« おまもりひまり 第4話「野井原の白ネコ」 | トップページ | 彼岸島 レビュー(ネタバレあり) »

2010年2月 2日 (火)

ラブリーボーン レビュー(ネタバレあり)

スージー・サーモン(シアーシャ・ローナン)という魚の名前のような彼女は、14歳のときに憧れていた上級生のレイ(リース・リッチー)にデートを申し込まれる。
だがその日の夕方トウモロコシ畑で隣人の嫌われ者ジョージ・ハーヴイ(スタンリー・トゥッチ)に襲われて殺害されてしまう。
そしてスージーはこの世と天国の狭間にたどり着き、ホリーと名乗る少女と出会う。
父ジャック・サーモン(マーク・ウォールバーグ)は犯人探しに明け暮れ、母アビゲイル・サーモン(レイチェル・ワイズ)は愛娘を守れなかった罪悪感に苦しむ。
ジャックとバックリー・サーモン(クリスチャン・アシュデール)はスージーが常に自分達を見ている事に気付く。
犯人捜しに奔走して家庭を顧みないジャックに疲労するアビゲイル。家の事を任せるたにジャックが呼んだ祖母のリン(スーザン・サランドン)は役に立たず、遂にアビゲイルは家を出てしまう。
崩壊していく家族の姿を見てスージーは……。

・キャスト
スージー・サーモン:シアーシャ・ローナン
ジャック・サーモン:マーク・ウォールバーグ
アビゲイル・サーモン:レイチェル・ワイズ
リンジー・サーモン:ローズ・マクアイヴァー
バックリー・サーモン:クリスチャン・アシュデール
祖母リン:スーザン・サランドン
ジョージ・ハーヴイ:スタンリー・トゥッチ
レン・フェネーマン刑事:マイケル・インペリオリ
レイ:リース・リッチー
ルース:キャロリン・ダンド

全く何がやりたかったのか判らない作品
ストーリーとしてはスージーなど無しに、残された家族の家族愛を描きながら犯人を捜すサスペンスにした方がよっぽど良かったと思う。
あのラストもよく判らない。なんでスージーやホリーは成仏したの? 確かに犯人は彼だとリンジーが突き止めたのかもしれないが、結局逃げられている上、スージーの遺体も持ち去られているのですよね。まぁ、家を調べればルミノール反応とかは出るだろうけどさ。あれでは成仏出来ないと思います。過去に縛られない、とかいうのなら今まで彷徨っていた理由も判らないし。

犯罪者はどれだけ逃げようと天罰を受ける、というオチもどうかと。
犯人はちゃんと逮捕という形にしてもらいたいものだ。

序盤はスージーが殺されるまでを描いているのですが、犯人はあっさりと判る。
手法としてコロンボ形式で、霊界のスージーがアドバイスをして、犯人逮捕という展開なのかと思いきや、まったくそんな事もなく。
結局はスージーがいつも家にいる気がする、という父親と弟の存在だけ。
犯人探しも遅々として進まないまま、家族の崩壊だけが描かれる中盤は至極退屈。
終盤になり、ジャックはスージーの写真から「なんとなく」ハーヴイが犯人と気付いたものの、罠に嵌められるお粗末さ。
結局は頭の良かった妹が証拠の品を自力で見つけ出したというだけでした。
唯一盛り上がったのは、妹のリンジーがハーヴイの家に潜り込むシーンだけだろう。

スージーはスージーで、入ったら戻れなくなる家に入って家族を助けるのかと思いきや、ただハーヴイに殺された人々の存在を知り、自分の死を受け入れるというだけ。
結局のところ、宗教的な主張が強い気がしてならない。
死した人がいつまでも現世に縛られていては、現世の人も苦しみ続ける事になるとか、現世に残された人々も、失った哀しみにとらわれるだけでなく、その哀しみを糧としてより強く生きなければならないとか。

ルースに至っては霊感という設定は全くもって必要性を感じない
この子が幽界にいるスージーとコンタクトをとりながら、ジャックやレイと犯人を追いつめるとかなら判るのだが、結局この子の役回りはスージーの恋人(候補)を寝取った上に、最後に憑依されるだけ。憑依されるのも、スージーの霊が死んだ直後に接触したからスージーの声が聞こえるようになったというのなら、その設定だけで充分だろう。まったく持って無駄だった。
せめて最後にスージーの遺体を見つけるとかしてくれるのかと思ったが、スージーはレイとキスしたいだけで憑依したのかよ。

ハーヴイはどうやらただの殺人快楽症だっただけで、スージーを殺した動機も特に無かった。てっきりロリコンとかなのかと思ったのだが。

全てが中途半端になった作品としか思えなかった。
高評価している人もいるが、私にはまったく受け入れられない作品であった。
ここまでダメな作品はブラザーズ・グリム以来かな?

ところでリンは全く家事が出来ないようですが、どうやって息子を育てたのだろうか。
金は持っているようだから、ホームヘルパーでも頼んでいたのか?

個人的評価:24点

にほんブログ村 映画ブログへ ←良かったらクリックして下さい

こちらはミラーブログになりますので、基本的にTBは本館(http://ameblo.jp/adam/)へお願いします

|

« おまもりひまり 第4話「野井原の白ネコ」 | トップページ | 彼岸島 レビュー(ネタバレあり) »

映画・テレビ」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ラブリーボーン レビュー(ネタバレあり):

« おまもりひまり 第4話「野井原の白ネコ」 | トップページ | 彼岸島 レビュー(ネタバレあり) »