テガミバチ 第十四話「死骸博士」
2クール目に入ってオープニングが新しくなりました。
なんともタイミングが悪いというか、タイトルとまるで合わないほのぼのとしたオープニング。
『ラブレターのかわりにこの詩を。』歌:星羅
個人的には前の方が作品に合っている気がしますけど、嫌いな感じの曲ではない。曲の雰囲気はむしろARIAとかに使われそうな雰囲気だよな。
ベンチに座っていた男女が目撃したのは死骸博士と呼ばれる死骸を研究している男性。
男女が変な匂いがするとか言ってたのは、死骸博士の運んでいた死骸ではなく、自分たちのベンチの下に死骸があったからというオチ。
そんな死骸博士は、元気に町の人々に挨拶をしながら出勤しているラグ・シーイングと、それにつきそう相棒(ディンゴ)のニッチとステーキを目撃。
無駄に元気で、誰彼構わず挨拶していますが、目の下の隈が凄いです。
心弾は使いすぎると身体にも悪い。健康診断などをラグはまだ受けた事がないようですが、ザジによればハチノスのドクターはただの変態……つまりは死骸博士ことDr.サンダーランドJr.です。
生物学の博士でもある医者で、親子揃って変態博士らしい。
ステーキに興味津々のDr.サンダーランドJr.は、ステーキが絶滅したとされていた北方から精霊虫に愛された“カペルマイスター”という稀少な種族である事が発覚。
「さぁ、解き開こうぜ、その肉体を!
解剖! 解剖! 解剖!!
解剖ぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
ステーキを持って逃亡……怖いし。
しかも何故か様子を見ていたアリア・リンクはそのままハチノスから出て行ってしまいました。
ハチノスにはろくな職員がいないな。
医療班の医師でもある博士の正式な所属はアンバーグラウンド生物科学諮問機関第3課。
さまざまな病の研究をしており、水や土、様々な死骸を採取して調査する仕事。
彼の部屋は頑丈な扉で覆われて、普通の者では入れないため『死骸博士 ヘルズ・キッチン』とまで名付けられている。
ステーキが解剖されしまう焦るラグに、ステーキが本当にステーキにされてしまうと聞いたニッチ。
「ニッチのごはんを、ぬすむきか!!」
怒りモードで死骸博士の下へ。
ザジもヴァシュカを連れてラグたちの後を追いましたが、こっちは完全に野次馬根性。
博士が部屋の鍵を開けて入ろうとしたところに追跡してきたニッチが襲いかかる。
鍵を開けている時に、ようやくラグが見たことが無かった事に気付いてしましたが、アルビス種の彼が「誰か」に似ていると思い当たる。もちろん、それは同じアルビス種だったゴーシュ・スエード。
ニッチは頑丈なステラコード1300の扉も一刀両断にしてしまうニッチ。
恐ろしい戦闘力です。改めてニッチの凄さが浮き彫りになりました。
ニッチが『摩訶』の血を引く子供だと気付いた博士。
「ニッチのごはん、たべちゃだめ!!」
ニッチは単に自分のご飯を横取りされるのが嫌なだけで、ステーキが解剖される事自体は問題視しているわけではないんだよな……れるも、ラグが追いかけてきたのでステーキを持って更に奥へと逃走。
奥の部屋にはたとえBEEでも入室は許可しないという博士だが、ラグはステーキを『ヘルズ・キッチン』へは行かせないと反抗。博士は自分の部屋がそう呼ばれている事も知らなかったご様子。
と、今度はお怒りになっているザジが心弾を撃ってきました。
ザジが面倒を見ていた野良猫が博士に解剖されてしまったと知ったからのようです。
「恨みは晴らさせてもらうぜ!
全部ラグのせいにできるしな!!」
ヒドっ!!
心弾で人を撃ったらどうなるのか。
ゴーシュが撃った時のように、心を回復する心弾なら良いが、ザジには回復系は撃てません。
「撃ち出す散弾は“悪意”の欠片!」
「悪意!?」
「絶望の淵へ落ちやがれ!
Dr.サンダーランドJr!!
青棘!!!」
間一髪で奥の部屋へ逃げた博士を追いかけるザジ。
「やっぱり人はいけませ~ん、チョップ!」
ザジ、まさかのラグのチョップにノックダウン。
実際にザジの心弾を人間が受けるとどうなるのかは興味があるけどな。
ラグは赤針をステーキの捕らわれている篭へ向けて放つ。
心弾そのものに破壊する力はないので、弾かれた篭をニッチが切り裂いて無事ステーキの救助完了。
ヘルズ・キッチンは想像していたのとはまるで違う印象。
ラグの心弾によって鳥篭の記憶が再生される。
サンダーランドJrは元々はあの瞬きの日に墜落した飛行船の乗組員の一人だったらしいが、事故によって記憶を失ってしまったらしい。
あの時に記憶を失ったのはゴーシュだけではなかったのか。
手作りの墓碑で解剖した死骸たちの死を弔う博士。
そんな博士テガミを届けたゴーシュ。
部屋を入室禁止にしているのは、感染を防ぐ目的だったらしい。
疲労が激しい状態で心弾を使ったラグは倒れてしまう。
「ゴーシュ、どこにいるの?
ボクなったよ。
あれからずっと、ゴーシュの仕事に憧れて、ゴーシュみたいになりたくて。
ボク、テガミバチになったんだよ……
ゴーシュ、必ず見つけ出すからね。
必ず……」
死骸博士というのは、詳しく知らない人々が無責任に付けた蔑称でしかなかったわけですね。そしてサンダーランドJr.は別にそんな誤解を解きたいとも思っていなかったから、余計に誤解が酷くなっていったのか。
ラグの疲労はやはり心弾の使いすぎによるものだったらしい。
ラグはすぐにムチャをする性格をしているから、ほどほどにするという事を知らないのでしょう。
ザジの野良猫は解剖されていませんでした。
野良猫に感染症が流行っていたので、病原菌が特定されるまで隔離していただけらしい。
カペルマイスター、マカ少女、精霊琥珀を肉体に取り込んだ少年、立て続けに稀少な存在を目にすることになった博士。
「ん~、3体セットで解剖したい!」
解剖はやはり趣味ですか。
そこにやってきたアリア。
バイオリン型の精霊琥珀が埋め込まれた楽器による演奏をラグに聞かせるアリア。
アリアが使うのは精神回復心弾『管弦楽曲第三番(G線上のアリア)』という精神を回復する心弾でした。
アリアは鎧虫と戦うよりも、こちらの方が得意なのかな。
アリアの曲に聴き入る局員達。
本当に仕事しましょうよ、みなさん。
「美しい旋律だ。
芸術に疎い科学者も、それだけは判る」
「美しいが、どこか哀しげだ。
会えない誰かを、思い出せる調べだよ」
アリアはゴーシュを思って弾いているという事か。
ゴーシュへの気持ちの溢れるアリアのココロ。
――暖かいな、アリアさんの心。
今でもゴーシュの事を思い続けているアリアの心に触れて、ラグは自然と涙をこぼす。
いつものような号泣ではなく、少しの感動の涙。
ガン泣きだけではなく、こーゆー泣き方もちゃんと出来るようです。
コナー・クルフはアリアの心弾を撃って貰ったラグをひたすらうらやましがっていますが、本当に五月蠅いよ。
友人もいないし、必要ともしていない博士。
だが、たった一人だけ理解者がいた。
「それって……」
「キミの大切な友人、ゴーシュ・スエードという男だ」
ゴーシュはハチノスの中心人物にとって無くてはならない人物だったようです。
色々な人に愛されていたのに、シルベットのためにムチャをして失踪してしまったゴーシュには本当に何があったのか。
――ラグ・シーイング、キミになら託せるかもしれない。
――会えない誰かの事を……
次回 第十五話「愛の逃避行」
エンディングも新しくなりました。
『光の記憶』歌:Angelo
こちらもやはり前の曲の方が好みかなぁ。
結構お約束な感じのカップリング。
金持も力もない男が、女性を連れて逃げるお話のようです。女性はお嬢様って感じではないので、マフィアの愛人とか?
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