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2011年8月18日 (木)

異国迷路のクロワーゼ  Partie07「Lucarne -天窓-」

朝食にまた日本食を作ろうとしていた湯音は立ちくらみ。
まだ日本食に馴染めないクロード・クローデルは日本食はまた今度に、という事に。

店番をしていた湯音は例の貧民街の少年が店先にまたやってきているのを見つけて声を掛ける。
人の物を盗んではいけないと諭した湯音は、子供が盗んだ燭台をパンに変えたと知って、自分が朝食で食べなかったパンを分け与える。
しかしクロードは彼らは泥棒であり、湯音に分け与えるパンはあっても、彼らに与えるパンはないと厳しい態度を見せる。
貧しい人間に施しを与えるというのは難しいところなんだよね。
際限なく施しを与える事が出来るわけではない。
クロードのいうように切り捨ててしまえば良いのだけど、そうして全てを切り捨てているのは結局クロードが嫌うブルジョワジーが彼らを切り捨てているのと変わらない事。そうしている限り永遠に分かり合えないままとなる。
弱い者を見捨てるののではなく、少しでも助けたいと思うのか。

子供は理解力のない野獣だと吐き捨てるクロードに、湯音は子供は真っ白で産まれると反論する。
湯音は性善説ですね。クロードは性悪説とはちょっと違うけど、大人になるにつれて知識を学んで獣から人になるという発想でしょうか。
湯音のせいで店が襲われるかもしれない、湯音の甘さはもう沢山だ、と湯音の意見に聞く耳を持とうとしないクロードだが、湯音の落ち込んだ姿に思わず逃げるように立ち去ろうとするが、そこに突然現れたアリス・ブランシュがクロードを引き留めた。
相変わらずクロードは頭に血が上ると余計な一言を口走る。
どこからともなく出没するな、この娘。しかもまた変わった髪型してるし。
茶杓を簪と勘違いしたり、硯と筆を化粧道具と勘違いしたり、臼を洗面台と勘違いしたり、色々と間違いだらけ。
とりあえずアリスは手に入れる時に、それがどうやって使う物なのかを確認してから手に入れた方が良いと思うよ。それとも売っているのもフランス人だから、何のための道具なのか判っていないのかな。まぁ、でも湯音がいるので、これからは手に入れたら何に使う道具なのか教えてもらえるようになるのですか。
オスカー・クローデルは湯音が風邪気味なのに気付いて、アリスに帰って貰うことにしましたが、去り際に湯音の頬にキス(bisou)をした。
今までビズをされた事の無かった湯音は真っ赤になったものの、アリスが何気なく口にしたビズは親しい人同士「まだここの人たちに認めてもらっていない」という言葉が湯音の胸に刺さりました。
悪気はまったくないのでしょうが、痛烈な一撃だよ。

体調が悪いものの無理をして店番をしていた湯音はまた例の少年が来ている事に気付く。
しかしクロードに強く禁じられているため、食べ物を分け与える事も出来ない。湯音はお別れの挨拶として頬にキスするも、そこをまたクロードに見られて怒られてしまう。
少しでも少年の気持ちを理解したいとする湯音の感情を理解しようともしないクロードは、湯音の病気も彼から悪い病気を移されたかもしれないと言い出してしまう。
「やめて下さい!
 あの子だって、頑張って生きてるんです」

その言葉にはさすがに強く反発した湯音だが、二度と会わないようにというクロードの言葉に湯音は涙を流しながらも従う事に。
クロードの前から去った湯音の体調が悪化して倒れているのをオスカーが発見する。
フランスという異国の地で必死に生きようとしている湯音は、自分を重ねているわけだ。
しかも湯音のように守ってくれる人がいるわけではない子供なんだから、自分よりももっと大変だという事も判ってるんだろうね。

自分のせいで湯音が倒れたのではないかと感じてしまうクロード。
迷惑を掛けたくないと病院に行かない湯音を眠らせたオスカーは医者を呼びに向かうも、クロードは実はただの風邪ではないのに、湯音がそれを隠そうとしているのではないかと疑ってしまう。
またも店の前に来ていた貧民街の少年に、クロードは湯音が倒れたのは彼のせいかもしれないと苛立ちをぶつける。
実際のところは慣れない土地で無理をしていた事による疲労からくる風邪というところなんだろう。
冷静に対応しているオスカーに比べてクロードの人間としての器がちっちゃいな……彼もまだまだお子ちゃまという事なんでしょうけど。
しかしこれ、もしオスカーが前の旅を取りやめにしてなくて、不在だったらクロードは完全にパニック状態で大変な事になってたんじゃないのか。

熱に魘される湯音は幼い頃、風邪で倒れた湯音が姉の汐音に看病してもらった日のことを夢に見ていた。
目を覚ました湯音はクロードに買ってもらった絵本を取ろうとするも、身体に力が入らず台の上の燭台などをひっくり返してしまう。
お姉ちゃんの中の人は能登麻美子。もう少しお姉ちゃん絡みのネタがあるのかと思いきや、ほんの一瞬だったな。

1人湯音の言葉を思い返していたクロードは、湯音が少年を庇って口にした言葉が湯音自身の事を指しており、少年に湯音本人を重ねていたのだと気付く。
湯音が自分の居場所を捜そうとしているのだと思い至ったクロードは、この家が湯音にとって辛い場所であり、日本に送り返した方が良いのだと考えるようになる。
医者を呼んで来れなかったオスカーは、1人で決めつけしまうクロードに湯音の意思はどうなるのかと告げるも、クロードはまるでオスカーの言葉に耳を貸さない。
基本的にクロードは思い込みが激しくて、一つの考えに縛られると他が見えなくなってしまう人間なんだな。
頑固さは職人っぽいとも言えるけど、もう少し柔軟な思考を持つようにならないとこの先ダメだろうね。

湯音の部屋に入ったクロードは湯音が床に倒れながらも、絵本をしっかりと抱えている事に気付くと、部屋を飛び出していってしまう。
アリスの屋敷を訪ねたクロードは湯音が倒れた事を告げると、頭を下げて医者の手配ともう一つを頼み事をする。
自分の買った絵本を大切に抱えていた事で、クロードは自分の間違いに気付いてこの町にいたいという湯音の思い尊重してくれるようになったのか。
湯音が倒れたと聞かされたら、クロードに頼まれなくても病院へ運ぶか、医者を連れて行くでしょうね、この娘なら。

花屋から花を盗もうと手を伸ばした貧民の少年だが直前になって思いとどまる。
店へと戻ってきたクロードは、店の前に花が置かれていて、例の少年の姿を見かけた。
盗みをしないようにと言った湯音のためとはいえ、盗んだ花を届けても湯音はきっと喜ばないという事をこの子なりに考えて自分で花を探して詰んできたのだろう。

クロードが教えて欲しいと頼んだのは病人が食べられる日本食だったため、アリスはおかゆのレシピを書いて渡していた。
その事をアリスから聞かされたカミーユ・ブランシュは思わず笑い出してしまう。
クロードが誰かのために頭を下げて頼むとか、この人にとっては驚くことなのかな。

医者の往診によってただの風邪で、栄養をとって休めばすぐに治ると判明した湯音だが、迷惑を掛けてしまったと落ち込む。
クロードの差し出したおかゆにビックリする湯音に、オスカーはクロードが嫌いなブランシュ家に頼み込んで教えて貰ったことを暴露してしまう。
そして少年が届けたスズランを差し出した。
湯音は少年の思いやりに涙を流して感動する。
湯音の心が少年にも通じた事で、クロードもちょっと考えを改めるようになるのだろうか。この事から湯音と浮浪児との付き合いはこの先も続きそうな感じだ。
それにしてもよくお米なんて手に入ったね。19世紀のパリで普通に売っているとは考えづらいから、アリスが持たせたんだろうか。それとも湯音が他の食材と一緒にお米も持ってきていたのかな。

自分の側にずっといたら風邪を移してしまうかもしれない、とクロードたちに仕事へ戻るように頼む湯音だが、クロードは余計な心配をするなと笑い、湯音にビズをする。
「俺たち、この広いパリで、たった3人の身内なんだから」
「……はい」
改めて家族として受け入れてもらえた事を実感したという事でしょう。

Cパートではクロードに負けじと対抗するため、氷を持ってきたアリスが登場。
氷で熱を冷やそうと考えたアリスですが、日本では身体を温めて汗を流して直すのが一般的。でも氷嚢としては使えるよね。
氷風呂までエドガールとメイド達に運ばせていたようです。いや、それは幾らなんでも……エドガールも風邪の人間を氷風呂なんかに入れたらいけないことぐらいは知ってるだろうから、いくらアリスの命令でも止めてやれよ。

次回 Partie08「Chambre d'enfant -子供部屋-」

遂にクロードとカミーユの過去が語られるようだ。やはり二人は子供の頃は仲が良くて一緒に遊んでいたんだね。カミーユも小さい頃は明るくてアリスっぽいところがあったみたいだ。

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