花咲くいろは 第４話「青鷺ラプソディー」

温泉旅館『喜翠荘』で働く事になった売れない小説家・次郎丸太朗。
そして仲居見習いとして働く事になった松前緒花は、鶴来民子や押水菜子と共に同じ高校へ通う事になりました。
登校途中にある大きな旅館はガイドブックにも載る有名老舗旅館『福屋』。
駅では桜を見て大はしゃぎするも、ボーイフレンドである種村孝一との思い出に耽ってしまう。
みんちもなこちも住み込みで働いているけど、学費はそれぞれの両親が出しているのかな。
つか、なこちが学校に行っている間、中居は巴一人？　それとも平日の昼間は別の仲居がやってきているのだろうか。

新学期になり東京から転校生としてやってきた緒花は一躍人気者。
天パをパーマだと言われたり、300円の安物ヘアピンを雑誌で見たといわれたり……
みんちは一部の男子生徒から『民子姫』として、クールで可憐な女性として憧れられていました。ただし色々と過剰な妄想で脚色が入っているご様子。
男子達にみんちについてあれこれと聞かれて困っていた緒花を助けたのは、福屋旅館の跡取り娘・和倉結名でした。
結名はみんちと並ぶこの学園のマドンナ的存在で、ちょっと天然？
結名のいう喜翠荘の格好いい人を次郎丸の事かと思っている緒花ですが、宮岸徹の事でしょうね。緒花の中で徹＝カッコいいというイメージがなくて、徹＝嫌味な奴だから思い浮かばないのでしょうが。

お昼休み、なこちとお昼ご飯を食べていた緒花は、みんちが男子生徒から告白されている現場を目撃。にべもなくふってしまうみんちにどんなタイプが好みなのかと食い下がる男子。
「結構物言いがきつくて、でも本当は暖かくて、誰よりも率先して動いて、仕事に一生懸命で、髪の長さはこれくらいで、目はちょっとつり上がっていて、まつけが……」
細かいわ。完全に誰か好きな人がいて、その人の特徴を並べているのは明らかだよな。
緒花は気付かなかったみたいですが、明らかに徹の事です。なこちは気付いたみたいです。

高校でのみんちのモテっぷりを聞いた輪島巴は激しく嫉妬して、ふだんのみんちの様子を盗撮して男子生徒たちの夢を打ち砕くとか大興奮。止めようとした緒花は孝一の事を口を滑らせて飛び火。
巴さん恋人いないんだ……

未だ孝一から告白に応えていないため、メールにも返信できないでいた緒花は１人で悶絶していたところをなこちに目撃されてしまう。
「屈伸からの……うっさきっ飛びっ!!」
誤魔化し方に無理がありすぎる。

そんな緒花を連れてお知らせを福屋に持っていったなこちですが、福屋の女将は結構無愛想。まぁ客には愛想良くするのでしょうが。
引っ込み思案ななこちは連絡板を持っていくだけでも一苦労なのか。
この町には野生の青鷺が生息しているご様子。
昔から引っ込み思案ななこちはその性格を直すために、仲居をするようになったらしい。
狐を従えた女の子を祭っている神社にいつもお祈りしているなこち。
迷子になる神様で、『ぼんぼり祭り』というお祭りがあるらしい。
神無月に神様が出雲への進むべき道を迷子にならないように道しるべを作るお祭りということ。
そのうちのこのお祭りにエピソードがありそうだな。

緒花は菜子を【なこち】とニックネームをつけました。幼い頃から友達とあだ名で呼び合うのが昔からの夢だったらしい。
みんちというあだ名は「みーちゃん」と呼ぶつもりがビックリして途中で止まってしまったのが原因だったようだ。

なこちが電話で席を外している間に配膳の準備に迷っていた緒花のところにやってきた徹にからかわれていたところへ、みんちがやってきて緒花の代わりにやると言い出した。
緒花はみんちが庇ってくれたと思ってますが、単に徹といたかっただけだね。

みんちと仲良くなりたいと思う緒花は徹の悪口で話題を盛り上げようとするも、みんちは徹は物言いはキツイけど、それは相手を思っていて本当は誰よりも優しいと怒り出す。
が、緒花にそれでみんちが徹を好きなのだと気付かれてしまう。
惚れてる男の悪口を言いまくる緒花……仲良くなるどころか、むしろ関係悪化させてるし。

翌朝、みんちに謝ろうとしていた緒花。しかし二人は徹が結名と二人でバイクに乗って出かけていく場面を目撃してしまった。
たまたま町へ出かける徹に、同じく町へ出かけるつもりだった結名が頼んでバイクに乗せてもらう事にしたとかいう展開でしょうか。
学園の二大モテ女子が同じ男を好きなのか……結名の方はみんちほど本気ではなく、カッコいいと思っている程度なのかもしれないけど。

次回　第５話「涙の板前慕情」

みんちが板前見習いを始めるきっかけとなったお話か。

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