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2009年8月14日 (金)

狼と香辛料Ⅱ 第6話「狼と信ずべき神」

ホロを賭けたクラフト・ロレンスとフェルミ・アマーティの勝負。
厳しい勝負は、ディアン・ルーベンスの使いが黄鉄鋼を持ってきてくれる事に掛かっていた。中途半端な売りは、むしろ市場を活性化させて値を上げる結果にしかならない。

ホロの姿を捜したロレンス、一人でいるホロを見つけると、アマーティに味方するホロが自分を動揺させようとしているのではないかと考えてしまう。
そうしている間にも黄鉄鋼は更に買いが進み、じりじりと値を上げていく。

2割上がればアマーティの黄鉄鋼は銀貨960枚分となり、自分の財産を削って銀貨1000枚を揃える事が可能となってしまう。
アマーティが勝負に勝利しても、ロレンスに金が入るため商人としては成功といえるが、金を積んで二度と手に入らないものを失ってしまうことになる。
商人としては成功でも、人として失敗というバッドエンドルートですから、それは。

更に続いていく高値。
ロレンスはアマーティがホロを捜している姿を目にするが、その時、一人の商人が売りへと走る。アマーティが売りに走ったのではないかと感じるも、まだアマーティは売りに動いていなかった。
安堵したロレンスの下に、エウ・ラントが店に銀貨250枚分の黄鉄鋼を売りたいと申し出た商人がいたことを報せにやってくる。
ロレンス……余裕無さ過ぎる。
そーゆー状態は商人たる者、ピンチだろうとポーカーフェイスでないと相手につけ込まれるばかりだよ。

黄鉄鋼の買い付けに急ぐラントは、マルク・コールが語った信用売りの毒について思い出す。
銀貨500枚分の黄鉄鋼の証書。高値の内は価値があるが、本来の価格に戻ってしまえばそれはただの紙くず同然となり、誰もその証書を買おうとはしない。価値の殆どない証書の所有者は一気に財産を失うこととなってしまう。
アマーティはまだ商人としての経験が浅いから、その事実に気付いていないという事なのか。

アマーティがホロの姿を追い求めている間に、変動する相場に対して、遂にロレンスは手持ちの黄鉄鋼を売りに出る。
ディアナの400枚分の黄鉄鋼が今手に入れば、相場の空気を一転させる事が出来る。
そこに250枚分の黄鉄鋼を持ってやってきたラント。
今回の功労賞は実はラントなんですね。
万全を期すならばディアナの使いを待つべきだが、果たして本当にやってくるのかどうかも判らない。
悩むロレンスは今しか勝負の時はないと動くも、時遅く更に買いが発生して値が上がってしまった。
アマーティが信用売りの毒に気付いたのではないかと焦るロレンス。
今回のロレンスはひたすら焦りまくり。

ディアナの使いを名乗る少年が現れる。
ディアナからの伝言として交渉が決裂した事を知らされたロレンスは、ホロと合流したアマーティの姿を力なく見つめる。
気落ちして諦めてしまうロレンスはラントに諦めるのかと怒鳴られてしまう。
常々諦めるなとマルクに教えられていたというラント。
「金儲けの神様は祈っている奴のところに来るのではない。
 諦めが悪い奴のところに来るのだと。
 これを言ったら……ロレンスさんにぶっ飛ばされると言われました!
 でも言います!!
 私は一目見た時から、ホロさんの事が好きでーーーす!!!」
アマーティの言葉に商人としての本分を思い出したロレンス。
こんな見習いの子供に諭されるヘタレ男……
しかしホロはモテモテだな。

諦めの悪い奴は、信じられないような希望的観測をする奴の事。
仮説は幾らでもたてる事が出来るが、複数の仮説を立てれば迷いが生じてしまう。
どんなものでも危険があるように思えるが、迷わないように道標を持っておくことが漂人に必要な事。
信じる事の大切さを思い出したロレンスは、石を売ったら噂を流して欲しいとラントに頼む。
「キミは神を信じるか?」
ロレンス、ようやく立ち直りました。
ホロがいなくなっていた理由なども、思い当たるところが出来て自分のカンとホロの事を信じての行動に出たのですね。

ラントに笑いかけたロレンスは、銀貨250枚分の黄鉄鋼の売りに走る。
そして同じタイミングで、ホロが銀貨400枚分の黄鉄鋼を売りに出た。
「たわけ」
「悪かったよ」
ベタ甘カップルが、そんな売り場の前でいちゃつかないでくれ。
ロレンスはようやくディアナと交渉したのがアマーティではなく、ホロなのだと気付いた。
二人が売りに出たのを切っ掛けに、商人たちは一気に売りに走る。
アマーティはただ呆然と膝を落とす。
結局、最後はホロに助けられるのね。商人達が動いたのは大量に売りが出て値が一気に下がったからなのか、ラントの流した噂も作用しているんでしょうけど。
ホロがロレンスを助けに動くとは思っていなかったのか、アマーティも未熟。

結果としてはアマーティは大損には至らないが、精神的ダメージが大きかった。
商業組合の立会人からは「人の女に手を出した罰」と言われてしまう。
ホロはアマーティに言われた「ある言葉」が絶対に許せないため、もっと手ひどく別れるつもりだったという。ホロの怒りっぷりに、ロレンスも何を言われたのかは追求しない事に。
果たして何を言われたのかは気になるところですが。
アマーティはロレンスの事を気に掛けていたものの、本当にホロの心を掴めていない事を理解出来ていなかった時点で負けなんでしょう。
あのままロレンスが諦めて負けていれば、ホロは二人ともの前からいなくなっていたというところか。

ホロに謝るロレンス。
アマーティとの契約についてはロレンスの独り善がりでしかなく、最大の問題点はロレンスがホロを信用できていなかったところにある。
ホロのフードについていた白い羽は、彼女がディアナから黄鉄鋼を購入したのがホロであるという合図だった。
しかしロレンスはホロが完全に敵に回ったのではないかと、逆に自分を罠に嵌めようとしているのだと勘ぐってしまう袋小路に迷い込んでいた。
ホロの真意を見抜けずにいたロレンス。
ヨイツの事で取り乱したホロが言った言葉も、拒絶だと思いこんでいたホロの言葉は、実は我に返っての反省の言葉。
全てはロレンスの早合点による空回りだった。
ホロは誓約書を見たロレンスが部屋にまで飛び込んで来てくれるのを実は期待していたのかな。

ホロはロレンスと知り合ってまだ短い時間だが、浅からぬ関係を築くことが出来たと思っていた。
そんなホロにロレンスは、ホロと旅を続けたい訴えかける。
「なら、わっちはぬしのなんじゃ」
「言葉ではとても言い表せない」
「なんじゃ、そのしょっぱい台詞」
「塩が効いてる干し肉が好きだろう?」
「大嫌いじゃ」
ホロの手を取ったロレンスだが、ホロに手を囓られてしまう。
かぷっとアマガミドキドキ バカップル再び……

ホロはアマーティからの話でロレンスの行動は手に取るように判っていた。
ディアナのところへ言ったのは、別の目的だった。
手紙の匂いを頼りにディアナを訊ねたホロは、ヨイツがどこかに存在していると嘘を伝えてくれと頼んだものの、ディアナはそれを無碍にしてしまった。
もう少しで了承させる事が出来るところまで話を進めた時に、ロレンスがやってきたのだ。
そこでディアナはロレンスの覚悟のほどを見届ければいい、策を巡らせたのだ。
ロレンスが最後にディアナにした質問、異教の神と人がつがいになったという伝承を訊ねたところも聞かれてしまっていた。
ディアナは人では無かったのだ。
部屋にあった沢山の白い羽は、ディアナのものなのだ。本性は巨大な鳥だったが、旅の僧侶に惚れて共に教会を作ったものの、年を取らないディアナを僧は怪しみ、二人の関係は……
ま、そんな気はしていましたが。錬金術師として、あーゆー場所に身を置いていれば、誰も不審がらないという事なのか。接触する人間も最低限の信用できる相手だけだろうし。
「わっちは、故郷に帰りたい。
 たとえ……無くなっていても」

「……着いたらどうするんだ」
ロレンスの質問に対するホロの返答はない。
町は祭りにに湧き、異教の神に見立てた藁人形が炎に包まれていた。
二人は腕を組んで祭りへ……
ひとまずハッピーエンド。
ヨイツへと向かう旅は続き、ヨイツに辿り着いてからどうするのかは不明という事か。そこがあろうとなかろうと、お別れになるのか、共に生き続けるのか。

次回 第7話「狼と戯れの日々」
次はちょっとインターバルというか、新章の導入編らしく、明るい脳天気な話でしょう。
次回もあ~ま~が~みキスマーク

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