« ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第四話「梅雨ノ空・玻璃ノ虹」 | トップページ | おとうと レビュー(ネタバレあり) »

2010年1月31日 (日)

テガミバチ 第十七話「テガミバチとディンゴ」

蝿がたかるほどに汚れ、一匹の弱った獣に声を掛けるラルゴ・ロイド。

ラグ・シーイングはハチノス館の館長ラルゴから、彼のテガミであるペアのペンダントをシレンシオのエレナ・ブラウンへ届けるように依頼される。
危険な道故に特別な案内係が用意されるという事で、指定の場所へと向かったラグだが、案内人のダーウィンは何処にもいない。
ラグが探し求める中、ニッチは橋に蹲る弱った獣を見つける。この「しんでやいてもまずそう」な獣こそが案内人のダーウィンだった。
ヨボヨボなダーウィンはなんという生物なんだろうか。基本的にこの世界の生物は現実と違うのだけど、どういう種類の生物なのかも判らないのですよね。

本当のテガミはダーウィン本人だったが、エレナ・ブラウンの相棒(ディンゴ)であった頭の良い彼には誇りがあり、自分がテガミだと知ってしまうといつの間にかいなくなって町へ戻ってしまう。
心弾を使うと、心が明らかになってしまうので嘘はつけない。そこでラグにはテガミとしてではなく、案内人として彼を同行させたのだ。
しかもラグは極端に嘘が苦手そうだから、心弾使わなくてもばれそうだし、下手したらやっぱり嘘は吐けないとか言ってしゃべりだしかねないからな。

ダーウィンも相棒(ディンゴ)ぽいっと言って怒り出したニッチを必死に慰めるラグ。
「あいつはまずそうだが、
“ステーキ”よりさきにステーキにしてたべるにする!!

「ヌニィ!?」
「大丈夫、ボクの相棒(ディンゴ)はニッチだけだから!
 ダーウィンはただの案内係だから」
川に落ちるダーウィンのエピソードはカットされたか、残念。
ニッチは相変わらず独占欲が強いです。

ラルゴがまだ若かりし頃、彼と競っていたテガミバチのエレナ。
やたらと自信家のラルゴ。若かりし頃のダーウィンに足噛み付かれてるし。
ダーウィンと友達のように仲の良いエレナが、ラルゴに何故専用の相棒(ディンゴ)を持たないのかと訊ねると、ラルゴは専用の相棒(ディンゴ)じゃなくても仕事が出来るからと応える。
エレナはラルゴに惚れていたのですかね。
ラルゴは今も専用のディンゴは持っていないのかな。以前にニッチの買い付けに向かった時も、自分のディンゴではなくジギー・ペッパーからハリーを借りていたし。

雨の降る中進んでいたラグたちだが、ダーウィンが倒れてしまう。
途中の町でダーウィンをウェラー牧師に治療して貰ったラグは、配達先のエレナが10年前に『ダコワーズ断崖のセイウチ崖』で転落死していることを知らされる。
地元の人間はシレンシオからの帰り道では近寄らない筈の場所であり、ダーウィン牧師は疑問を抱く。
ダーウィンを牧師に預けてシレンシオへと向かおうとしたラグだが、ラグの姿にエレナを重ね合わせたダーウィンは弱った身体で案内を続ける。
原作のように力強い叫びではなく、身体が弱っている事を意識させた叫びでしたね。
同じ事を繰り返したくはない、というダーウィンの強い決意。ラグもそんなダーウィンの姿に、彼の思いを尊重してあげたい思ったからこそダーウィンを行かせたのか。

エレナが足を滑らせたというセイウチ崖の側にやってきたラグだが、道が山崩れでふさがってしまう。すると、ダーウィンが山にある洞窟へと向かって歩き出した。
エレナと同じシレンシオ出身だからこそ抜け道も知っていたという事か。

突然鎧虫アブサンが襲いかかってくる。
山崩れでテリトリーが動いたアブサン。ラグはエレナもこの鎧虫に襲われて崖から転落したのだと気付く。
エレナは急な襲撃の上に、ディンゴもいなかったので崖から転落してしまったのですね。
アブサンの襲撃にダーウィンと共に崖へと落下してしまうラグ。
「ラグ! すぐゆく!!
 ラグは……ニッチがまもる!
 ディンゴとして!!!

アブサンを髪で持ち上げるニッチ。そしてニッチの言葉が届いたダーウィンは尻尾を伸ばして木の枝にしがみついて落下を防ぐ。
ダーウィンの尻尾は伸びる生き物だった事には驚きです。
ニッチの言葉がダーウィンの心に火を付けたのですね。弱った身でラグの身体を支えるのはかなりきつそうですが。
「ありがとうダーウィン。
 エレナさんへ、大切なテガミを届けよう。
 心弾、装填……響け、赤針!!」
ステーキが見つけたアブサンの隙間へと心弾を放ち倒したラグ。
心弾はホーミングも可能でした。

心弾でアブサンを倒したラグだが、ダーウィンのネームタグに触れた赤針がその記憶を再生する。
産まれたダーウィンにタグをつけ、共に生きてきたエレナ。
前回の戦闘で怪我を負ったダーウィンに、地元への配達だからと戻ってくる事を約束して一人で向かったエレナだが、二度と戻ってくることは無かった。もう待たなくても良いというラルゴの言葉にも耳を貸さず、雨の日も雪の日もずっと待ち続けてきたダーウィン。
忠実すぎるダーウィン。頭が良い彼は、エレナがもう戻らないだろうという事は判っていたのでしょうが、それでも彼女と交わした約束のためにずっとあの場所で待ち続けていたのでしょうか。

洞窟へと進むダーウィン。その先には、ウェラー牧師が作ったというエレナの墓があった。
墓に寄り添うようにしてひっそりと息を引き取るダーウィン。
待ち続けてきたご主人様と再会できて、彼を必死に生かし続けていたものが無くなったのだろうか。
「……どう?
 “ダーウィン”という名にはね、
 「親愛なる友」という意味があるのよ」

ダーウィンがエレナの相棒(ディンゴ)だったと知った
「僕らを助けてくれてありがとう。
 君のような相棒(ディンゴ)がついていればBEEは安心だよ!
 エレナさんとまた……
 二人で旅に出れるね。
 エレナさんをっ!
 じっがり守るんだよ……ダーウィン。
 いっでらっじゃい!!
 お仕事ご苦労様でず!!!

大泣きしながらダーウィンを見送るラグを背中からそっと抱きしめるニッチ。
寄り添うニッチが普段のニッチとはまるで違って実に心優しい感じです。
原作ではこの後にエレナの親族と思われる人物にペンダントを届けていたようですが、その件はカットされていたね。まぁ、無くても問題ないわけですけど。

オーウェン牧師はエレナの遺品に、宛先不明の荷物があった事をラグに教える。
荷物の宛先はラルゴ・ロイド。
荷物の中身は女帝の彫られた御守り(ペンダント)だった。
セルカの職人から購入したというラルゴの御守り(ペンダント)を羨ましがったエレナが触った際に、ペンダントは川へと落ちてしまった。それが自分の故郷の側で手に入れたと知ったエレナは、配達でシレンシオへ寄った際に買ってくる事を約束した。
「彼らは本当に……
 素晴らしい相棒(ディンゴ)と、テガミバチだったよ

エレナの墓の横に作られたダーウィンの墓。
二人の墓にはラルゴからの贈り物である女帝のペンダントが掛けられていた。
これはラグが墓を作った後に掛けてあげたのですね。

やはり原作エピソードはオリジナルよりも良くできていると感じさせられる一品でしたが、ラストは原作とは少し違うラストでした。
ラルゴがエレナに想い出のペンダントを届けたように、エレナからもラルゴへの贈り物があったのですね。
時を経て届けられた2つの贈り物。
これはこれで良い感じに締められていたと思う。
しかしウェラー牧師もよく10年間遺品を保管し続けていたな。

次回 第十八話「テガミバト」
鳩!?

にほんブログ村 アニメブログへ ←良かったらクリックして下さい

こちらはミラーブログになりますので、基本的にTBは本館(http://ameblo.jp/adam/)へお願いします

|

« ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第四話「梅雨ノ空・玻璃ノ虹」 | トップページ | おとうと レビュー(ネタバレあり) »

テガミバチ」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: テガミバチ 第十七話「テガミバチとディンゴ」:

« ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第四話「梅雨ノ空・玻璃ノ虹」 | トップページ | おとうと レビュー(ネタバレあり) »