魔法少女まどか☆マギカ 第5話「後悔なんて、あるわけない」
願い事を行いキュゥべえと契約を行い魔法少女となる美樹さやか。
「さあ、受け取るといい。
それが君の運命だ」
魔女の口付けの影響によって集団自殺をしようとしていた志筑仁美は、夜遅くまで警察や病院へ行っていたのですっかり寝不足。
真実を知りながらとぼけてたずねるさやかに、仁美は医者によると集団幻覚だと言われたと落ち込む。
そんなさやかの様子を冷たく見つめる暁美ほむらと、辛そうにする鹿目まどか。
変に明るく振る舞っているさやかが逆に痛々しいな。
怖くないのか、と問い掛けるまどかに、さやかはもちろん怖いが、友達二人を同時に無くしていたかもしれず、その方が怖いと告げる。
これからの見滝原市の平和は自分が守ると告げる。
「後悔とか、全然ないの?」
「そうねぇ。後悔と言えば……迷っていた事が、後悔かな」
自らが魔法少女になっていれば、マミを死なせずに済んでいたかもしれないと語るさやか。
落ち込み、まようまどか。
自分はなるべくして魔法少女になった、命がけで戦うだけの理由を見つける事ができたのだとというさやかは、まどかが引け目など感じる必要はないと告げる。
確かに二人がかりならマミは死ななかったのかもしれないけど、全ては後の祭り。
上条恭介のお見舞いに行ったさやか。
医者にも理由不明のまま回復した左手。足の怪我などが回復していないため、直ぐに退院とはいかないが、恭介の体は至って順調であった。
「さやかの言ったとおり、奇跡だよね……これ」
さやかに酷い事を言ってしまった、と暗い表情を浮かべる恭介だが、さやかは笑う。
あくまで回復は動かなくなった手だけなんだね。どうせなら完全な回復を願っても良かったんじゃないのか。
恭介を屋上へと連れて行くさやか。そこでは恭介の両親や医者たちが回復祝いのため待っていた。父は恭介には捨てて欲しいと頼まれながら、捨てられずにいた彼のバイオリンを手渡す。
……この病院、150階とかあったぞ……どれだけ巨大なんですか。
バイオリンを演奏する恭介の様子を不安そうに見つめるさやか。
――マミさん、私の願い……叶ったよ。
――後悔なんて、あるわけない。
――私、今……最高に幸せだよ!
恭介の演奏を嬉しそうに見つめるさやか。
さやかとしては命がけでの戦いをするだけの価値があった、と改めて考えるようになったというところか。
それは自分自身に言い聞かせているのかもしれないが。
それにしても微妙に死亡フラグ立てていくなぁ。オープニングなどでも、まどかがさやかと共に戦っているシーンとかがないので、いつ死んでもおかしくないだけに怖いわ。
さやかの姿を佐倉杏子が見つめていた。
さやかを倒して、町を自分のテリトリーにとようとする杏子に、本当にやるのかと確認するキュゥべえは、この町にはもう1人の魔法少女がいると警告する。
ほむらについてはキュゥべえにも詳しくは判らない。
キュゥべえと契約して魔法少女になったはずだが、「そうとも言えるが、違うとも言える」という。
「あの娘は極めつけのイレギュラーだ。
どういう行動に出るか、僕にも予想できない」
退屈すぎてもつまらないから、少しはおもしろみもないとと気にも掛けない杏子を、キュゥべえはじっと見つめる。
相変わらず感情のない視線だな。
まどかはおそらく今、この時のキュゥべえと契約したのではなく、一度滅んでいる世界でキュゥべえと契約していて、どういう理屈かこちらの世界にもやってきたというところか。
他の魔法少女と違ってキュゥべえの管理下にないので、マミのテリトリーである見滝原市にやってきたのかな。
まどかはほむらを呼び出して、さやかの事について語る。
さやかの性格を語るまどかに、ほむらは魔法少女としては致命的だと語る。
「度を超した優しさは、甘さに繋がるし……
蛮勇は油断になる。
そして……どんな献身にも見返りなんてない。
それを弁えていなければ、魔法少女は務まらない。
だから巴マミも命を落とした」
「そんな言い方止めてよ!」
冷たく突き放すほむらに抗議するまどかだが、同じ不安を抱えていたまどかは、直ぐにマミと同じくさやかが死んでしまったらと不安を口にする。
さやかの力になる事が出来ない自分に変わり、さやかと仲良くして欲しいと頼む。
もちろんまどかの願いはさやかを助けて欲しいというもの。魔法少女を助ける事が出来るのは魔法少女だけで、ほむらの力は確かなものですから。
しかし嘘は吐きたくないし、出来はしない約束もしたくない、とさやかの事は諦めろと突き放す。
「あの娘は契約すべきではなかった。
確かに、私のミスよ。
アナタだけでなく、彼女もきちんと監視しておくべきだった」
「なら!」
「でも、責任を認めた上で言わせてもらうわ。
今となっては、どうやっても償い切れないミスなの。
死んでしまった人が帰ってこないのと同じこと。
一度魔法少女になってしまったら、もう救われる望みなんてない。
あの契約は、たった一つの希望と引き替えに、全てを諦めるって事だから……」
「だから、ほむらちゃんも諦めちゃってるの?
自分の事も、他の子の事も、全部?」
「ええ、罪滅ぼしなんて言い訳はしないわ。
私はどんな罪を背負おうと、私の戦いを続けなきゃならない」
自分の意思を曲げる事はせず、突き放すようにして立ち去るほむら。
まどかは何故ほむらが最初から自分を監視していたのか、とか疑問には思わないのだろうか。マミと出逢ったのも、魔法少女になろうとしていたのもさやかと全く同じタイミングでの事なのに。
しかしこれだけの覚悟を抱えているほむらは、一体どれだけ強い覚悟を持っていて、どんな願いをしたのだろうか。
パトロールへとむかうさやかに、まどかは迷惑だと判っているけど、さやかの身を案じてついて行けるところまで着いていきたいと告げる。
まどかの気持ちを嬉しいと素直に喜ぶさやかは、不安な気持ちを吐露する。
誰かと一緒にいる事は心強いのだというさやかは、必ず守るからと着いてきてほしいと告げる。まどかがいるという事で、慎重になれる筈だと考えるさやかに、キュゥべえは考えあっての事なら構わないと受け入れる。
しかしキュゥべえは杏子の事については一切教えるつもりがないんだな。
まどかが着いてくるのを認めたのは、本当はさやかに何かあれば、今度こそまどかが魔法少女になってくれるかもしれない、という期待をしているのかもしれないな。だからこそ、最悪の事態に備えての切り札が用意出来る、という言葉を口にしているのだろう。
膨大な魔法力を持っているだろうまどかが魔法少女になると、劇的な何かがあるのかな。
使い魔の結界を発見したさやかは魔法少女となって戦いを挑む。
さやかの武器は西洋剣。
しかし戦いに杏子が割って入り、使い魔には逃げられてしまう。
魔女ではなく使い魔はグリーフシードなど持っていないため、人を殺して魔女になってから殺した方が良いと考える杏子に怒るさやかだが、杏子は弱い人間を魔女が喰い、魔女を魔法少女が喰う、という連鎖だと告げる。
一般的な魔法少女は人助けするよりも、グリーフシードを集めるのが優先なんだな。マミのように使い魔でも関係なく倒していた魔法少女は珍しかったのだろう。そんなマミに対して手出ししなかったのは、それだけマミが強かったからなのかもしれないな。
しかし成長するま待つとか、なんだか、微妙に仮面ライダーオーズを思い出す……
人助けのために戦おうとしているさやかをバカにする杏子。
「遊び半分に首突っ込まれるのって、ホントむかつくんだ」
圧倒的な力でさやかを吹き飛ばす杏子。
強いダメージを受けながらも、癒しの祈りによって魔法少女となったさやかはの回復力は人一倍強い存在であり、再び立ち上がる。
魔法少女はそれぞれ願い事によって力の属性があるのか。
マミの属性は不明だが、助かりたいという願いだった筈だから、マミは生命力の強さのような気もするのだが。
相容れない考えを持つ二人。
尚も挑みかかるさやかを圧倒する杏子は、さやかを殺すべく襲いかかる。
負けいまいと必死に抵抗するさやか。
そんな二人の戦いを魔法少女同士が何故戦わなければならないのか、と不安を感じてキュゥべえに止めて欲しいと告げる。
だが自分には無理だというキュゥべえは、止める方法としてまどかに魔法少女になる事を薦める。
杏子が狙っている事を知りながらそれを黙っていて、さやかのピンチになってからまどかに魔法少女になるように勧めるキュゥべえはやはり黒いな。完全に確信犯ですよ。
自分が契約すれば、と魔法少女になろうと考えるまどか。
「それには及ばないわ」
杏子が止めをさそうとした場に現れたのはほむら。
ほむらの出現により、杏子の攻撃は外れ、二人の間にほむらが舞い降りる。
美味しいところで登場するほむらは格好いい!
さやかが死ぬのはともかく、ほむらはまどかだけは魔法少女にしたくないから、助けに現れてくれました。
杏子もおそらくほむらには勝てないのだろうな。マミを殺した魔女を易々と倒した事から考えても、ほむらは明らかに他の魔法少女よりも強いだろうから。
問題はさやかが反発しないか、という事か……
次回 第6話「こんなの絶対おかしいよ」
まどかに助けてもらうも、やっぱりさやかはほむらと相容れないのか。
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