恐怖を認めてはいけないのだというモルガン。
そんなモルガンへオクタヴィアはコロシアムで自分を真っ先に助けてくれた礼として、赤枝で作った首飾りを送る。
二人は手を握り、最後まで戦い抜く事を誓う。
何ですか、この百合百合しさは。すっかり二人だけの世界を作っちゃってるんですけど、この二人。
朝焼けの中、帝国軍の攻撃がいよいよ開始される。
「今日でこの戦いも終わる。
 そんな気がします……アロウン様」
眠り続けるアロウンを見守るリアンノン。
第2の門を破ろうとする帝国軍の攻撃の音に、リムリスとエルミンは思わず恐怖に身を寄せる。
いよいよ戦いも最終局面。
戦いの決着を予感しているのはリアンノンの宣託の巫女としての力でしょうか。

タリエンシンたちブリガンテス族を味方に引き入れたアルサルの下に、兵士を引き連れたオガムが合流する。
友のために戦い、友と肩を並べて戦う、それがアルサルの出した答え。
そんなアルサルの結論を認めたオガムは、ゲール族の指揮権をアルサルに譲渡する事を告げ、ゲール族もまたそれを賛同する。
自分たちの存在を知らない帝国軍に対して、彼らは奇襲を掛ける事とする。
オクタヴィアたちが置き去りにした兵士はオガムが取り纏めていたようだ。巨人と戦ったわりにピンピンしていますよ、この人。

敵の放った火炎を水の魔法で消し続けるスィールだが、魔法の使いすぎにより思わず倒れかけてしまう。自分の力不足を嘆くスィールに、ナナカマドの実を差し出すエポナ。
泣き言など聞きたくないというエポナ。ラスティもまたスィールを励ます。
ナナカマドの実というのは妖精族に力を与えるような特殊な木の実なんでしょうか。エポナは金を請求して場を和ませようとしてくれたのですね……たぶん
戦い続けるゲール族。いよいよ門が破られようとしたその時、リアンノンの部下が角笛にて招集の合図を送る。
いよいよ最後の門。しかしアヴァロン城はあまり篭城戦には向かないつくりになってるね。
正門から天守閣までの道が一直線というのは、城としての作りは三流だ
基本的に攻め落とされにくいようにするため、西へ東へと入り口を振り分けるのがセオリーなんですが。他にも高低さを付けたり、創意工夫がありそうなのに、アヴァロン城は硬い門があるだけなんだもんな。

リムリスとエルミンはみんなが戻ってくるからと、アロウンの分も含めた食事を準備。
リンゴの木は燃えてしまったが、戦いが終わればまた新しい苗木を植えようと約束する。
絶対にみんなが勝つと信じる事にしているのですね。実際に戦えない彼女たちに出来るのは、仲間を信じることなんでしょう。

デキムスは最後の門が王へと続く門だと口にする。
最後の門を破ろうと迫ったガイウスは、いよいよ自分が王になるのだと笑うが、そこにアルサルとゲール族が駆けつけて来る。
「アロウン!
 オレは戻ってきた。
 オレはここに戻ってきた!
 多くの戦友と共に!!」

アルサルは戦いながらアロウンに訴えかける。
これが自分に求めた答えなのだろうと叫ぶアルサル。そんなアルサルの声が届くはずがないと、帝国軍が最後の門を破ろうとしたその時、門が内側から爆発した爆弾
「うるせぇな。
 がなり立てるんじゃねぇよ」

黒煙の中から姿を見せるアロウン。
その姿に喜ぶリアンノンや仲間たち。
アロウンは何も門をふっ飛ばさなくてもいいのに…
「待ちくたびれたぞ、アルサル」
族長の復活に、ゲール族は一気に活気づく。
「一気に逆境だな」
形勢逆転を感じながらも、ガイウスは帝国兵に檄を送る。
疲労のない援軍と勢いを取り戻した城内の敵による挟撃では、流石に勝ち目が薄いよな。
アルサルが戻らないものと高を括っていたガイウスの落ち度か。

アロウンへと駆け寄るリアンノン。
そこにガイウスが切り込んでくるが、アロウンは迷うことなくリアンノンを抱きとめ、ガイウスの剣はアルサルが受け止める。
アルサルがやってくる事を信じて躊躇無くリアンノンを抱き締める事を選ぶところが、アロウンの信用の大きさの現われという事か。同時に彼を倒すのが自分の役割ではないという事でもあるのか。
「おまえさえ、おまえさえ倒せばこの戦いは終わる」
「無駄だガイウス。
 オレを倒してもこの流れはとまらん」
「なんだと」
「いつか言っただろう。
 オレの目的はレギアスだ」
レギアスとは王権を意味する。アロウンの道が王道であるというガイウス。
「まだ判らんのか、人間!!」
アロウンの赤い瞳の力に思わず退くガイウス。
流石は魔王様、本気になれば眼力だけで人間の身を竦ませてしまいます。
本気で戦えばアロウンならガイウスを倒すことは可能なんでしょうが、そこを敢えてアルサルに戦わせているというところか。

友のために戦うのだというアルサルを笑うガイウスは、自分の目的のためにだけ戦いに勝つだけだと主張するガイウス。
彼の目的を野心だというアルサルだが、ガイウスはそれを理想だと主張する。圧倒的な力でアルサルを追いつめていくガイウスだったが、二人の戦いを見つめながらも笑みを浮かべるアロウンの姿に動きが止まる。
レギアスとは王権を意味と同時に、小さな王を意味する言葉。
アロウンは自らが王になるのではなく、アルサルを王に育てる事が目的だと気付いたガイウス。
基本的に今も昔も自分が王になるつもりなどさらさらなく、王となって人間を導く者を育てるのが彼の望みなんだな。かつては妖精王プィルで、今はアルサルというわけか。
二人の王はいらないと、ガイウスはアルサルとの決着につけようと戦い続ける。
例えアルサルが神に認められようと、自分が疫病神にそっぽを向かれようと、自分の手で王の座を掴み取るというガイウスだが、遂にアルサルの剣が彼の体を切り裂く。
純粋な剣の実力ならガイウスの方が上だったわけですが、結局はアルサルに勝てなかったのは彼が王になる者ではなかったからなのか。

敗北したガイウスはアルサルを「小さな王様」と呼ぶと、最後に投降する兵士たちの命を救って欲しいと願う。
昔のアルサルなら、敵兵は殺していたところですが、今なら引き受けてくれますね。
駆けつけたデキムスはアルサルに挑もうとするが、ガイウスがそれを止めると投降するように命じると、デキムスはガイウスの言葉に素直に従う。
「なぁアルサル。
 俺たちにはきっと、もっと別の道があったんじゃねぇかな。
 どうしてだろうな、俺たちは本当は仲良くやれたんじゃねぇかって、
 今頃になって思えてきたぜ。
 アロウン、アルサル……どうか、見つけてくれ。
 オレの代わりに、もっと寛容で、自由な世界……」
願いを託して命尽きて倒れるガイウス。
ガイウスも野心はもったものの、世の中を良くしたいという思いを抱えていたのは同じ。ただ立場やら過程が違ったために、敵となってしまったというだけ。オクタヴィアのように判り合う機会があれば違ったのかもしれないが。

ガイウスの願いを自分が叶えることが出来るのか、何故王と呼んだのかと不思議に思うアルサル。
「おまえはもう歩き出してるんだよ。
 開かれた門の先を」

アルサルは自分をまだ一の戦士という自覚しかなく、王はアロウンだと思っているでしょうから、自分が王になるとかはまるで考えていないのだろうね。
アロウンの方も変に伝えて意識させるのではなく、少しずつ彼に王としての自覚を芽生えさせていくつもりなんだろう。

ガイウスの敗北を伝えられた評議会。
そこに皇帝の庭師という白き男が姿を見せる。
皇帝が亡くなったいう彼は、少しは皇帝に期待したものの所詮は人間のやることだったと告げると、評議会の人間を焼き払う。
「すべては世界の新生のため。
 世界を焼き尽くすための薪は、どれほどあっても余ることはないのです」

炎に包まれながら笑い続ける白き男・レクトール。
アルサルにとって本当の仇で、12精霊の一人ですね。彼が皇帝なのかと思っていたら、ただの庭師のフリをして皇帝の側にいただけなのか。皇帝ぐらいは正体を知っていたのか、何かしら魔法で精神操作されていたのか。

ラスボスが自ら帝国のゴミを排除してくれたので、残すはラスボスとの直接対決だけという感じになってきました。
オープニングでは魔物のような怪物と戦うシーンがあるので、彼がそうしたのを引き連れて人間の抹殺に動き出すのだろうか。

次回 第19話「夜の子供」

ひとときの平和を手に入れたアヴァロン。
次回は妖精族メインの話っぽい。スィールとラスティはすっかり二個一。
タリエンシンは幼い頃にエポナと出会っていたりするのか?

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