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2010年2月 7日 (日)

テガミバチ 第十八話「テガミバト」

大道芸人ピサロの号令の下、突然始まったラグ・シーイングたちテガミバチと、テガミバトを名乗る三人組とのレース。
もちろんテガミバトは完全アウェーです。

事の切っ掛けは手の甲に鳩のタトゥーをしたローズ、ブリト、マックの三人組が挑戦状
「私の名はローズ。
 幸せのテガミを運ぶ白い伝書鳩……
 テガミバト」

「テ、テガミバ」
「バエ?」
ザジやコナー・クルフも聞いたことのない存在。それもその筈、彼女たちは今日が初仕事なのだという。
ニッチ、よりによって蝿と聞き間違えるか……
テガミバチと勝負する事で名をあげようと言う目論見なんですね。
確かに手っ取り早く名を売るには最良の手段だろう。

テガミを届ける簡単な仕事で高い料金を取るテガミバチが許せないというローズ。
手紙を届けるのは誰にでも出来る仕事ではないと反発するラグに、ローズたちはだからこそレースで勝負するのだと告げる。
試験の時もそうだったけど鎧虫の危険性とか、一般人はあんまり認識していないのだね。
相手にしまいと無視しようとしたザジだが、マックに腰抜けとバカにされて怒りを露わに。
そんな時に現れた館長のラルゴ・ロイドが勝負を承認してしまった事により、三対三のレースが開催された。
テガミバチも暇なことってあるんだ。ロイドさんは単に面白がっているだけなのか、それともテガミを配達する大変さを知って貰おうと思ったのか。
しかしこれ、偶然勝負を挑んだ相手がラグ達だったけど、ジギー・ペッパーとかだったら話にならないところだったよな。

BEEは公平を期すために、ニッチたち相棒(ディンゴ)は待機です。
馬車の馭者はコナーとブリトが担当。
出発早々に先を行かれるコナーたちの馬車は馬の鼻面にニンジンぶら下げて勢いを増すも、道が行き止まりのため思わず止まって先を進まれてしまう。
裏道まで調べ上げたテガミバトは「急がば回れ作戦」を敢行。
行き止まりだと思った道は、昼食時の半刻だけ道が開放される事をコナーは知っていました。
事前に下調べをしていたローズたちより、日々使っているコナーの方が熟知していたという事なんですね。

先を行かれたテガミバトだが、再び追い抜いてセントラルを飛び出す。
マキビシで妨害工作に出るが、ザジが青棘を使った必殺トゲトゲ返しで乗り切る。
跳ね返ったマキビシに車輪を壊されてしまったテガミバトは、再び追いかけてくると今度はトリモチを使ってBEEの馬車の動きを止めてしまう。
とことんセコい妨害工作か……まぁ正々堂々と戦わなければならないというルールがあった訳ではないし、結構ちゃちな妨害ですから、掛かる方も掛かる方ですけど。

テガミの集荷先は配達地図にも載っていないような寂れた町にある教会。
ラグ達が到着した時には既にローズたちは集荷した後。
しかしカイルは何故かテガミを差し出そうとしない。
ここでラグ達はなぜアベリがローズの名前を知っていたのかは疑問に思わなかったのだろうか。
シスターによれば長い間外の人と会っていなかったからだという。
かつては精霊琥珀の採掘で賑わった町も、琥珀が取れなくなった事で町を去ってしまった。残されたのは両親のいない子供達ばかりとなった。
人がいない町にはテガミバチも訪れなくなってしまう。
「これからは呼んでくれればいつでも来ます!」
テガミ代は高いので、親のいない孤児を育ててる教会にそんなしょっちゅうテガミバチを呼ぶ金はないと思うのだけどね。
それに他に人がいないような町でシスターたちはどうやって子供達を養う金を得ているのでしょうか? 教会は通常、町の人の寄付金で運営されていると思うのが、その住人が存在しないのに。

ラグ達を引き離して帰還するテガミバトだが、鎧虫のテリトリーに入ってまもなく鎧虫の襲撃を受けてしまう。
「逃げるが勝ち作戦」で逃げようとするテガミバトだが、馬車はあっさりと破壊されてしまい、心弾銃を持たない彼らの攻撃は全く通用しない。
基本的に一般人は鎧虫とはまったく戦えないのですね。
しかしBEE以外は町の移動とかどうしているのだろうか? 金のある人はBEE以外にも心弾が使える人間を用心棒にしているとか? それ以外は出来る限り鎧虫ポイントは通らず、通る時は鎧虫が出ないことを祈りながらの運頼みなんだろうか。
多くは町を離れる事が殆どないのでしょうけど。

テガミを受け取ったラグ達は鎧虫に追いかけられるローザたちを見つける。
ローズを庇う二人に、心弾で助けるザジ。
しかしテガミバトはローズを先行させて勝利を得ようとする。勝利に固執する彼らの姿に疑問を抱くラグ。
自分たちが盾になってまで得ようとする勝利への執念は並々ならぬ物があるからな。

だが話を聞く間もなく、大量の鎧虫が出現する。
ザジは鎧虫と戦いながら、ラグにローズの後を追わせる。
ハチノスへと向かうラグは、鎧虫に襲われるローズを目にする。
「心弾、装填……
 響け! 赤針!!」

ローズを心弾で助けるラグ。その時、彼の撃った心弾の欠片がローザの刺青に宿ったココロを映し出す。
タトゥーも一応「モノ」に含まれるという事なんだろうか。それに心弾ではなく、撃った後の欠片でもOKなんだね。
教会で親とはぐれたカイルとアベリを家族として迎え入れたシスターとローズたち。
アベリはスペランザという白い鳩をもっていた。スペランザはアベリと父親にテガミを届ける希望の鳩
だが、スペランザが死んでしまい、アベレはテガミを届けられなくなったと涙する。
お金のない彼らは何時でもテガミを届けられるわけではない彼女たちは、アベリのようにお金が無くてもお金を届けて欲しいと願う人のために自分たちがテガミバトとなって、テガミを運ぶ私設配達員となる事を決意した。

彼女の想いを知ったラグは、傷ついたローズに肩を貸しながら、ニッチたちの待つセントラルへと戻ってきた。
「なんでアタシを」
「テガミは、“こころ”だし、希望ですから」
「アタシはテガミじゃないよ」
「いいえ。ローズさんも、あの子達のテガミも、心の籠もったテガミです。
 だから……」

沢山の人に見守られながらハチノスへと近づく二人。
「こんな形でゴールしたくない」
「テガミに、勝ち負けなんてありません。
 沢山の人の心の籠もったテガミを届けること。
 それが、テガミバチの仕事なんです!」

そして二人は倒れ込むようにハチノスへとゴールした。
ラグらしい選択。
町の人たちは喝采で迎えていますが、過程の判っていない観客たちは何に感動しているのか。ボロボロな姿に感動しているのか? この手の勝負だと、何処かでトトカルチョとかしていそうだけどな。

素直に負けを認め、テガミを届ける事の難しさを知ったローザだが、決して諦めた訳ではなかった。
そんな彼女たちをザジも認めたようで、「テガミバエ」から「テガミバト」と呼ぶよう変えました。

その後、ラグは町で配達を行う三人の姿を目にして、嬉しそうに微笑むのだった。
テガミバトは地道な活動を続けているという事か。彼らに鎧虫は倒せないから、鎧虫ポイントを抜けるような危険な仕事はあまり引き受けられないので、それほど仕事は競合していないのかな。
向こうは三人だけだから、配達出来る量も限られているしね。

今回もオリジナルエピソードでした。
話自体はいい話だと思うのだが、やはり少し弱い印象があるのか何が足りないのだろうか。
ここぞ、という盛り上げが足りないのかな。
テガミバチという話は、ため込んできたものを、心弾によって明らかになったエピソードで一気にクライマックスへと持ち上げるものなんだけど、そこまでのヒキが弱いので、心弾で明らかになった事実が引き立たないのかもしれないな。
今回の話でも姑息な手段で勝ちを得ようとしているだけではなく、何がなんでも勝つ! という執念のようなものをもっと感じさせる事が出来ていれば、もっと良かったのではないかと思う。

そういや、集荷って普段どうしているのだろうか。
集荷して欲しいという連絡をよこすのも、ヨダカとかだと難しい気もするし。定期的に集荷のために町にやってきているBEEとかが存在しているのかな。

次回 第十九話「病気のテガミバチと少女たち」
ラグが風邪を引いて、シルベットとニッチのヒロイン二人が看病のために奔走するお話のようです。
シルベットが外出しているのでおめかししてる。

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「テガミバト」 なぜにレースを? 鳩のタトゥーですか。 テガミバエはちょっと(笑) 民間参入でもめている。みたいな。 挑発に乗るんだろうな〜ってやっぱり。 館長やる気ってオイオイ。 ハチもハエと間違われネタにされた経験がありそう。。 ニッチなぐさめてる。。 ニンジン作戦ですね!なんてベタな。 さすがプロ。 あらかわいくない。 やられたらやりかえす。 バイキンさんか(笑) いろんな事情があるのですね。 逃げるが勝ち作戦失敗だし。 姑息というか小物というか。 ザジカッコイイ。 希望... [続きを読む]

受信: 2010年2月 7日 (日) 22時07分

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