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2011年8月17日 (水)

夏目友人帳 参 第七話「祓い屋」

旅館『谷洞屋』に泊まっているという的場静司について調べていた名取周一とニャンコ先生だが、たいした成果を得られずに部屋へと戻ってくると、周一が部屋の扉に張っておいた護符が、ニャンコ先生が部屋を出る時に破られてしまっていた。
ニャンコ先生をぬいぐるみと誤魔化すのは幾ら何でも無理がありすぎるよ。ニャンコ先生を連れてる時、良くペットの持ち込みが許可されてると思ってたけど、内緒にしていたんだな。最初はどうやって連れて入ったんだろう。
そして部屋の窓が開け放たれ、夏目貴志の姿が何処にもなかった。
君らが揃っているという事は、夏目の護衛が誰もいないという事を考えて欲しいよ。夏目はトラブルに巻き込まれる事に関しては天才的なんだし。

「許さない」という恨みの声と黒い羽が舞い散る夢を見て目を覚ました貴志は、呪符で動きを封じられていた。
見えない人間には呪符が見えないという事なので、霊力が無かったらただ夏目が手を合わせているようにしか見えないのか。
妖怪の血は大きな妖を呼び出したり封印したりする事に使える餌のようなものであり、この森の奥に眠っている大物を狙ってきたのだという。
妖怪の血を利用しようとする彼に怒りを露わとする貴志だが、静司は“視える”だけの彼に何が出来るのか、と嘲笑う。
彼の右目の眼帯、それはかつて彼の祖先が妖怪に協力してもらった際に右目をくれてやるという約束を交わしたものの、その約束を違えた。以来的場の当主は代々右目を狙われているため、守るためには必要なのだという。
的場はこの時点ではまだ夏目の力をちゃんとは把握していなかったのだな。

静司は同じ祓い屋でも周一とは全く違う人間だと気付き、彼にだけは決して友人帳の存在を知らせてはならないと強く感じる。
危険な妖に友人帳を渡せないのと同レベルの危険性ですね。確実に友人帳の妖怪たちが道具として利用されてしまうのは目に見えてるから。
貴志は何もできないと式神だけを残して部屋から静司が出ると、貴志は式神を殴り倒して窓から逃げ出した。
ただ見えるだけと思った周一は、それだけでは無かったと気付いて式神に貴志を追跡させる。

今ならばまだ止められるかもしれない、式神の追跡から身を隠しながら、貴志は妖が眠っているという森へと向かう。
羽の妖は貴志が森へと向かっているのに気付き、それを止めようとするが、柊に止められる。貴志を巻き込むわけにはいかないという羽の妖に、柊は関係あるかどうかは彼が決める事であり、周一も猫饅頭もついていると落ち着かせながらも、何故周一が自分を呼んでくれないのかと気を揉んでいた。

周一とニャンコ先生は女将から的場が既にチェックアウトしたと聞かされ愕然として、二人で口論を始めてしまうが、庭を走る女の姿を偶然にも目撃した。

静司の式神の追跡を振り切った貴志は、妖の気配を頼りに静司よりも先に妖を見つけようとして、偶然洞窟へと転げ落ちる。
そこでまたも例の女に襲われるも、駆けつけたニャンコ先生と周一に救われる。
ニャンコ先生の光が聞かなかった女の正体は、かつて的場一門に仕えていたが、彼に利用されて式を餌にされてしまったため、的場に深い恨みを抱いていた女性だった。
彼女は静司を喰らわせるために、この森の妖を蘇らせようとしていたのだ。
まぁ的場一門ならこーゆー恨みを買っていても不思議ではないか。一瞬、あの羽の妖と彼女の式が何か関係していたのかと思ったけど、そーゆー事は無かったな。

貴志は呪符の妖を操っていたのが彼女だと気付く。
妖たちの血を集めていたのは全て彼女だった。
彼女にとっては式神としていた妖はただの道具などではなかった。
的場一門に加わっている祓い屋が全て、的場のように妖を道具としてしかみてないというわけではないのですね。
復讐のために目覚めの儀式を執り行おうとしている女だが、まだ血が足りないと周一たちに襲いかかる。
そこに貴志の服に密かに式神を潜り込ませていた静司が現れて放った矢が斑となったニャンコ先生にも飛来し、貴志は咄嗟にニャンコ先生を庇い傷を負う。守りきれずに矢の一本を受けた斑は怒りを滾らせて静司を喰い殺そうとするも、貴志の呼びかけで冷静さを取り戻した。
普段は飄々としているニャンコ先生が恐ろしい妖としての顔を始めて覗かせたシーンでしょうか。逆に言えば静司はニャンコ先生を傷付ける事が出来るほどに強い祓い屋でもあるという証しなのかもしれないが。
傷をなめようとしてブタ猫だから届かないニャンコ先生が可愛すぎる。

だが、ニャンコ先生の流した血で儀式に必要な血が揃い、遂に封印されていた妖が目覚めてしまう。
強力な妖であるニャンコ先生の血を使えば妖が目覚めると踏んだ的場は、妖を試すためにわざとニャンコ先生を狙ったのだ。
目覚めた妖は毒の息を放ちながら暴れ始め、儀式を行った女呪術師の言うことも聞かない。
静司は女を祓い屋でありながら妖に情を移して復讐に走ったと侮蔑すると、この妖は使い物にならないと立ち去ってしまう。
女では制御できるような妖では無かった、という事だね。

周一は貴志を逃がして妖を封印しようと試みるが、貴志も彼に協力を申し出た。
貴志が妖を惹き付けて周一の用意した結界へと誘い込もうとするも、貴志は妖に捕らえられてしまった。
絶体絶命の危機に貴志を救ったのは一度は去った静司だった。
妖怪はハズレだったが、貴志とニャンコ先生には興味を抱いた彼は、妖を封じようとしていた貴志たちとは違い、妖を殺してしまう。
夏目レイコの存在は的場の頭領にすら伝わるほどに有名だったのか。
それとも過去にレイコは的場一門と何か一悶着起こしているのだろうか。いくら何でも彼女の死因に直接関係しているとは思えないけど。
何にしてもレイコの孫という事で、更に興味をひいてしまったのは確かなようだ。

的場を殺すために蘇らせようとしていた妖を殺されてしまった女呪術師は、灰となった妖を掻き集めるが二度と蘇らせる事など出来ない。
それでも的場に対する憎しみの心を消すことが出来ない。自分の大切な妖を道具として殺されてしまった怒りと哀しみ、女は貴志たちにお前達は許す事が出来るのか、と問われて答えることは出来なかった。
名取にしたってもし柊たちが道具として使い捨てられたら、復讐するかどうかはともかくとして冷静ではいられないだろうからな。
夏目に至っては言わずもがなか。彼にとっては妖も人間も同等に大切な存在なわけだし。

戻ってきた周一を出迎える柊。周一は柊が怒っていると感じるも、柊は腹を立てる理由などないと応える。
妖を目的のためにただの道具として平気で殺して使い捨てることの出来る的場一門。
彼らには仲間を想って奔走する妖や、失って心を壊してしまった妖と絆を失ってしまた人の心の痛みが見えないのか。
悩み苦しむ貴志に、周一は貴志に彼らのために気持ちを揺らす必要などないのだと諭す。
いくら考えても夏目にとっては全く理解できない存在だろう。
もしかすると、夏目のように妖に苦しんできた人間が良い出逢いを果たす前に、的場一門と出会ったりすれば、同じような発想を持つようになるのかもしれないが。夏目はもう妖たちにも良い妖がいる事を知ってしまったからな。

貴志は自分にはニャンコ先生や名取、柊などがいる。自分は彼らとは決して違うのだと心に強く刻み込むのだった。

どうでもいいのだけど、笹後と瓜姫は今回どうしていたんだろうか

次回 第八話「子狐のとけい」

今期も登場の子狐。
相変わらず耳は隠せないようですが、人間に化ける事が出来るようにはなったのだろうか。

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