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2010年9月27日 (月)

ルー=ガルー レビュー(ネタバレあり)

 【ストーリー】

近未来、ヒトはヒトと端末(モニタ)によって繋がっていた。管理社会に統制された都市に住む住民達は、合成食品による食事を行い、常に現在地情報が監視された状態であり、物理接触(リアルコミュニケーション)が希薄になっていた。

夜、矢部祐子(やべ ゆうこ)は仮面をつけた少年に追われて逃げ続けていたが、高架下へと追い詰められる。そこで祐子の前にもう一人の仮面の少年が現れ……

少年少女にとっての数少ないリアルコミュニケーションの場となる学校。
議員を養父に持つ牧野葉月は今や珍しくないコミュニケーション障害を抱える少女の一人であった。
グループ研修の自由課題を行う事となり、葉月は神埜歩未、都築美緒、矢部祐子の3人とチームを組むことになる。
天才を自称する明るい美緒はコミュニケーション障害の葉月と寡黙な少女・歩未を相手に積極的に交流を図る。

セキュリティの行き届いた家でいつものように食事をしていた葉月だったが、その夜、突然セキュリティが一時的に落ちると、家の中に美緒が現れる。
高度な知識を持つ美緒は、セキュリティシステムにハッキングして自分が存在しないかのようなカモフラージュを施していたのだ。
美緒は「魔法」を自分だけでなく、葉月にも施すと、外出の禁止されている夜の町へと出てもう一人のチームメイトである歩未の家を訪れる。
自宅の敷地内にある廃屋にいた歩未。
美緒はそこでグループ研修の自由課題を20世紀に流行った少女たちのバンド「SCANDAL」のプロモーションビデオを見せ、自分たちで演奏を再現する事を決定する。
だが、チームのメンバーである祐子が欠けており、彼女らは裕子の行方を捜す事となった。

その頃、巷では少年少女を対象として内臓が抜き取られるという連続殺人事件が起こっていた。
町の実質的な支配者でもあるSVCの初代会長・鈴木敬太郎の曾孫であり、政財界にも強い影響力を持つエリート官僚の石田理一郎は、この連続殺人の対応として生徒たちの情報の提供を強く求める。不破静枝は個人情報の提出に反対するが、圧倒的多数によって情報の提出は承認されてしまう。
川端リュウという少年も連続殺人事件被害者の一人であったが、彼が殺害された場所と時間は祐子が追い詰められていたその場所であった。
警察である橡兜次は親しい間柄にある静枝に、川端リュウこそが連続殺人事件の犯人の一人であると睨んでいる事を語る。リュウはDCと呼ばれる旧式動画(アニメ)の信者の一人だった。
警察は彼の仲間であると目されている学生・中村雄二の行方を捜索していた。

警察に頼らずに祐子の行方を捜査する美緒たちは、美緒の知り合いである麗猫(レイミャオ)を訊ねる。美緒の幼馴染であり、戸籍を持たない『未登録住民(ゴースト)』の一人である麗猫は、あの晩、リュウたちに襲われていた祐子を助け出ていた。
麗猫は未登録住民の少女たちを攫う犯罪組織から捕えられていた少女たちを解放するが、その中に祐子も含まれていた。
美緒は雄二がまだ祐子を狙ってくるかもしれないと考え、高いセキュリティを持ちながらも監視されない歩未の廃墟に避難させる事とする。

祐子を廃墟に匿い、葉月と美緒は毎夜「魔法」を使って訪れると、演奏の練習をしたりと、歩未や麗猫とも楽しく平穏な日々を過ごしていた。
だが、そうしたある日、祐子は自宅へと帰りたいと言い出してしまう。
危険を考慮して反対するも、大人の力に頼るという妥協する。

自宅へと帰宅した葉月の家に、祐子が記憶喪失の振りをして訪れ、葉月はセキリティに連絡して彼らに保護してもらうという作戦を実行する。
美緒たちも作戦通りに保護された祐子の様子に安堵する。
だが、翌日、祐子は遺体となって発見されてしまう。
昨晩の出来事はシステムで全く異なる結果に書き換えられ、祐子は保護されていない事になっていた。
自分の力に絶対の自信を持っていた美緒は、自分と同じようにシステムに介入して、彼女すらも騙した存在を突き止めようと躍起になる。
だが、そんな彼女たちにも危険は忍び寄りつつあった。

主題歌『Midnight Television』
挿入歌『KOSHI-TANTAN』
エンディングテーマ『さよなら My Friend』

・予告(Youtube動画)

 【感想】

京極夏彦原作小説『ルー=ガルー 忌避すべき狼』のアニメ映画です。
見てからかれこれ1カ月ほど経過していますので、少し記憶があいまい。
ぶっちゃけ、映画でやる必要はなかったよね。最近のアニメ映画に多いパターンだ。DVDなどでも十分。
客入りは終了直前に行ったせいなのか、もともとなのか判りませんがあまり多くはなかった。ガラガラというほどでもなかったけど。

登場人物は結構少ないです。
世界観そのものは独特ながら見ていても大体は把握出来る作りとなっている。

キャラクターデザインがかなり独特であり、これを嫌うユーザーも多いかと思われる。実際、あの絵を見て観に行かない事にしたという話も聞きますから。
明るい話をしている時にはいいものの、アクションシーンではやや迫力に欠けてしまうところも多数感じる。

キャラクター的には主役である葉月よりも、美緒や歩未・ミャオの方がインパクトが強い。
これは葉月がコミュニケーション障害という以外に際立った特性を持っていない事に起因するのかな。完全に他の3人に喰われてしまっている。

挿入歌である『KOSHI-TANTAN』は練習したものの結局発表する場は無かった。
ま、グループ4人のうち、一人が死んで、一人が刑務所行きなのだから仕方ないのかもしれないが。
予告などでは大々的に取り上げあられていた『KOSHI-TANTAN』はもっとクローズアップされるのかと思いきや、劇中で少し扱われる程度。
「SCANDAL」はタイアップのために無理矢理出した感が否めない。
まぁ、主役たちをSCANDALのメンバーがアフレコしていなかっただけまだマシか。

一人の男の欲望によって作られた世界がこの世界。
敬太郎が何故、若さを保ち続けていたのかなどは不明なままとなりましたが、その辺は京極世界らしく彼自身が『怪奇』の存在だったのだろうと。

個人的評価:65点

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