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2011年9月 1日 (木)

異国迷路のクロワーゼ  Partie09「lardin secret -秘密-」

湯音の風邪の時にお世話になったお礼に、アリス・ブランシュの家へ招待されてやってきた湯音とクロード・クローデル。
カミーユ・ブランシュはクロードと湯音に対して様々な思いにとらわれる。
前回の話はあれで終わったのかと思いきや、まだ続きました。

お茶の準備を終えたアリスが迎えに来ると、湯音が想い出のドレスを着ていて感動。
着付けをしたカミーユはお出かけするという事でその準備のためにいなくなっていた。
それを知ったアリスはまたコルセットを締め直すのだと哀しそうに語る。
コルセットは高貴な家に嫁ぐための必需品で、自分にはとても耐えられないが、カミーユは文句一つ言わずに締めている。それは両親の期待に応えようとしているに違いないのだ、と。

アリスが連れて行った庭には色々と微妙におかしい野点の準備が行われていました。
手に入れる事が出来たというお抹茶をアリスが豪快に点てて湯音はちょっとビックリ。
湯音の静止が一歩遅く砂糖とクリームを入れてしまったアリスですが、湯音はそれを頂く。
アリスは砂糖とクリームなしで苦いお茶を飲んで苦くて悶えたり、正座した足が痺れて悶絶したり。
慣れない事をして色々と大変です。
そもそもお抹茶なんて日本でも子供は苦くて飲めない事が多いのだから、普段から砂糖とクリーム入りの紅茶を飲んでるアリスに飲める訳が無い。

湯音とアリスを部屋から眺めるクロードは、部屋に入ってきた猫の姿に過去のことを思い出す。
クロードを愛していると語ったカミーユはだから自分たちが大人になって結婚しても遊びに来て欲しいと語り、母が野良猫の自由気ままさは娼婦のようで嫌いだが、自分は野良猫の方が好きだと笑った。クロードが野良猫と同じだというカミーユに、クロードは複雑なものを感じる。
野良猫と同じと言われたら良い気分ではないよな。でもそれは様々な意味でカミーユにとっては言葉通りだったのだろう。
ある日は前輪と後輪の大きさが同じの最新式自転車に乗り、自動車の写真を見せてもらったりする。やがて鉄道が整備されて、色々なところへ旅に出かけられるようになり、海にバカンスへ行くことも出来るようになるというカミーユに、クロードは庶民にはそんな暇はないと答える。カミーユはそんなクロードにちょっとご立腹でおかしをあげないと拗ねる。
そうしたある日、町で汽車がやってくるという張り紙を見たクロードはカミーユを駅に見に行こうと誘いにやってくるが、カミーユは興味ないと暗い表情で断ると、80日間世界一周の本の話を楽しそうにする。
またある日は人形劇を見つけたクロードは、自分の少ない貯金を持ち出してカミーユを誘うが、子供っぽいから興味ないと断られる。ならばギャルリにクロードに、カミーユは行きたくないのだと断られて、クロードはヘソを曲げる。
この頃のクロードには判って無かったのだろう。カミーユは自由に屋敷から出る事が出来ない、という事が。アリスは比較的自由に出かけてるけど、それでも常にエドガールが付き添っている。カミーユが町の子供と遊びや見物出かけるなんて出来るはずもない事だけど、自由に家から出られないというのが理解出来なかったんだろう。

アランはクロードにカミーユとキスでもしたのかと問い掛ける。元々身分が違うが、うまくラマンにでもなればというアランですが、ちゃんと意味は判らずに喋ってました。
回りの大人が話しているのを聞いたとか、そういうレベルなんだろうか。

準備中のカミーユの部屋に入ろうとした猫を止めるメイドですが、カミーユは家の中でぐらい自由にさせてあげればいい、と部屋へ入れると、想い出を振り返る。
カミーユは猫に自分を被せているのか。野良猫のように自由に生きる事が出来ないカミーユは、せめて家の中だけは自由に出来たらという思いがあるのかな。カミーユ本人はそうもいかないようだけに、猫には家の中だけでも自由にさせてあげたいと思ってるのか。

何時までも屋敷にやってこないクロードを待つカミーユは、ある日こっそりと屋敷を抜け出してギャルリへと足を運ぶ。
見慣れないドレス姿の少女は注目を浴びながらも、アンセーニュ・ド・ロア(ロアの看板店)へとやってきた。裏手に回ってこっそりと覗いたカミーユは、そこで父の仕事の手伝いをするクロードを目にする。
クロードに見付かったカミーユは逃げ出すが、クロードに先回りされてしまった。が、オスカー・クローデルにクロードが止められている隙に家にまで戻ったカミーユをなんとか捕まえたクロード。
ギャルリであれだけ注目を浴びまくっているのは、ドレスとかがやはり高価なものを身につけているからかな。

外に出たいなら一緒に出れば良いというクロードに、カミーユは外に出ないという約束で乳母達に母には内緒にしてもらっていた。母にバレるのが怖いのを「臆病」だと笑うクロードだが、カミーユは自分だけのバツならば良いが、バレればクロードもバツを受けて二度と会うことは出来なくなる。
カミーユはクロードと会う自由を奪われたく無かったのだと告白した。
怒りと悲しみの混ざった感情をぶつけて立ち去ったカミーユをクロードは茫然とただ見送るしかできなかった。
幼いクロードには金持ちと庶民という差がある事は判っていても、金持ちの子供の苦労までは考えが及ばなかったのでしょう。カミーユ自身がそういうのをわざと見せなかったのもあるのですが。
ここまで見る限り、全面的にクロードが悪くないか? ブランシュ家の商売によってギャルリが閉鎖に追い込まれているから好ましく思っていないのは仕方ないとしても、カミーユ個人に対してクロードがあれほど敵愾心を持ってる理由が判らない。幼い時はともかく、今ならカミーユの置かれている状況から彼女の事情も察する事が出来ているはずなんだが。

アリスの屋敷から帰り道、湯音はカミーユは優しい人だと語る。
「何を根拠に……お前は人を信用しすぎだ」

「あの方は、ご自分の大切なものを分けて下さいました」
自分の楽しい想い出を語ってくれたカミーユ。そしてその大切な想い出のドレスをプレゼントしてくれた。
「コルセットは、高貴な女性が高貴な男性と結婚するために必要だと聞きました……
 カミーユ様が、コルセットを我慢なさるのは、きっとご自分のためではありません」

クロードには見抜けなかったカミーユの本質を湯音は見抜いてました。アリスがある程度自由に遊べるのも、長女であるカミーユがしっかりしていて守っているから。彼女が犠牲になって家のために同じブルジョワジーと結婚して家を守る事が前提なのでしょう。
カミーユは自分が望む事を出来なかったから、大切な妹だけは少しでも自由にさせてあげたいと思っているのか。

湯音の言葉にクロードは昔のカミーユの言葉を思い出す。
「お前も……そうなのか?」
「いえ……私は……判りません」
そんな湯音に笑って手を取る
「なら、俺がもっと知らないと、いけないのかもな……」
夜空を見上げるクロードを不思議そうに見つめる湯音もまた夜空を見上げる。
カミーユの事は判ってあげられなかったから、今度こそはちゃんと判ってあげないと、という思いがあるのだろうか。

Cパートでは屋敷を去る前に、自分の昔の服を着せた湯音をクロードに披露したアリス。
しかしクロードは「普通になった」と全く気の利かない台詞を口にしてアリスを怒らせました。
カミーユの指摘して、湯音が同意した通り、女性のファッションに対してまるで無頓着です。とてもあの爺さんの孫とは思えないな。
親父さんが堅物だったのか、爺さんを反面教師としたせいか。

次回 Partie10「Fantasmagorie -魔術幻燈-」

まだまだ続くの思い出話。
回想でクロードパパも登場するよ。
顔が出るのは始めてか。

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