« 薄桜鬼~碧血録~ 第十九話「天道の刃」 | トップページ | 荒川アンダー ザ ブリッジX2 第8話「8 BRIDGE×2」 »

2010年11月23日 (火)

装甲騎兵ボトムズ Case;IRVINE ―ケース;アービン― レビュー(ネタバレあり)

 【ストーリー】
街では『バトリング』と呼ばれる人型ロボット兵器・AT(アーマードトルーパー)同士を戦わせて勝敗を競う裏賭博が流行していた。
この日、『バトリング』の主催者である興行師イシュルーナがマッチメイクで送り出したペイガンは、圧倒的な強さで次々と敵を葬っていく。ペイガンはイシュルーナの指示も無視して、動けなくなった男さえも殺してしまう。
そんな凶悪なペイガンの前に立ちはだかった一騎のATを駆る“ザ・ダーク”は、凄腕ファイターでありペイガンを手玉にとって翻弄する。圧倒的とも思える実力を発揮してペイガンを追い詰めたザ・ダークだが、過去のトラウマが蘇った彼の銃口はペイガンのATから外れる。
わざと攻撃しなかったと感じたペイガンは怒りに震えて反撃し、ザ・ダークのATの片腕を破壊。ザ・ダークは敗北して撤収していく。

ザ・ダークの正体はATの整備工場を営む青年・アービン・レスターであった。
彼はエージェントでありかつての戦友・シラフの手引きで負け役を引き受けていたのだ。
アービンの高度なAT操縦技術に目を付けたイシュルーナは、シラフに代わって自分がアービンのエージェントになると名乗り出る。高額な報酬を約束するも、アービンは金は欲しいが負け役で十分であると彼女の申し出を断ってしまう。
しつこい食いさがっていたイシュルーナだが、そこにペイガンが現れる。
『バトリング』は戦場であり、「戦場は勝った者が生き、敗者は死あるのみ」という信念を持つペイガンだが、アービンは『バトリング』は戦場ではないと彼の考えを否定する。

高濃度の酸性雨が降り注ぐこの町では、自然の植物は瞬く間に枯れ果ててしまう。
アービンと過ごすドナは何時の日か、アービンと共にこの町を離れ、まだ雨の汚染されていない街へと引っ越す事を夢見ていた。
それはアービンたちだけではなく、シラフやこの町に住む大勢の者たちの夢でもあった。
そのためには大金を必要とするが、アービンたちの暮らしは赤字続き。『バトリング』に出場するという馴染みの中年男性にも、支払いはバトリングから戻ってからで良いとするから余計であった。

かつて戦争に参加していたアービンには、戦闘中でのトラウマが残っていた。
そのトラウマ故に人を撃てないアービン。そしてアービンの妹ドナは戦争から傷つき戻った兄の姿にもう戦って欲しくないと思っており、アービンは自分がバトリングに出場している事は秘密にしていた。
そんなアービンの過去を調べ上げたイシュルーナは、ますます彼への興味を募らせる。

その夜、アービンの下に酔っぱらった様子のシラフから電話が入り、バトリングの依頼があった事を告げる。
だがそれはイシュルーナの仕組んだ罠だった。
何時になればこの街から出る事の出来る費用が溜まるか判らないシラフに、イシュルーナは暴走が過ぎるペイガンを見限る事として、街から出るだけの金を渡してアービンのエージェントとしての権利を購入したのだ。友を売ってしまった事に苦しむシラフ。
そうと知らないアービンは夜中にバトリング会場へと向かうが、彼の乗るトレーラーにドナが密かに潜りこんでいた。

会場に到着したアービンはイシュルーナから真実を聞かされるが、最早引くわけにはいかずにATに乗り込んでバトル会場へと出撃する。
アービンを待ち受けていたペイガンとの戦闘が今始まる。
だが、バトリングは戦争ではないという主張を貫くアービンに、ペイガンは客へと発砲、バトリング会場の破壊を始めてしまう。暴走を始めたペイガンは、イシュルーナのデータバンクから機密扱いとなっていたアービンの過去を知る。
会場から逃げるアービンたちを執拗に追撃するペイガンは警察をも撃破していく。
賄賂を受け取っていた警察もイシュルーナを見捨て、ドナたちも巻き込んだ惨劇が始まろうとしていた。


■キャスト
アービン・レスター(声:平川大輔)
ペイガン(声:福山潤)
ドナ(声:豊崎愛生)
イシュルーナ(声:遠藤綾)
シラフ(声:白鳥哲)
デニス(声:広瀬正志)

■STAFF
企画・製作:サンライズ/監督:五十嵐紫樟/脚本:佐藤卓哉/キャラクターデザイン:久行宏和/メカニカルデザイン:大河原邦男/サブメカニカルデザイン:寺岡賢司/製作:サンライズ


ボトムズ・フェステバルと名付けられた3部作の1本目。
ただ、過去のキリコを主人公とする装甲騎兵ボトムズとは世界感か同じというだけの別物です。どう考えてもこの話が残り2本に絡んでくるとも思えないし。
ボトムズという作品としてやる必要があったかと言われたら、無かったと言わざるを得ない作品となってしまった。
ま、これはガンダムなどでも同じ事が言えるので、スタッフがボトムズという世界感を使いたかったという事で纏めるしかないね。
最近お約束のOVAだけでは売れないので、劇場版という事にしちゃって稼ごうアニメです。

主人公のアービンの過去は物語の中で徐々に明らかになっていく感じです。まぁ、おおよそは検討がついてしまうのですけどね。
ドナとアービンの関係性が最後まではっきりしていなかったのだけど、兄妹だと思っていいのだろうか? 恋人同士という感じでもなかったしね。

アービンの店でチューンを頼んだ親父はてっきりペイガンと試合して殺される布石かと思いきや、何の音沙汰もなかったな。単純にドナに隠している事を表現するためだけに出てきたという事か。

この騒ぎはどう収集を付ける事になるのだろうか。警察はイシュルーナと手を切ったので、イシュルーナに罪を被せようとするのか。それともあくまでもペイガン個人の責任としてしまうのか。街や人にも被害が出ているし、賠償問題とかもありそうだが。警察に金を握らせてまた黙殺する事になるのかな。
シラフは結局死んだ事をアービンは知らず仕舞い?
工場兼自宅も破壊されてしまい、今後アービンとドナはどうやって生活するのか。イシュルーナに責任の一端があるので、彼女が修理してくれたりするのかな。
なんだか微妙に投げっぱなしのところも残ったまま終わってしまいました。


個人的評価:67点

にほんブログ村 映画ブログへ ←良かったらクリックして下さい

こちらはミラーブログになりますので、基本的にTBは本館(http://ameblo.jp/adam/)へお願いします

|

« 薄桜鬼~碧血録~ 第十九話「天道の刃」 | トップページ | 荒川アンダー ザ ブリッジX2 第8話「8 BRIDGE×2」 »

アニメ・コミック」カテゴリの記事

映画・テレビ」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 装甲騎兵ボトムズ Case;IRVINE ―ケース;アービン― レビュー(ネタバレあり):

« 薄桜鬼~碧血録~ 第十九話「天道の刃」 | トップページ | 荒川アンダー ザ ブリッジX2 第8話「8 BRIDGE×2」 »