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2011年6月 2日 (木)

GOSICK -ゴシック- 第19話「薔薇色の人生は新雪に埋もれる」

脚本:岡田麿里/絵コンテ:タムラコータロー/演出:政木伸一/作画監督:熊膳貴志
雪の吹き荒れるクリスマスの夜、鎖に繋がられたコルデリア・ギャロは苦しみ悶えながら子供を産んだ。
それを見つめるアルベール・ド・ブロワ侯爵。

クリスマス・パーティにヴィクトリカ・ド・ブロワを誘った久城一弥は、クリスマスがヴィクトリカの誕生日だと知ると、町へプレゼントの買い物に向かっていた道中にゾフィと久しぶりに出逢い、『ソヴレムの青い薔薇』という舞台が公演される事を教えられる。
名前からしてリヴァイアサンやココ・ローズに纏わるエピソードなのは一目瞭然の芝居。

パーティの準備をするため久城を捜していたアブリル・ブラッドリーは、ヴィクトリカに面白い怪談があると語る。

王妃ココ・ローズは子供が産まれないことを国王ルパート・ド・ジレに責められ、カントリーハウスにメイドと二人で移り住んだ。
ココはリヴァイアサンより魔法の石を貰っていて、その石の力で透明となり、王妃は誰にも見付かることなくお忍びで遊びに行くことが出来たという。
怪談と言うよりもおとぎ話か都市伝説という感じですが、内容が王妃のことなので、今回の事件に関わってくるというところだろう。
リヴァイアサンが作った秘密の地下通路などの鍵を手に入れたとかだろうか。
王妃に子供が生まれていないのはリヴァイアサンとの一件も関係していたりするのかな。
で、皇太子がいないこの国は、第2次世界大戦で崩壊するに違いあるまい。

ブライアン・ロスコーは『ソヴレムの青い薔薇』の公演を決定したのがオカルト省のブロワ侯爵との情報を得て、コルデリアが汚辱のまみれた日に公演を行うのは、何かしら意図があるはずと考える。だがコルデリアは鼻歌を歌って過去に思いを馳せていた。

人気の踊り子としてジンジャー・パイたちと共に劇場“ファントム”の舞台に立っていたコルデリア。自由を得た証として身に着けていたコイン型のネックレス。
無実の罪で村を追い出されたにしては結構幸せに暮らしていたんだね。
そんな彼女の舞台をあしげく通って見に来ていたブライアンだが、二人は恋人同士というわけでもなかった。
だがそのコルデリアが灰色狼と知ったブロワ侯爵は彼女に目をつけると、配下の者にコルデリアを誘拐させて、彼女に無理矢理自分の子供を産ませた。
ブロワ侯爵を激しく憎悪しながらも、娘であるヴィクトリカを深く愛するコルデリアは娘の事を信じていた。
誘拐して監禁した上でレイプで孕ませたのか……

ブロワ侯爵は舞台は全て揃い、奴らは必ず来ると確信を抱く。
そして灰色狼の力であの日の殺人者を暴くと語る。

ブロワ侯爵の部下の気まぐれにより、娘の写真を一枚だけ渡されたコルデリアは精神病院に収容されていた。
おぞましい男によって望まずに産まされた我が子だが、ずっとお腹に抱えたその娘に確かに愛情を覚えていた。
そしてブライアンによって精神病院から救出された。
ブロワ侯爵はこの前はヴィクトリカを囮にしてコルデリアを取り戻そうとしていたから、コルデリアがまだ必要なんだよな。ならなんで精神病院なんかに入れて自分の監視下から外したんだろうか? ヴィクトリカと同じく塔に幽閉とかしておけば逃げられる事も無かっただろうに。なんか行動に一貫性が見られないな。

ロスコーの下でオートマタの人形の中に入って彼の奇術師としての手伝いをするコルデリアは、娘に会うために塔に閉じこめられた娘に会いに行った。
そこには自分にそっくりな感情を殺された娘がいた。
言葉も喋られぬ娘に、コルデリアは自分のペンダントを差し出した。
どれだけ嫌な相手の娘であっても、お腹を痛めて産んだ子供は愛らしいという事か。嫌いな相手に無理矢理孕まされた子供だと、その子供を見ると嫌いな相手を思い出させられるから嫌いになる人間も多いけど、コルデリアはそうではなかったようだ。

ヴィクトリカは飛んできた鳩の足にコルデリアからの手紙が結ばれているのを見つけると、学園中を駆け回って久城を探し回る。
だが久城を見つける事が出来ないまま、揉めているグレヴィール・ブロワ警部とセシル先生を見かけると、ブロワ侯爵の命令によって出かける事になると知る。
ソヴュールで最も有名な未解決事件、ソヴュール王妃ココ・ローズ事件の解明を指示される。
つまりブロワ侯爵が犯人を捜そうとしているのは王妃を殺した人物という事か。何故王妃が殺されるような重大事件が未解決のまま放置されているのか。そしてわざわざブロワ侯爵がその真相を探ろうとしているのは何故なのか。敵対する科学アカデミーが事件に関与していると考えているのかな。
それほどに難しい事件なのか、はたまた相当の権力が動いて事件を闇に葬ったのか。

舞台のチケットが売り切れていたと知って腹を立てるゾフィは軍人への愚痴を口にしていたが、一組の男性の前を横切ると男の1人にどやしつけられる。
だが男性を窘めた上司と思われる壮年男性は、余っているというチケットを1枚ゾフィへプレゼントしてくれる。
男性は一緒にいた男の反応からすると、国王だろうな。で一緒にいたのはエンディングからすると科学アカデミーのジュピター・ロゼかな。
だとするとあれだけ堂々と歩き回っていて誰も気付かないのは、よほど国民に顔が知れ渡っていないという事で、この国の国王に対する親しみの無さが窺える。

ゾフィと別れてプレゼントを捜していた久城は、ヴィクトリカが名も無き村を出る時に落としたペンダントにそっくりなものを見つける。
だがそこに強い風が吹き荒れ、久城は嫌な予感を感じて駆け出す。
久城を見つけることの出来なかったヴィクトリカは、しかし二人の別れは今で無いはずと信じる。

ヴィクトリカを捜すアブリルはヴィクトリカが落としていったコルデリアの手紙を拾う。
 もうすぐき二度目の嵐がやってくる。
 今こそ力を見せる時だ。
 私の娘……私の魂よ

いまいち大きな山場の事件という印象を受けないものの、コルデリアの手紙の様子などからしても、いよいよ物語はクライマックスへ。

次回 第20話「ファントムの幽霊に導かれる」
脚本:根元歳三/絵コンテ:京田知己/演出:京田知己/作画監督:山本尚志・阿部尚人
劇場ファントムで上演される『ソヴレムの青い薔薇』。それは、悲劇の王妃、ココ・ローズを描いたものだった。その王妃殺害事件の真相を暴くため、ブロワ侯爵によってヴィクトリカが劇場に連れてこられる。なぜ、彼らは王妃殺しの犯人を追うのか・・・?オカルト省の思惑が渦巻く場所で、ヴィクトリカに危機が迫る・・・!

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