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2009年8月 3日 (月)

化物語 第伍話「まよいマイマイ 其ノ参」

お腹が空いたと言い出した八九寺真宵に、阿良々木暦は戦場ヶ原ひたぎが戻ってきたら食事に行こうという事に。ちなみに真宵に好き嫌いはなく、暦の腕も美味しかったと……

オープニングが今回はなしです。
ちゃんとオープニングが存在しているのは今後も其ノ貳だけなのかな。

母親に会いたいのだろうという真宵だが、暦の口ぶりはあまり両親と親しくないような感じ。
それは暦が中学生までは優等生だったが、高校になって勉強についていけなくなって反動が生じたせいだ、と。
妹にはそれでいつまでたっても大人になれないのだ、と言われてしまった。
遅い反抗期を妹に指摘されてしまっていたのか……

子供のままだという暦に、自分もだという真宵。
クラスでは発育の良い方だという真宵に、胸がそれなりにあったと納得。
胸を揉んだ暦と真宵は喧嘩再び。
小学生相手に強引にセクハラを迫ろうとして喧嘩する高校生……
ボクではないと信じたい、て思いきり本人ですから。とゆーか、それ以外にありえませんから。現実逃避してどうするよ。

喧嘩は終了。
暦は妹とのとっくみあいの喧嘩はしょっちゅうらしい。
とっくみあいの喧嘩なら簡単に謝ることができるものの、しかし今回は妹と口論してしまい、どう謝っていいのかが判らない。
そんな暦に、真宵は自分の両親について語り出す。
世間では仲の良い夫婦と言われていたが、真宵は二人の仲の良い姿を見たことがなく、しょっちゅう口論をしていたと言う。そして破局し、真宵は父親に引き取られた。
それでも両親の事が好きな真宵は、母親に会いたいと願うも父親はそれを許さないのだという。
いつか母親の事を忘れてしまうのではないか、と不安を覚える真宵。
世間体を気にしていたけど、家の中はとっくに冷え切っていた夫婦だったわけだ。しかし夫婦の不仲など子供には関係ない、と。

忍野メメのところから戻ってきたひたぎは、匂いで敏感に羽川翼がいた事を察知してプチ嫉妬。ただし暦は気づく様子がありませんけど。
何故か暦に謝らなければならないと言い出す。
物事は二つの視点から観測した場合、異なる結果を生むことがある。その場合、どちらか一方が正しいという訳ではないのだと説明された。
いまいち彼女が、何を言っているのか判らない暦。
明らかにひたぎの言葉について行けてない暦。
蝸牛から離れれば、事は解決するという。
真宵は会いたくて蝸牛に出逢ったはずではないが、事は「暦が真宵から離れれば」解決する。
ひたきには真宵が見えないのだという。
ついに明らかになった真実。メメが言葉を濁らせていたのは、そういう事だったわけですね。
ひたぎ以外の人が目撃したら、それこそ間抜けな姿だったのだね。

パスワード「アルバム」

一〇年前の事。
とある夫婦がいた。夫婦は喧嘩の末に、離別。一人娘を父親が引き取ることとなった。
どんな思いも風化し、劣化する。母親の顔を思い出せなくなってしまった。
そして一人娘は母の日に母親に会いに行った、けれど、娘は母親の家に辿り着けなかった。
「どうしてでしょう。
 どうしてでしょう。
 どうしてでしょう。
 本当にどうしてでしょう。
 信号は、青色だったのに」

以来、ずっと迷い続けてきた真宵。
10年前という事は、実際には真宵は暦やひたぎよりも年上なのか。
迷い続けて10年間とは。
幽霊でも確かに存在しているから、ひたぎに与えられた傷は本物だったと。

目的地に辿り着けなかった者が、他者の帰り道を阻害する。
それが八九寺。
ひたぎにはずっと何も見えず、声も聞こえず、ただ一人で喋り暴れていた暦。
それを言えなかったのは、暦に見えて自分には見えないという事実から、自分の方がおかしいのだと思ってしまうから。ずっと普通ではなかったが故に、自分の方がおかしいという結論を生んでしまう。
そう思いたくなくて、暦にそう思われたくなくて、見えていると嘘をついた。
自分が人あらざる者であったが故の不幸とは。

蝸牛に行き会ったのは……ボクだったのか。

迷い牛に出逢う条件はただ一つ、家に帰りたくないという思い。
だから、家庭に不和を持つ翼にも真宵を見ることが出来た。
何故翼には見えていたのかと思ったら、そういう事だったのですね。

迷い牛から離れるのは簡単。
悪質な存在ではない彼女について行かなければ済むだけの事。
翼はついて行かなかったから、別に迷うことも無かった。同じように暦も真宵を見捨てれば事が解決する

しかし暦が知りたかったのは、どうやったら真宵を母親のところへ連れて行けるのかという事。
「判ってるの、阿良々木くん。
 その子、そこにはいないの。
 其処こにはいないし、何処にもいないの。
 八九寺、八九寺真宵ちゃんっていうんだっけ、その子は……
 もう死んでるの。
 だからその子は、怪異に取り憑かれてるじゃなくって、怪異そのものなの」
「だからどうした!!」
ひたぎの、メメの言葉を受け入れようとはしない暦。
真宵は暦や翼に会う早々に「ついてこないでください、あなたの事は嫌いです」と言い放つ。
それは彼女が自分に着いてきて欲しくなかったから。
真宵の暴言も、視点を変えれば合点がいってしまったわけだ。
かつてひたぎが誰も自分に近づかないようにしていたのと同じように、真宵は自分を見ることが出来る相手がいても、迷わせないように自ら遠のけてきたのですね。

彼女の気持ちを自分たちも違う形で経験してきたはずだという暦は、それでも母親の下へと送り届けるのが自分の役目だという。
同じように怪異に行き会った者だからこそ、彼女の苦しみを共感出来てしまう。そしてなんとかしたいと願う。
そんな暦の結論を予測していたひたぎは、ようやく暦の事を実感出来たという。
以前、暦はひたぎが普通ではないと知った時、暦はその日のうちに彼女へと声を掛けた。
「どうしてかしら。
 阿良々木くんはひょっとして私だから助けてくれたのかしら。
 でも、そうじゃなかった。
 そうじゃなかったみたい。
 そうじなくって単純に阿良々木って、誰でも助けるだけなのね」
怪異に出逢ったひたぎ。それ以降彼女の秘密を知った人間を何人もいたが、暦のように接してきたのは彼だけだった。
きっとひたぎも忍野も、暦がそういう選択肢を選ぶという事を薄々気付いていながらも、一般的な方法を示したという事なのだろう。

暦からの最後の伝言として、裏技を伝えられたひたぎは綱手の家に行くという。
裏技を教えられていたのだから、やはり最初から予測していた結果という事だ。
「それから、阿良々木くん」
「なんだよ」
「I LOVE YOU」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「……おめでとうございます」
突然の告白。
先ほどの言葉で、ひたぎの中で結論が出たから告白したのでしょうが、暦の脳が処理に追いついていませんから。

蝸牛の特性は「情報を蓄積出来ない=記憶できない」という事。
その力は怪異に出逢った暦はもちろん、見えないひたぎすら迷わせてしまう。
しかし知っていても対応は出来ない。
区画整理などで新しく出来た道などを、記憶できない迷い牛では目的地へとたどり着くことが出来ない。

そしてたどり着いた先、そこには何も無かった。
真宵の家があった場所は、既に売却されてしまっていた。
ショックを受ける暦。
だが、突然泣き出した真宵は、駆け出す。
「ただいま、帰りました」
何も見えない家に帰り、真宵は姿を消した。
例えそこに家は実在しなくても、10年間停滞して迷い続けている真宵には家が見えていたという事か。
本当の母親は別のところに引っ越してしまったのかもしれないが、そんな事は関係ないという事ですね。

そこそこ格好良かったというひたぎに、暦は今回働いたのはひたぎの方だと答える。
ひたぎの言っているのは、そうした活躍についてではないのだが。
「ところで阿良々木くん」
「ん?」
「まだ返事は聞いていないのだけど」
「あぁ」
「どうするの?」
お返しがどうこうというのは、暦の方から告白させようとするためのただの口実だった。
ツンデレちゃんだから、素直に好きだとは言い出せなかったのだね。

暦に特別な恩義は感じていないというひたぎ。
「誰でも」助けてしまう暦だが、例え自分以外の者を助けていたとしても、ひたぎは暦を特別に感じてしまったのだろうという。
強いて言うなら、暦と話をするのが楽しいのだというひだき。
「だからもっとあなたと話したい。
 なんていうか、ね。
 阿良々木くんを好きになる努力をしたいの、て感じなのかもしれないわね」
「そうか」
「そう」
愛情に飢えていて、ちょっと優しくされたら惚れてしまう女に目をつけられたと思えというひたぎ。
暦は一つだけ条件――約束を出す。
それは見えているものを見えていないフリをしたり、見えていないものを見えているフリを、今後一切なしとすること。
「もしも意見が食い違ったら、その時はちゃんと話し合おう。
 約束だ」
「お安いご用よ」
帰ろうという暦の腕を掴んだひたぎは、「言葉」にして欲しいと告げる。
間接的にはOKと言っているものの、明確に答えた訳ではない。
だから答えをちゃんとした形にして欲しいというのは、自然な事。男には話さなくても判る、という思いが多々あるけど、やはり気持ちというのはちゃんと形にしないと伝わらないものですから。そうしないとどこかに不安が残る。

「流行るといいよな」
「はい?」
「戦場ヶ原、蕩れ」
「蕩れ」は「萌え」の上級用語。語源は「蕩ける、蕩く」から。つまり金属などが解けて液体になってしまうほど、怒りなどがとけ心がやわらぐほど、対象を好きになったという事。
ちなみに、何故彼がこんな表現したかと言えば、第3話を見直してみましょう。
そこで暦を見つけたひたぎは自分に見蕩れたのか、と口にしても見「蕩れ」る事について説明していたからですね。

ED。
暦は来年の母の日は家の敷地から一歩も出ないと約束した事で、阿良々木月火、阿良々木火燐と仲直り。
そして学校へと向かう途中、暦は真宵と出逢う。
「阿良木さん」
「それだと“良”が少ないからな」
「失礼、噛みました」
阿良々々木→阿良々々々木→阿良木と変化です。
「何してんの?」
「うわ、いぇ……
 なんというかですね。
 ええっとですね。
 私、無事に自爆霊から、浮遊霊に出世しました。
 二階級特進というわけです」
「へぇ」
「あの、阿良々木さん。
 私しばらくはこのあたりうろうろしてると思いますから。
 見かけたら話しかけてくださいね」
成仏した訳ではなかったらしい。普通に受け入れてる暦はすげぇな。
てか、自爆霊よりも浮遊霊の方が階級上なのか。

次回 第陸話「するがモンキー 其ノ壹」

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コメント

「自爆」ではなく「地縛」霊…(;;^ω^)

投稿: とーりすがり | 2009年8月 6日 (木) 23時57分

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