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2009年10月 2日 (金)

うみねこのなく頃に 第14話「EpisodeⅢ-Ⅲ positional play」

熊沢チヨと思われた人物は、眠りについていたベアトリーチェの師匠である先代ベアトリーチェ。
魔女の力を人を苦しめるために使わないようにと教えたにもかかわらず、戯れで人を苦しめるベアトリーチェに、無限の魔女の称号を返すように迫る先代だが、ベアトリーチェはこれを拒絶する。
あの純真だった子供が、このお師匠様の下で育てられて、何をどう間違ったらこんな捻じ曲がった性格に育つのだろうか。
よほどの事件が成長するまでの間にあったのか。

強大に二人の魔女の力の激突。
両者の激しい魔法合戦
神の槍を使う先代に、ベアトリーチェは巨人を召還して神の盾で護る。
家具たちには神の槍を防いだかに見えたが、ロノウェは神の槍が避けたのだと説明する。
工芸の合間に空高く跳躍していた先代は、ベアトリーチェを神の槍で貫く。
勝利を得た師匠は彼女の姿を思い出させようとするが、先代の身体には槍が刺さっていた。
最初にベアトリーチェが呼び出した双建の塔は実は4つの塔。
先代の遙か後方に現れた塔が、先代を貫いていたのだ。最初の時点で勝利を得ながら、戦いを楽しむために無限の魔女としての力で、先代を蘇らせていたのだ。そして再び彼女を殺した。
って、なんで観戦していた七姉妹が後ろの塔に気付いていないんだよ。
もっと激しく行われるのかと思ったバトルはあっさりでした。
しかし先代の攻撃を受けたベアトリーチェがピンピンしているのは何故なんだろう。最初で死んでるから、後の攻撃幾ら受けても全て幻のようなものということなのか。

激しい魔法合戦に、何をどう否定すれば良いのか頭を悩ませる戦人。
ベアトリーチェは戦人の苦しむ様子に下品に笑い、ロノウェは彼女が戦人の反撃を期待していると語る。
この戦いも証明する必要があるのか?
そもそもそれを言い出せば、今までの紗音たちのバトルも証明なんて何もしていないし、何よりも今自分たちのいる空間そのものも現実では有り得ないことだろうに。

徹夜でベアトリーチェ対策を考えた大人達。
強烈な腐臭を感じて厨房に向かうと、扉に魔法陣が描かれている。ボイラー室にも同じ魔法陣が描かれ、どちらの部屋も鍵が掛かっている事が判明。
慌てて子供達の様子を見に行くと、子供たちは無事。


負けしかないのかと悲嘆に暮れていた戦人の前に現れた先代ベアトリーチェ。
死んでチェス盤の外にいる取られた駒となったという先代は、彼が望むのならばと魔法の一端を教える。
古代に魔法のように思われていた雨乞いを喩えに、魔法とは証明できないことだと説明。
『シュレーディンガーの猫』を使い、箱の中を開けない限りは二つの真実が存在しつづけるのだと語る。
屈服しかけていた戦人に、ワルギリアという名を名乗り、戦人の望む時に助言を与えると手助けを行う事を約束する。
再び戦う意思を取り戻した戦人。
魔法の仕業であるという事を証明出来なければいけないのと同じように、魔法の仕業であるという証明が成されていなければ成立しないという理屈のようです。
明確に証明されるまでは、どちらでも可能性がある。
シュレディンガーの猫は、所謂量子力学のことですからね。物体は観測して始めて存在が確定する。今回はそれを証拠に応用という事のようだ。

魔法合戦の証明を求めるベアトリーチェに、魔法戦を行った塔などが存在していない事から、何事も無かった証明だと反論する。
『シュレーディンガーの猫箱』かと歯がみするベアトリーチェに、姿を見せたワルギリアは戦人に着くことを宣言する。
魔法の痕跡を綺麗さっぱり消し去っているのだから、本当に魔法でやっていたのかと言われても今更証明が出来ないわけだ。

殺害された金蔵と使用人達。
ベアトリーチェが19人目の存在を否定したことから、戦人は18人の中に犯人を見いだすしかなくなった。
と、いうわけで現場の再構築。

『ベアトリーチェの密室定義』を元にして
第1の発見は紗音。屋敷の一階客間で、扉と窓は施錠されて密室状態。
紗音の服からマスターキーの一本が発見される。
そして客間には紋章入りの封筒と、2階客室の鍵が入っていた。
2階客室。施錠されて密室状態で熊沢チヨの遺体が発見される。
マスターキーを一本所持し、傍らに封筒が発見され、3階控え室の鍵が入っていた。
3階控え室。密室の控え室から郷田俊朗の遺体が発見。
マスターキーを一本所持し、封筒の中から2階貴賓室の鍵が発見される。
2階貴賓室。呂ノ上源次の遺体。
マスターキーを一本所持し、封筒の中から地下ボイラー室の鍵が発見される。
地下ボイラー室。金蔵の遺体。
封筒の中から礼拝堂の鍵が発見される。
礼拝堂。嘉音の遺体。
マスターキーを一本所持し、封筒の中から一階客間の鍵が発見される。

6つの殺害現場が互いに密室状態を構成している。
トラップで殺された可能性を示唆する戦人。
「6人はトラップで殺されてはいない」
ベアトリーチェは赤字で否定するが、戦人はどうやって密室で死ぬかという方法を考え、被害者の中に犯人がいれば今回の密室は完成する事に考えが行き着く。犯人が自ら命を絶っていれば連鎖密室は完成する。
復唱要求「6人全員が他殺」
復唱を否定するベアトリーチェに強気に出る戦人。ベアトリーチェは慌てて「6人は誰も自殺していない」と復唱する。
しかしワルギリアが復唱が改竄されている事を指摘した事で、戦人は誰かが自殺でも他殺でもない可能性に思い至る。6人目は死ぬつもりは無かったが、逃げる予定が事故で死んでしまったと指摘する。
ベアトリーチェは赤字で「6人の中に事故死は」と否定しようとするが、慌ててロノウェイがベアトリーチェの口を封じて作戦タイムを要求する。
有能な参謀を手に入れた事で、ようやくゲームを少し有利に進める事が出来るようです。
ロノウェイが止めたのは、感情的になって手の内を晒しかけているのを止めるためか、或いはこの発言に真実へ繋がる鍵が隠されていたのか。
ところで、本格的に活動を開始するとか言っていたベルンカステルとラムダデルタはどうなった?

碑文の謎解きをしていた絵羽だが、謎を解けずに弱音を吐くが、心の中の自分がヒントを与え、碑文解析の手がかりを得る。
遂に黄金郷への鍵を見つけ出したエヴァは、地下へと続く階段を下っていく。
扉に描かれた赤い文字。
『第十の晩に旅は終わり、黄金の郷に至るだろう』
扉を開けた部屋で、遂に黄金を発見する。
今回、結局子供たちはまともに台詞が無かったな。

さて、黄金を見つけた彼女はどうするのか。
独り占めしようと他の人間を殺してしまうのか、それとも。

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