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2010年12月14日 (火)

薄桜鬼~碧血録~ 第二十二話(最終回)「夢幻の薄桜」

蝦夷へと向かう陸軍参謀・黒田清彦の指揮する新政府軍の船に突如現れた風間千景は、その船で蝦夷へと向かう。

松前道、木古内道、二股道の三つのルートから箱館へ向けて進軍を開始した新政府軍に対して、旧幕府軍は3隊に分けてこれを迎え撃つ。
二股口で指揮を執る土方歳三は度重なる攻撃を撃退、瀧川充太郎率いる伝習士官隊が抜刀して敵中に突進するなどの活躍を見せて士気も上がるが、大鳥圭介が指揮を執っていた松前が突破されてしまった事により、退路を断たれる危険を考慮して撤退を余儀なくされる。
土方さんは昔の厳しいばかりの鬼の副長ではなく、褒めて飴を与える事も憶えたようです。昔のように自分が厳しくして、近藤勇が優しくするという構図がなくなったからかな。
その夜、吸血衝動に襲われる土方に、小姓として同行した雪村千鶴は襟をはだけて自らの血を与えて衝動を抑える。
しかしこれってわざわざ首筋にする必要あるのか……ただ血を与えるだけなら腕とかでも充分だと思うのだが。あんなにはだけて無駄にエロくなってるだけで……

箱館へと撤退した土方たちは弁天台場で大鳥や島田魁ら新選組隊士と合流。
大鳥は自分のせいで撤退する事になった事を土方に詫びるも、土方はそれを責め立てることなく戦力分散させたのが悪かったのであり、新たに加わった二関源治率いる見国隊と共に、弁天台場と五稜郭に戦力を集中させて戦えば良いと前向きに語る。
そんな土方に誠の旗の心がある限り土方と共に戦い続けるという島田に、彼と共に台場を護る指揮を執る大鳥は自分も誠の旗を掲げる事を誓う。
「新選組の旗と共に戦えば、僕らの信じる武士の志は折れずに、戦い続ける事ができる気がするからね」
そんな大鳥に土方は弁天台場を任せると握手を交わす。
大鳥としては土方は握手の事を憶えていてくれた事が嬉しかった模様です。

5月7日。
海戦が勃発するも旧幕府軍の海軍は持ちこたえる事ができず、陸軍に頼るしかなくなっていく。

5月10日
旧幕府軍は武蔵野楼にて別れの杯を躱す。

土方は改めて千鶴が残り続けるつもりか確認しようとするが、千鶴は皆まで言わせずに土方と共にいる事を明言する。
「女に言わせてばかりじゃカッコつかねぇな」
「えっ?!」
「俺が、誰より護りたいのはお前だ。
 俺はお前に惚れてるんだろう

何を今更な告白ですが、面と向かって千鶴に言った事は無かったから、改めて口にしたのでしょう。やはり気持ちというのは判っている事でも、改めて口にしてもらった方が嬉しいものですから。
「新選組を率いる努めさえ終えれば、死んでも構わないと思っていたが……
 生きたいと思う理由ができた」

「良かった。生きたいと思ってくれて、本当に……」
「お前は、これからも俺の側にいろ。
 逃げようとしても離さねぇからな、覚悟しとけ」

口付けを交わす2人。
ぶっちゃけこの夜、千鶴が土方の子を宿したというオチなのかと思ってました……何も描写されていないのでハッキリしないけど。

翌、5月11日。
新政府軍が大挙して押し寄せ敵に、背後を突かれた大鳥たちは孤立してしまう。
土方は千鶴と共に兵士を率いて弁天台場の援護を向かうが、一本木関門に待機していた新政府軍の銃弾を浴びて倒れてしまう。
史実ではここで土方は死亡しています
ただこの作品では土方は羅刹になっているので、普通の銃弾を浴びただけではそう簡単には死なないため、千鶴に連れられて避難しました。

深手を負った土方の止血を行う千鶴だが、土方は意識が朦朧とした危険な状態が続く。
――どうしよう……どうしよう!
――このままじゃ土方さんが……!
――私が絶対、死なせはしない!

千鶴は自らの血を土方に与えて存命を計る。
「また、自分を傷付けたのか……」
「直ぐに治ります」
「そういう問題じゃねぇんだよ。
 誰が好き好んで、テメェが惚れた女に痛い思いを味あわせたいものか。
 少しは察しやがれ」

「私だって、愛する人の苦しむ姿なんて見たくありません」
互いに自分の事よりも、相手が傷つき苦しむ姿を見るのか嫌だと慮る2人。
どちらも自分自身が傷つく事には無頓着なところがあるけど、好きな相手が傷つくのは耐えられないのですね。

移動する2人は夜になり、一本の桜の下に辿り着く。
思わず桜を見上げる2人。
「来年も、一緒見ましょうね」
2人桜が似合うと笑いあい、千鶴は来年も共に見ようと約束する。
しかしその2人の前に風間が現れる。
全てに決着をつけようとする風間に、千鶴は土方の怪我を慮って戦いを止めようとする。
「全てを擲って挑んで来る奴がいるのなら、誠の武士として応えるべきだろう」
風間が全てをかけて決着をつけようとしている事を悟った千鶴は、その思いを応えようとする土方を止める事はできず、2人の戦いを見届ける事に。
「俺は俺が信じたもののために戦う。
 生きるのために、必ず勝ってみせる!」

「判りました」
土方に新選組隊士としての姿を見る千鶴。
「生きるためにか……
 力を使うほどに己の寿命を縮める羅刹など、所詮紛い物だ。
 純潔の鬼とは格が違う。
 貴様等は散りゆく定めにある。
 生き急ぐ様はまるで桜のようだ」

「生き急いでいるわけじゃねぇよ!
 ただ、必要とされるものが多かっただけだ!
 新選組が理想とする武士の道は、険しいんでな」

両者は抜刀。土方は羅刹となり、風間も鬼の姿となり刃を交える。
激しい攻防を繰り広げる両者。
鍔迫り合いとなり、土方と向かい合う風間は土方の言葉を思い返す。

互いの刃が相手を斬りつける。
傷ついた体を必死に奮い立たせて何度となく風間に挑み掛かってはあしらわれる土方だが、それでも彼の心は折れない。
土方が風間より劣っているというよりも、元々羅刹として限界が近づいている上に、怪我をしている土方は戦いが長引けば長引くほどに消耗が激しくなっているのだろう。
「俺には、護らなきゃならねぇものがある!
 だから、たとえ鬼にだろうと、負けられねぇんだよ!!」

傷ついた体で尚も奮戦を続ける土方。
「フッ……“羅刹”という紛い物のの名は、貴様の生き様に相応しくないようだな。
 ……貴様はもはや1人の鬼だ……
 鬼としての名をくれてやろう……
 
薄桜鬼だ!
土方の信念を持った戦いぶりに、彼を鬼として認めた風間。
人を鬼よりも劣るものとして蔑んでいた風間にとって、土方を鬼として認めたという事は最大の賛辞ですね。

「鬼として認められるために戦ってきてんじゃねぇがな……
 もう長くは遊べねぇがな、それで良いだろう」

「無論だ。一撃で仕留めてくれよう」
互いに青眼の構えから最後の一撃を交える両者。
土方の刃が風間の胸を刺し貫く。
風間が倒れ、土方もまた膝から崩れ落ちる方……
果たして風間はこれで死んだのだろうか? 倒れてはいるものの明確に死んだという感じでは描かれていないので微妙なところ。純潔の鬼である風間がアレで死ぬのかどうかも判らないし。
それにわざとやられたのではないか、という感じすら印象として受け取れてしまうのだけどどうなんだろうか。風間の刀を持つ腕がどうみても斬りつけた感じではないし。

エンディングでは新選組隊長格の言葉……主に千鶴が聞いた最後辺りの言葉です。
井上さんもちゃんと出てきましたが、島田はいないんだ……確かに最後まで一緒だったし死んでないけど、死んでないという面では斉藤や永倉も同じなんだけどなぁ。

「土方さん……」
千鶴は桜の下で土方に膝枕をする。
「土方さん、見えますか?
 みんなの掲げる誠の旗が……」

空に浮かぶダンダラ羽織を羽織った組長達の姿。
空を見上げて涙を流す千鶴の涙を拭く土方の指……
「千鶴……」
果たして最後に千鶴の前に現れた土方は本物なのか、幻想なのか……
羅刹である土方は力を使い果たせば姿すら残らない筈なので、生きている可能性は充分にあり得る。もちろん、羅刹として力を使い切る前に死んでしまったのなら遺体は残るだろうから、生きているとは限らないわけですけどね。
スタッフはわざとどちらともつかない終わり方にして、見る側に任せるという感じで終わらせる手法を取ったか。

エピローグはないんだね。
かなり早く終わったので、もう1話ぐらいエピローグがあるのかと思っていたのだけど、土方の生死がハッキリしないのなら仕方ないのか。
生き残った隊士達がどうなったのかとか、千鶴がこの後どうしたのかとかは一切描かれないのだね。隊士達の方だけでもどうなったのかとか描いても良さそうだけど。斉藤とか需要ありそうだし。
それともDVD特典として映像化するとか?DVDに少しずつ新作映像がつくみたいだから、それぞれのエピソードのところで各自のエピローグとかがあるのかもしれないな。死んだ人は生きている時の出来事とか。買わないから見れないけどね。

さて、そんなこんなで最終回を迎えた薄桜鬼ですが、乙女ゲー原作ながら良くできていた作品だと思います。男が見ても充分に見れる作品になっていたし。
ただ後半はどうしても史実を追わなければならない事もあり、千鶴のナレーションによる歴史解説が多くなってしまったのがもったいないところではある。ま、これ無しではいかに旧幕府軍と新選組が窮地へと立っていってるかが判らないので仕方ないところではあるのですが。

桑島法子さんの千鶴はとても良い印象で演じられていたと思います。
三木眞一さんの土方も良かったですが、サブキャラではあるものの飛田展男さんの山南は良かったと思う。
誠実な感じなのにどこか嫌らしい感じがして、最後まで悪人なのかどうなのか、原作を知らないと判別尽きづらい感じがあって良い具合に働いていたと思う。

しかしやはりどう考えても原田の死に様だけが他の主要隊士に比べて扱い悪い。
なんか雑魚と戦って死んじゃったという感じだからな。
扱いが悪かったといえば兄である南雲薫も散々だった感じがあるな。もう一掘り欲しかったかも。
千姫と君菊はもう一回ぐらい出番があるのかと思ったけど、結局2期は出番なしか。

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