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2009年9月 2日 (水)

シャングリ・ラ 第22話「永遠乃絆」

死んだミーコの復讐を遂げるため、アトラスの後継者となるべく、連なりの森の独り長い祭壇を息を切らしながら登る美邦を見つめる小夜子。

国連の攻撃は失敗に終わり、メデューサは核の冬で人類を滅ぼそうと世界各国の軍事ネットワークに侵入を始めた。
北条國子はメデューサを止める方法を求めて、超特急でアトラスの連なりの森へ。
「……死ぬかと思った」
「オカマの銀がなければ、今頃死んでたわよ」
「好きよ、モモコさん。
 こんな時でもユーモアを忘れないなんて」
モモコ本当に余裕あるよな。
本当にオカマの銀ってなんだよ。てか、幾らなんでもあげたりすることは出来ないだろう……

國子達もその場所に到着するのだが、警備兵の銃撃を草薙国仁が応戦している相手をしている間に、國子とモモコは美邦の下へひた走る。
メデューサを止めるにはゼウスが必要だと美邦を止めようとするが、小夜子が妨害する。
メデューサの事など気にもとめず、決めるのは美邦だという小夜子。
そんな小夜子にモモコが攻撃する。
「来たわね、オカマ」
「来たわよ、変態」
小夜子vsモモコ 第2戦ですか。

このままでは世界が終わってしまうと悲嘆に暮れる石田香凛だが、メデューサを止める事は敵わない。クラリス・ルッツは神様の裁きだと諦め始めるも、張(チャン)はロシアかアメリカの軍事ネットワークがハッキングされたら本当に終わりだとクラリスを批判。
「神様なんかじゃない。
 神様なんかじゃない!
 世界を滅ぼそうとしているのは、私が!
 私たちが作ったメデューサなんだ。
 止まって、止まってよメデューサ」

しかし香凛の願いもむなしく、メデューサ動きは止まらない。
もはや香凛たちでは手も足も出ない状態なんですね、メデューサは。

世界の炭素指数の動向をうかがう秦総一郎と九土省吾。
「秦くん、昔、核の時計というのがあったのを知っているかい?」
「いいえ」
「米ソ冷戦華やかなる頃のパフォーマンスでね。
 両国の緊張が高まり、全面核戦争が近いというのを時計で表したんだ。
 今それがあれば30秒前くらいかな」
余裕があるように見えて、実は吐きそうだという省吾に、総一郎はゼウスを使ってメデューサを封印すべきだと主張するが、それ既に涼子によって却下されていた。
涼子が何を考えてそうしているのかは、幹部である彼らにも明かされていないのだな。彼らは中枢メンバーではあっても、涼子にとってはあくまでおとなしく従う賢い犬程度の認識か。
「メデューサにはやれるところまでやらせておけ」と言われたのだという。
「そんな……世界が破滅しても構わないというのですか?」
「涼子様は世界の破滅よりアトラスの後継者の方が気になるらしい」
「そのことで一つ質問があるのですが」
総一郎は省吾の頭に銃を突き付ける。
総一郎が銃を向けていたのは彼だったのか。

美邦は病気であまり長くは無かった。
美邦が太陽を浴びることの出来ない病気であり、モモコは小夜子が美邦を治すための研究をしていた事を見抜いていた。彼女の娘もまた同じ病気で死んだからこそ、美邦のために必死に研究を続けていたのだろうと。
単にディグマ1として力を与えられた代償で太陽の下に出られないとかかと思っていたら、普通に病気だっただけなのか。

このままでは世界が滅ぶ。
後継者になっても構わないから、ゼウスを使用させて欲しいと願う國子。世界の破滅という言葉に驚く美邦だが、小夜子が國子を取り押さえて共に階段を転げ落ちる。
小夜子は自分を振り返らずに、前だけを向いて進めと美邦を促す。
小夜子の身体能力が凄くないか?
國子はディグマ2として、常人離れした身体能力を持っていたはずなのに、それにあっさりと追いつくなんて。

「僕がやったと?」
「他の親衛隊には無理だ。
 となると僕達の4人のうちの誰かでしょう。
 紫音にできる筈がない。
 烈音は弟が涼子様の傍にいる以上そんな危険な真似はしない。
 となると残りは……
 前から不思議だったんですよ、何故彼女があそこにいるのか」
「美邦様のお付きだからだ」
「そうじゃありません、彼女の身柄は一度拘束された。
 誰かが手引きしなければ絶対抜け出せない。
 彼女が監禁されていたのはここアトラス公社ですよ」
今まで黙っていたのは省吾の狙いがなんなのか判らないからだったが、後継者候補たる美邦が連なりの森にたどり着いた今が頃合いかと思い訊ねたのだという。
「秦くん、彼女は僕の姉だ」
「……!?」
姉弟揃って眼鏡か……言われて見れば似ているという気がしないでもないが。

不意をついて総一郎の銃を持つ手を跳ね上げると、彼の足にピックを突き刺す。
かつて涼子は省吾に、小夜子と寝てみないかと言い出した事があった。
その時は冗談だろうと断ったものの、涼子の言葉が残っていた省吾は、小夜子がゼウスにハッキングを仕掛けた時に、小夜子の情報を調べた結果、自分と腹違いの姉だと判明したのだ。
そこでようやく気付いたのだ、涼子の言葉の意味に――
「あの人は僕に犬畜生のような真似をしろと言ったんだ。
 実の姉と寝ろとね!」

今の彼の戦い方も、小夜子に学んだ物なのだという。
先日まで姉とは知らなかったから、愛情などは無いが、身内として助けるぐらいの事は構わないだろうと笑う。
涼子のしようとした事を「らしい」と納得した総一郎は、これから省吾がどうするのかと問いかけるも、どうもしないのだと応じて省吾は総一郎に銃を向ける。
そうやって他人を小馬鹿にして生きているというのが、いかにも涼子らしい内容です。
もし本当に寝たら、きっとその後で省吾に本当の事を言って笑っていたのだろう。

連なりの森をへと登りきった美邦を涼子が出迎える
「ようこそいらっしゃいました、美邦様」
涼子は3つの御印を差し出すように告げる。
國子の世界が滅びるという言葉を下界の猿の戯言だと一蹴する。躊躇する美邦に涼子はミーコの敵という言葉をちらつかせて、決断を促す。
美邦は涼子に3つの剣を渡すも、他の二人ならばともかく、ディグマ1だけは認めないというそれは一度アトラスに拘束されたにもかかわらず脱走した小夜子が付き人としているため、後継者とは認めないのだと言う。
完全に言いがかりですよね。
おそらくは全てが美邦を孤独にして、絶望の淵に追いやるための細工だったのだろう。
「美邦様、この女を捨てて下さい」
涼子はアトラスの後継者となり力を手に入れたくないのか、と囁きかけるも、小夜子を見捨ててまで後継者になる事に躊躇いが生じる。
「小夜子は、唾を吐きかけられて当然の最低な人生を送ってきました。
 それなのに、美邦様は、小夜子小夜子と頼ってくださいました。
 小夜子はそれだけで充分です。
 一つだけ、ワガママをお許しくださいますか……」

涙を流しながら美邦を強く抱きしめる小夜子。
「暖かいのぅ、小夜子……」
「今まで、ありがとうございました」
小夜子は美邦から離れると、舞台から飛び降りてしまう。
泣きじゃくりながら小夜子を追いかけようとする美邦を、小夜子も後継者となる事を望んでいると強引に導きの儀式の場へと連れて行く。
美邦本人は、後継者なんかになるよりも、自分を大切にしてくれる小夜子やミーコが側にいれば、それだけで良かったのでしょうが。小夜子は美邦の幸せは後継者になる事で初めて掴める、という考えを持っているのだろうな。
彼女は全てを美邦のために捧げてきたわけだし。
しかし飛び降りた小夜子が潰れた描写はないので、実はモモコが助けていたとかいう展開はないのかな……

総一郎を小部屋の長いすに寝かせた省吾は、どこかへと走る。
小夜子のためには何もしないと言っていた彼ですが、それとは別に何か涼子に対して反旗を翻すなどの行動に出るつもりなのか。

涼子は“導きの儀式”を行おうとすると、國子が飛び込んできて、美邦と共に儀式の場へと飛び込む。
小夜子のためにも後継者にならなければならないという美邦に、自分はゼウスに用があるだけだからと好きにすれば良いと告げる。
ゼウスへアクセスしようとした國子。
「汝、連なりし言の葉を吾に示せ」
何を言えば良いのか判らない國子が、壁に出来た目に触れると、触手が國子の腕に絡みつき、自然と口から言葉が漏れる。
國子はAAAとしてゼウスにメデューサにハッキングして軍事攻撃をやめさせるように命令するも反応はなく、香凛も全くアクセスする事が出来ない。
「無駄よ、私は誰の命令も聞かない」
「何を言ってるの?」
「ゼウスは誰の命令も聞かないわ」
「……そんな……あり得ない」
涼子の言葉に、真実に気付いた國子は愕然とする。
「いいえ!
 今あなたの目の前にいる私がゼウス!!
 正確にはゼウスそのものではないわ。
 そう、インターフェイスの一種とでもいえばいいかしら」

國子を殴り飛ばす涼子。
うわー、なんか一気に超科学にまで話が飛んだ気分だ。
涼子はロボなんでしょうか、それともまた人ならざる妖怪変化の類のようなものなのか。
前に撃たれても死ななかったのは、人間ではないからなんだな。

暗号コードは涼子がタルシャンから自由になった時から、既に意味など無くしていた。
香凛がメデューサでハッキング出来たのは、実はゼウスからメデューサにハッキングを行っていたから。
メデューサに軍事ネットワークを乗っ取るように命令したのは涼子であり、世界を支配出来る程度に小さくしようとしていた。
世界が滅びようと、アトラスだけは滅びない。太陽エネルギーと竜脈の力を受けるアトラスとゼウスである涼子だけは滅びる事がない。
涼子にとってはアトラスという箱庭さえあれば、他は別にどうでもいい訳だ。
彼女にとって人類などどれほどの価値もないから、最悪は滅びようと気にしないのだろうね。ただ退屈しのぎのために、アトラスに住む人間だけは生かしておくというところか。

そんな事は許さないとブーメランを投げつける國子だが、易々と止められてしまう。
「少しはまともに考えられる子だと思っていたんだけど、それほどでもないみたいね。
 あなたを買いかぶりすぎてたわ」
正確にはアトラスの後継者だけの言うことは聞くゼウス。
ゼウスの力を使えばメデューサを止めれて世界は救う事が出来るも、、それではミーコの仇討ちである国連への報復はできないと言われる。
しかし国連への攻撃を仕掛ければ、世界大戦へと繋がり、結果的に世界は滅びてしまう。
ミーコはそんな事を望まないと必死に美邦を説得しようとする國子だが、美邦は復讐心に駆られていて仇討ちのことしか考えていなかった。
全ては涼子の思惑通りといったところだろう。
おそらくはそうして美邦を復讐心に捕らわれるために、ミーコを水蛭子にしたり、小夜子を引き離したりして孤独にさせてきたんだろうね。

「あなたが世界を滅ぼすなら、私は止めてみせる!!」
「あなたにはお客様がお待ちよ」
何故かゼウスの中に現れた国仁が國子に銃を向ける。
「すまない……」
「どうして?!」
国仁、お前もか。
なんか、國子って次々と信頼していた相手から銃を向けられる運命にあるのか。

次回 第23話「崩壊序曲」

紫音が遂に涼子に反旗を翻すようです。
涼子が何をしたのか……

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