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2009年12月24日 (木)

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) #12(最終回)「刀鍛冶 -Blacksmith-」

ルーク・エインズワースはリサに自分といて辛くないかと問いかける。セシリー・キャンベルたちに指摘されるまで、服装の一つについても気が付くことが出来なかった自分といる事が。
唐突にルークとリサの仲直り話でちょっと驚いた。セシリーはリサに対する戸惑いがあったけど、ルークとリサは二人で話し合いするほどすれ違いがあったようには思えていなかったし。
だがリサはルークに良くしてもらっており、嬉しすぎて辛いのだと語る。リーザの写し身であるリサは所詮紛い物の悪魔である。ルークはリサの姿をみるたびにリーザを思い出さざるを得なくなってしまう。
ルークは確かに後悔していたが、それはリサの姿にリーザを重ねてしまう事ではなく、リサにリーザの姿を背負わせてしまったこと。
リサにはリサらしく自分の人生を生きて欲しいと願うルークは、自分といる事がその邪魔となるならば、自分と別れて生きる事も辞さないと考えていた。リサはそんなルークに自分の願いはルークと共にいる事だと語る。
蟠りが解け握手を交わそうとした二人だが、突如川の中から一体の人外が出現する。
次々と出現する人外に驚くセシリーたち。ルークはこれがシーグフリードの仕業であると気付く。
まぁ他には考えられないしね。

独立交易都市ハウスマンを襲撃する数体の人外たち。
炎に焼かれ、悲鳴の木霊する町並みを見下ろすシーグフリードは、腐りきった人々は一度滅びてやり直せば良いと高笑い。駆けつけた騎士たちが彼の姿を見つけて怪しむが、シーグフリードによって殺害されてしまう。
高笑いしているとはいえ、帝国のお客人のはずなんですが、いきなり怪しい奴呼ばわりか。下っ端だから顔を知らなかったのでしょうね。

人外をなんとか倒したセシリーだが、彼女が一体倒している間に、ルークは数体の人外を倒す。
相変わらずショボイ実力です。
シーグフリードを止めるために彼の下へ迷うことなく向かうセシリーとアリア。ルークも高みの見物を決めているシーグフリードを倒しに行く事を決意するが、新たな人外が彼の行く手を阻む。

人外を相手に戦うハンニバル・クエイサーと騎士達の援護に駆けつけたセシリーたち。
人外を撃退したセシリーたちだが、大量の人外が次々と出現する。
これだけの数をどうやって集めてきたのだろうか。盗賊とかを利用しているのかな。
それでも帝国そのものが関与していないとなると、これだけの人数を集めるのは大変だと思うが。

シーグフリードの下へやってきたルーク。
シーグフリードはこんな腐りきった町を守る価値が何処にあるのかと問いかけるが、ルークはこの町を護りたいと願った女性のために町を護り、シーグフリードを斬るのだけと応じる。
ここで言う女性とはリーザなのか、セシリーなのか。或いは両方を指しているのか。

人外と戦うセシリーの下に、リサが駆けつけてくる。自分が壊れた橋を迂回している間にルークが一人でシーグフリードの下へ向かってしまったのだと語るリサは、セシリーにルークを助けに行って欲しいと願う。
人外を倒さなければならないセシリーは迷うも、ハンニバルに背中を押されてルークたちの下へ向かう。

彼女の行く手を阻むフランシスカは、アリアの風を受け止める。
強敵を前に苦戦するセシリーだが、間一髪攻撃をかいくぐりフランシスカを撃退するも、アリアが力の使いすぎにより倒れてしまう。アリアは自分に構わずルークの下へ向かうように願う。
「あなたの手でこそ……私は、輝く」
セシリーを見送りながら意識を失うアリア。
要するに、セシリーが魔剣の力に頼って戦いすぎているという事なんですよね。
相手は魔剣を使っているわけでもないのだし、真っ当に戦って勝利できるようにならないとダメなんでしょう。まぁ、相手は魔剣の力を打ち消すほどの実力者ですから、セシリーがそこまで実力をつけるには大変でしょうが、もう少し魔剣に頼らずとも戦えるようにならないと今後もダメですね。

腐食の魔剣によってルークの刀は刃が使えなくなってしまう。
決着を付けようと一撃を放つルークとシーグフリードだが、腐食の魔剣によりルークの刀は折れ、傷を負ってしまう。
ルークを守ろうと丸腰で立ちふさがるセシリーに、ルークはもう誰かを犠牲にしたくないと願うルークだが、セシリーは犠牲などではないのだと語る。
「リーザ・オークウッドの死を汚すな!
 彼女の愛を! リサの想いを! 貴方の意志を! 鞘に収めたままにするな!!
 抜け! 構えろ! それらを汚そうとする輩と、戦い続けるんだ!
 全てを認めて戦え! それがリーザへの手向けとなる!!!」

セシリーの言葉に心動かされたルークは傷ついた身体で魔刀精製を始める。
なんだかんだでこの間待ってくれているシーグフリードはヒーローの変身を待つ怪人並みの親切さです。本当の悪人なら、とっととセシリーを切り殺して、ルークたちも倒してしまうでしょうね。

血を吐きながら魔刀を精製したルークだが、その負荷に動けなくなる。ルークは精製した魔刀セシリーに託してシーグフリードを倒すように告げる。
セシリーのために産み出した魔刀を構えるセシリーは愛のために戦うが、シーグフリードは愛を馬鹿にする。シーグフリードは全てバルバニルに滅ぼされてしまえば良いと笑う。
いかなる武器でも使用するのがセシリーのような素人では無意味だと笑うシーグフリード。
「技など必要ない。必要なのは決して折れない心だ!」
相変わらず根拠が精神論なセシリー……頼むから技も鍛えてください。
セシリーは刀をに想いを乗せ、腐食の魔剣を切り裂いてシーグフリードに一太刀浴びせる。
シーグフリードは決して彼らの事は忘れないと捨て台詞を残して姿を消す。
典型的な小悪党な捨て台詞を吐いて去っていきましたよ……
実際のところはセシリーの勝利は結局武器の差だったというところだろうか。魔剣って斬られたらそれまでなのかな。打ち直してどうこうなりそうにもないし。

ルークの治療を施すセシリーはルークを最高の刀鍛冶だと笑う。
そして人外を倒すために町へ。
魔剣も魔刀もないセシリーはもはやものの役に立たないと思うが、人々を励ますぐらいは出来るか?
そういや、会議に出席していた帝国と軍国のお偉方はどうしたのでしょうか? いち早く都市から脱出しているのか、それとも戦いが終わるまで引き篭もっていたのか。

エンディングでは復興に追われる町の様子が描かれています。
シャーロット・フィーロビッシャーは軍国に無事到着したらしいというか、ようやく到着したという感じなのか。結構時間が掛かってるのは徒歩で移動していたからかな。

結局、シーグフリードはどうなったのだろうか。
あのまま帝国からも姿を消したのか、それとも真実を知るのは相変わらず二人だけなので何食わぬ顔で帝国に戻っているのか。
彼が何故これほどまでに人を憎んでいたのかも謎のままのだな。

なんだか微妙にすっきりしない最終回というか、この1クールの間で描かれたのは結局ルークとリサの絆だったという事か。
実際問題として、何も解決していないよね……ほんの序章で終わってしまったという感じがする。
2期などは今回の人気というかDVDなどの売れ行き次第なのかな。

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