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2010年8月 2日 (月)

借りぐらしのアリエッティ レビュー(ネタバレあり)

 【ストーリー】

心臓病を抱えた少年・翔(声:神木隆之介)は、手術までの療養の期間、おば・牧貞子(声:竹下景子)と家政婦のハル(声:樹木希林)が住む郊外にあるある古い屋敷にやってくる。
そこで翔は小人の少女の姿を目撃するが、貞子の話によるとこの屋敷には昔から小人が住んでいるのだという。

貞子の言葉どおり、屋敷には14歳の小人の少女・アリエッティ(声:志田未来)たち借りぐらしという小人の家族が住んでいた。
借りぐらしは人間の家からばれないようにこっそりと生活用品を借りて暮らしていた。
この日、アリエッティは父・ポッド(声:三浦友和)と共に初めての「狩り」に出かける日だった。母のホミリー(声:大竹しのぶ)は人間の子供がやってきたと知って反対するが、ポッドは今や仲間はどこにもいないかもしれず、いずれアリエッティは一人で生きていかなければならないと、危険も承知で彼女を狩りへと連れて行く。

初めて足を踏み入れた人間の家の大きさと、そこで巧みに狩りをする父の姿に感動するアリエッティ。
角砂糖を手に入れ、ティッシュペーパーを取ろうとしたアリエッティとポッドだが、アリエッティはベッドで眠っていた翔に目撃されてしまう。
更に角砂糖も落としてしまい、アリエッティが手に入れる事が出来たのはアリエッティが拾った待ち針だけだった。
人間に見られてはいけないという掟を持っていた借りぐらしは、引っ越さなければならないが、ポッドは暫く人間の様子を見守る事とした。
翌日、アリエッティの家の側に彼女が落とした角砂糖が届けられてしまい、ポッドはいよいよ引越しを考えなければならなくなる。

アリエッティは翔に砂糖を返しに行くと、自分達には関わらないで欲しいと頼む。そんなアリエッティはカラスに襲われかけ、翔に助けてもらう事になる。
母から小人の存在を聞いていた翔はますます借りぐらしに興味を抱き始め、貞子から祖父も小人を見ており、翔の部屋にあるドールハウスも小人のために用意されたのだと知る。
家政婦のハルは翔の様子から小人の存在を感じ取り、小人を生け捕りにしようと企み始めていた。

激しい雨の夜、森の外に新しい家を探しに出ていたポッドが怪我をして戻ってくる。
しかしポッドは一人ではなく、彼らと同じ借りぐらしのスピラー(声:藤原竜也)に助けられていた。
スピラーの話から、まだ仲間たちが生きていたのだと知って喜ぶアリエッティたち。

そうしたある日、翔が借りぐらしのためにと思ってとった行動が、いよいよ彼女たちを追い詰めていく事になってしまう……

・キャスト
アリエッティ(声:志田未来)
翔(声:神木隆之介)
ホミリー(声:大竹しのぶ)
ポッド(声:三浦友和)
牧貞子(声:竹下景子)
ハル(声:樹木希林)
スピラー(声:藤原竜也)

 【感想】

メアリー・ノートンのファンタジー小説『床下の小人たち』が原作のアニメ。
正直に言うと、ちょっと期待していた感じとは違いました。

ジブリ作品の中ではこじんまりとした感じの作品です。
ジブリ作品なので、相変わらず声優人は本職ではなく話題づくりのために俳優起用です。今回はキャストが少ないので、全員が本職声優ではないという酷い有様。

スピラーはジムシィにしか見えないです。
そういえば、昔は3つの家族がこの家に住んでいたという事ですが、それでも少ないよね。
よほど近親婚が進んでいる一族なのだろうか……

ハルは一体何がしたかったのか。最初、鼠駆除の会社を探していたのは、泥棒である小人を快く思っていないからなのかと思いきや、追い出したり殺したりするのではなく、捕らえようとしていましたよね。と、いう事はそういう発想ではないという事になる。
小人を捕らえて見せ物にでもしようと思っていたのだろうか? 珍しい小人を捕まえて世間に公表したかったのか? その辺の描写は放置されているのは、視聴者の想像に任せるというよりも、単に脚本のまずさにしか思えない。ジブリは子供向けに作ってるんじゃないのか?

翔のよかれと思って行った行動が、借りぐらしにとっては望ましいものではなく、遂には屋敷から出て行くしかなくなってしまうというお話。
90分もあった割に何があったかというと何もなかったというか……借りぐらしの生活を描くなら、もっとそこを丁寧に描くべきだったし、アリエッティと翔の関係を描くなら、二人の関わりをもっと深く描くべきだった。どちらにも中途半端になってしまった感じが否めない。

いつもよりは少しマシだけど、やはり最近のジブリ作品は説教臭い
それを如実に感じたのがもののけ姫と千と千尋で、私はあれ以来まともにジブリを見ていない。

しかしなんでジブリ作品ってこんなに人気高いのか。
もはやただネームバリューだけで人気が出ているとしか思えないよね。
今回の作品にしてもかなりの客が入っているようですが、正直、ここまで興行収入が上がるほどの作品は最近のジブリ作品にあるとは思えない。
たぶん、この作品を作ったのがジブリでなければ、おそらく10分の1も客が入らない作品になっているのではないだろうか。

個人的評価:62点

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□作品オフィシャルサイト 「借りぐらしのアリエッティ」□監督 米林宏昌 □脚本 宮崎 駿 □原作 メアリー・ノートンT( 「床下の小人たち」)□キャスト(声の出演) 志田未来、神木隆之介、大竹しのぶ、竹下景子、三浦友和、樹木希林■鑑賞日 7月19日(月)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)<感想>  宮崎さんはこの作品の出来映えに納得されたのだろうか・・・。  本当に鈴木プロデューサーは『崖の上のポニョ』超えを狙っているのだろうか・・... [続きを読む]

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受信: 2010年8月 8日 (日) 08時33分

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