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2010年5月30日 (日)

Angel Beats! EPISODE.09「In Your Memory」

複数の攻撃的意識を持つコピーを一度に吸収してしまったため意識を失った天使こと橘奏。
自分のせいだと感じるゆりに、音無結弦は彼女は戦線のリーダーとして最高の仕事をした、誰にも予測できなかった事だと慰める。

これまで無い事態だという高松に、ゆりは必ず目を覚ますと否定するも、目覚めた時の天使がどの天使なのか、という椎名の疑問には誰も応えられない。
日向は目を覚まさないのは、沢山の意識によって混乱しているからではないのかと考える。
いずれにしろ、元のままで目覚める確率の方が遙かに低い。

対策として竹山をAngel Playerのマニュアル翻訳が出来る仲間と共に天使エリアへと送り込んでいる。
TKと松下は保健室前で2人の監視役。
TKは英語がまるで出来ないらしい……相変わらず一切が不明の人物です。
直井文人はデータを全て消して、ログインパスワードを変えようとしている、というゆりの作戦に気付いた上で、全ての能力を封じるのは一時凌ぎでしかないことを指摘。
ゆりもその事は十分に承知しており、いずれそれらもとっぱされてまた能力を作られてしまう。
「後は天命を待つだけね。
 果たして、神は誰に味方するのかしら」

実際には奏は1でなく、2ですよね。彼女が分身したから元に戻ったのだし。まぁ、数の対比ではあまり変わりないかもしれないけど。

奏の看病を続ける音無は夢を見る。
目を覚ますと事故にあった地下鉄の中にいた。
1月15日01:23。
既にセンター試験の時間は過ぎている。
血を流して傷を負った多くの人々。彼と同じく試験へと向かうために、多くの学生たちがそこにはいた。
あの事故で即死したわけではなく、音無はまだ生きていたのですね。
傷ついた五十嵐という学生に応急手当をして、共に電車から出た2人は、道が塞がってしまっているのを目にする。
携帯電話も繋がらず、生きている人々を助ける事にする。
学生が多いのは、音無と同じくセンター試験に向かう同年代の人が沢山乗っていたからか。しかし生存者の数は結構少ない。
そういや、地下鉄車内にも緊急用の通知の電話とかあったような気もするが。トンネル内にも電話とか無かったっけ? 地下鉄は無かったのかな。

生きている人々に声を掛けながら助け出した音無たちだが、助けは来ないため、音無は一人出口を探しに向かう。しかしその先に待っていたのはやはり崩れたトンネル。
彼自身、酷い打撲をして内蔵に損傷を受けていた。
これが音無の死因に繋がるのは想像に難くないところ。みんなを支えるために、自分の怪我の事は教えられないのだろう。

自分の傷を隠して全員で助かるため、水と食料を分け合おうという音無に反発する学生たちもいるが、医療の知識があるのは彼だけだという五十嵐の言葉に納得せざるを得ない。
音無は結構良い相棒に恵まれる性質があるのだね。それまでは他人に関わろうとしなかったから、そうした友達が出来ていなかっただけなのだろう。
今の日向のような人物で、生きていれば彼と良い友達になれたのかもしれない。

翌日、少ない水と食料で助けを待ち続ける生き残った人々だが、一人の学生が水を持って逃げ出そうとする。他の学生が取り押さえるも、ペットボトルから水がこぼれてしまう。
誰も助からないという学生に、そんなことはないと否定する音無。
怒りの収まらない人々に、音無はこぼれた水は自分の分であり、今後水を一切飲まないと宣言する。
水や食料は死んだ人の分も全部集めてあれだけしかなかったのか。
本当なら、盗みだそうとした奴も水抜きにするべきなんだが、音無はそれはさせないのですね。

三日目、重傷を負っていた男性の様態が急変してしまう。
泡を吹いて意識のない男性の組成を必死で行い続ける音無だが、助ける事は出来なかった。
初音に命の大切さを教えられてから頑張ってきた自分だが、目の前にいる人を救えなかった事で、自分は何も変わっていない無力な存在なのだと痛感する音無。
もちろん、彼を助けられなかったのは音無のせいなんかではない。何も道具が無い状態で、助けろという方がムチャだろう。だから誰も彼を責めなどしないし、音無自身も本当は理解しているのだろうが、無力感の方が先に立ってしまっているのでしょうね。

七日目。
水も食料も尽き、動くことすら出来なくなった音無達。
むしろまだ残る全員が生き延びている方が奇跡的。
音無は初音の事を思い出す。ドナーがいなかったため、治療を出来なかった初音。
音無は自らが死んだ後はドナーとして臓器移植をしてもらうために署名を残す。そんな音無に五十嵐も追従すると、自分の生きた証が残せるという彼の言葉で、他の人々も臓器提供のサインを行った。
死んでも誰かのためになりたいという強い想いを持っていた音無。医者になれていたら、良い医者になれたのかもしれない。
「なあ、やっぱおめぇはすげぇよ。
 音無……
 見ろよ、あれだけ絶望していた連中が、みんな、誰かに希望を託そうとしている。
 お前が、みんなの人生を、救ったんだぜ、音無……
 なぁ、音無……聞いてんのかよ」

握っていたペンを落とす音無。
その時、ようやく塞がれていた道が拓かれ、救援がやってきた。
音無だけは怪我をしていたせいで助かる事が出来なかったのか。後もう一時間でも早ければ、音無も助かっていたのでしょうが。
しかし死んだ直後にやってきた救援の事を、何故音無が記憶しているのか、という謎……せめて助けが来たのを目にして、安堵と共に死んだという方が良かったのではないのか。

眠ってしまっていた音無を撫でる奏。
自分自身との壮絶な戦いを繰り広げて勝利を得た奏。
「あなたと約束した私が目覚めたのは、奇跡って事」
音無との約束を守りたいという強い想いが、百体近いもう一人の奏に勝利したのか。

死んだ時の記憶を全て思い出したと奏に語る音無。
誰かのために生きたいと思っていた事を告白すると、自分の身体が誰かを助けてあげられた筈だと信じる。
「きっとその誰かは、見知らぬ貴方に「ありがとう」て一生思い続けるわね。
 ……結弦」

「なんだ」
「ならもう、思い残す事はない?」
「そうだな。
 誰かを助けられたなら、俺の人生はそう悪いものじゃなかった。
 そう思えるよ」

思い残すことがないのならば消えてしまうのか、と感じる音無。
だが、まだ戦線の仲間がいる。彼らと共にいたいという思いを持つ。
自分と共に、報われた気分になって、一緒にこの世界から去って新しい人生を送れたなら悪くない筈だと願う音無。
奏が消滅していないのは、音無が消滅しないのと同じ理由なのか。この世界にやってくるみんなを成仏させてあげたいという想いがあるから、彼女は消滅せずにこの世界に残り続けているのかな。

奏がみんなに規則正しい生活を送らせて成仏させていたのは、そうした気持ちをみんなに知って貰いたいためだった。
戦線と天使のすれ違いに気付いた音無。
真面目に授業を受け、部活をすれば満たされた気持ちになるのは、青春時代をまともに過ごせなかった人々だから
そもそも音無の死に方を考えると、他の人のように悔いを沢山残していたわけではないのだよね。単に幸せな学生生活を送れなかったからだけななのか。
「知らなかった?」
「知らねぇよ! つか、そんなのどうやったら判るんだよ」
「見てて気付かなかった?」
まぁ、そうだろうね。だからこそ学生しかいない。幼い子供も中年も老人もいない。学生しかいないのはこの世界がそうした人の集まるところだろうとは思っていましたが。
若干年齢が高そうなチャーも実は年齢が変わらないのか? でも結婚していたという事らしいから、死んだ時はもう少し年齢が高かったけど、幸せな学生時代を送れなかったからこの世界にいるのか。

――ここは若者たちの魂の救済場所だったんだ。
日向もセカンドフライを捕っていれば報われていた筈。
岩沢は自ら報われる道を見つけ出した。
――誰もここにいたくているんじゃない。
――人生の理不尽に抗っているだけなんだ。
――それを奏はそうじゃない、と。
――理不尽じゃない人生を教えて上げたくって、
――人並みの青春を送らせてあげたくって。
――ここに留まろうとする彼らを説得してきた。
――それが……なんて皮肉な話だ。
――それだけの話だったのに、お互いの信念を貫くため対立し、やがて武器まで作り出して……
――今じゃ、抗争の毎日だ。

「どんだけ不器用なんだ、お前」
「知ってる」
「自覚はあるんだな」
「うん。
 でも、もし……あなたがいてくれたら出来るかもしれない」

消える筈の音無は残っている。
奏と共に歩める初めての人間になれるかもしれない。
コミュニケーション不足から発展したゆりたち戦線メンバーとの戦い。奏がもっと誰かとコミュニケーションを取れる人間なら、ゆりに自分の気持ちを伝える事が出来ていたのかもしれない。
そうすれば、奏を天使だと思って少なくともこんな抗戦の日々を送る事は無かっただろう。もっともゆりはそれでも従おうとはしなかったでしょうけど。

しかしこの世界に初めて抗ったゆりの強い想い
理不尽な人生に抗おうとするゆりを救うことが出来るのか。
悩み続ける音無。
両者の味方である自分がなんとかしなければならないのだと感じた音無は、奏に協力する事を約束する。
戦線にとっては内通者のような存在となってしまうわけだが、説明して納得するようなメンバーでもないだろうしな。

答案のすり替えが公表され、奏は生徒会長への復帰する。
すり替えに加わったゆり、音無、日向、高松、大山、竹山の6人は反省文を書かされていた。
奏は攻撃的な性質の方が勝利した事になり、戦線と共に過ごした時間は忘れた事になっていた。
しかし攻撃的な天使の方が勝利したのなら、
みんなの過去を聞き出すため、奏には敵であり続けてもらい、自分の指示に従ってくれるように頼んだ音無。
「また一人にしてしまうけど、ゴメン。
 でも、全てが終わったら……
 終わったら……」

――その時……
――その時、俺たちはどうなるんだろう……

戦線メンバーが消えても、その後もまだまだ同じようにこの世界にやってくる事になるのだから、そうした人々も消滅させるために2人はこの世界で過ごしていくというラストとなるのか?
残りの話数で全メンバーの過去を完全に描写するのは無理なので、果たしてどのように処理するのか。メインとなる何人かだけかな。
ゆりの説得もあるから、過去の描写を出来るのは1人2人だよな。2クールアニメなら、一人一人対応も出来るが、一クールアニメでは尺が足りなさすぎる。

次回 EPISODE.10「Goodbye Days」

次はアホの象徴、ユイの過去が明らかになるのか。

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