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2011年9月13日 (火)

花咲くいろは 第二十四話「ラスボスは四十万スイ」

歩道橋の上で偶然再会した松前緒花と種村孝一の二人。
緒花は思わず逃げ出しそうになってしまう。
どうしてここにいるのか、問い掛ける孝一の優しい瞳に緒花は事情を説明しかけた緒花は泣き出してしまった。
緒花は結構涙脆いよね。

公園で緒花が落ち着くのを待つ孝一。
コーンスープのコーンを水を入れて取り出して孝一だが、今ではそれを止めて取れないコーンはとらないようにした。
以前に緒花が口にしていた「東京の景色はつまらない」という事を思った事もなかった孝一だが、緒花がいなくなって東京の景色はつまらなくなったと語る。
緒花が働くメイキングDVDを見たこと、そして見たこともない筈の光景なのにその景色に見覚えがあるのは、緒花がいるからなのだと語る。
孝一にとって東京は緒花がいたから楽しい場所だったけど、緒花がいなくなったら途端に色褪せて映るようになってしまったという事ですか。孝一もなかなか言うな。無駄に遠まわしな表現を使ってるけど。緒花みたいに鈍い人間にはもっとストレートに告げるようにした方が良いよ。
語り続ける孝一の事から、空気の読めない緒花も孝一が言いたい言葉の意味を理解する。
緒花が勘違いしているという孝一の口を押さえる。
「色々言わないで!
 私が言いたいの!
 私が言いたいの、色々!!
 ちゃんと孝ちゃんに言いたい!!!」

孝ちゃんにぼんぼり祭来て欲しい、と告げた緒花の言葉を快諾する孝一に、緒花は思わず泣き出してしまう。
――つまらないと思っていた景色は、
――孝ちゃんのいる景色は、
――とっても綺麗だったんだ

緒花にとって孝一がいる東京の景色がつまらなく映っていたのは、それが当たり前の景色になっていたから、でしょうか。当たり前過ぎてその良さに気付かないというのは多々ある事ですね。緒花はそれを無くして初めて気付いたのでしょう。

緒花は四十万崇子に連絡を取るが、母・松前皐月とは自分がどうしたいのかちゃんと決めてから会うつもりだった。
そして緒花は夜行バスで湯乃鷺へと帰って行く。
緒花を見送った孝一は「よっしゃあああああ!」と叫びながら駆け出す。
青春じゃのう。
しかし緒花は肝心な目的を達成しないままか。
結局は喜翠荘が続けば問題ないわけなんですけど。

ボイラーを見ていた助川電六の下へやってきた四十万縁は、豆爺が辞める前に色々教わらなければならないと口にする。そして自分がもっとしっかりしていれば、もっと違ったはずだ、と。
縁は喜翠荘を潰すつもりがないから、豆爺の仕事を引き継ぐつもりなのだろうか。てか、若旦那がやるのか? 新しく人を雇う余裕がないからかな。
緒花と崇子がまだ帰ってこないと暇そうにする輪島巴と押水菜子。
行楽シーズンながら、お客の予約はぼんぼり祭ぐらいしか入っておらず、継続が難しいだろうと考える巴だが、そこに一本の電話が掛かってきた。
ま、何の電話かは予想がすぐつくのですが。
それにしても行楽シーズンにぼんぼり祭りの時以外、予約が入ってないとかやばすぎるだろう。常連さんもぼんぼり祭りの時に合わせてくるのでしょうけど……
ほんとに今までよく潰れなかったな

厨房では鶴来民子がドシを踏んで食器を割ってしまう。片づけを手伝う徹に、富樫蓮二が早番だと口にしたみんち。徹は次の旅館の社長と飲みに行く予定なのだと語ると、徹がどうするのかと問い掛ける。
実は徹も蓮二と同じ旅館から誘いがあった事を知ったみんちはショックを受ける。
蓮さんも徹もしっかり再就職の活動していたんだね。やっぱり蓮さんは腕が良いのでいくらでも仕事があるのか。徹もそんな蓮さんの下で働いていたから、認めてもらえるのだろう。もちろんそこで問題になるのはみんちです。
「私は、おいてけぼりですか」
未成年を雇わない旅館であるため、みんちを連れていく事は出来ない。
案の定、みんちは行く場所がない。このままでは徹との縁も切れそうな勢いだ。
自分はどうすれば良いのかと弱音を口にするみんちに、徹は突然拳を握りしめて「流れ包丁鉄平」というマンガの決め台詞を口にする。実はみんちが板前を目指したこのマンガが切っ掛けで徹も好きだった。
しかし二人は知る、そのマンガの原作者が次郎丸太朗だったという事を。
自分たちの人生を変えたマンガの原作者が次郎丸と知ってショックを受けていた二人だが、そこに縁が大変だと駆けつけてくる。
みんちが板前目指したのは漫画の影響だったのか。
しかもその原作者が今や売れない官能小説家というのはショックがでかすぎるな……世の中夢もキボーもありゃしない。

一人帰宅していた緒花は、温泉旅館『喜翠荘』がどうなっても、自分は最後までここでいようと考えていたが、緒花が帰宅すると『喜翠荘』は予約の電話が鳴り響き、次々と予約が入っていた。
その騒ぎに四十万スイもやってくる。
そこに遅れて飛行機で帰ってきた崇子が、温泉雑誌『夢の旅路』に喜翠荘が巻頭でべた褒めされて紹介されている事を知らせる。
案の定、電話は雑誌の評判を見た人間たちからの予約だったようだ。
スイはすぐにその記事を書いたのが娘・皐月だと察したようだが。
皐月は前回のDVDを下に新しく記事を書いていたからね。フリーのライターだから、別の雑誌の特集では大人の事情で悪評を書いたけど、その制限がないところではちゃんとした評価で書く事が出来たのでしょう。

これなら喜翠荘を継続出来ると俄然やる気になる縁たちだが、スイはぼんぼり祭で喜翠荘を閉じるという意思を変えない。
蓮二と徹が旅籠旅館に行く予定が決まっている事、巴も市内の小料理屋から声を掛けられている事を指摘する。
密かに巴さんも再就職先が決まりかけていたのか。
就職先が無いのは次郎丸だけですね。まぁ、彼は元々作家であり、そちらを頑張るべきなんですけど。
高校生三人組みは元々バイトだし、本当の意味でお金に困って働いている子はいないからな。緒花も最悪の場合には皐月の下へ戻るという選択肢があるから。
後は縁も職がないのか。崇子はコンサルの仕事を辞めたのかどうかだな。辞めたにしても戻るなり新しいところへ行くなりは出来るのかな。
自分たちは喜翠荘で働きたいのだという彼らは、向こうには断りの連絡を入れると言い出す。
スイは手前勝っては許されないとするも、徹は手前勝手は女将の方だと反発する。
「俺たちはここを、喜翠荘を離れたくないんです!」
何故そこまで強固な姿勢をとり続けるのか、詰め寄る縁だがスイは耳を貸そうとしない。

緒花たちがお風呂に入る間、縁たちはスイを説得する相談を続けていた。
スイの考えが判らない緒花たち。
「酷いよ……」
「なこち」
「みんな喜翠荘が好きなのに!
 折角、全部うまく行こうとしてるのに、酷すぎるよ!」

「なこちが怒ってる」
「私、女将さんに言ってくr」
そこにスイが入ってきてしまう。
あっという間に頭を洗って湯船に浸かってきたスイに怯えまくる3人。
なこちの今までの気合いと勢いはどこへやらという感じ。
スイに訴えかけようとしたみんちだが、スイはあっという間に風呂から上がると、瞬く間に桶などを片づけて風呂を綺麗にして出て行ってしまった。
スイはカラスの行水過ぎだよ。しかもどんな神業の片付けですか。
「私が言う!」
緒花はスイを追いかけて直訴しようとするが、既に着物に着替えていたスイは緒花に朝から付いてくるように告げた。
三人の話は脱衣所で聞こえていただろうから、スイは敢えて無視しているのでしょうね。

翌朝、二人が出かけたと知った縁は苛立つ。
そこに一本の翌週の予約の電話が入り、巴は断ろうとするが、縁は予約を受けて必ずスイを判らせて見せると意気込む。
珍しく気合の入ってる縁。

スイが緒花を連れてやってきたのは緒花だった。
旦那が生きていればガッカリするだろうというスイ。
自分たちが夢見ていた、働くみんなが夢中だったあの頃をもう一度取り戻す事は適わなかったと口にする。
緒花はまだ判らないと反発する。
「背負う事はないんだ」
「え?」
「私とこの人はね、なんもないまっさらなところから始めたんだよ。
 右も左も判らずにね。
 でも今の喜翠荘は違う。
 私ら作ってしまったしがらみがある、まっさらどころじゃない。
 そこに辿り着くまで、相当な時間が掛かる」

「お金のことですか?」
 厳しい表情で訊ねる緒花。
「みんなもう自分の道を歩み出している。
 私らの夢に捕らわれることはないよ。
 またまっさらなところから」

「無理です。
 みんな喜翠荘が大好きなんです!
 その気持ちまでまっさらになんて出来ないですよ!
 もう喜翠荘は女将さんたちだけのものじゃないんですよ。
 みんな喜翠荘で働きたいんだから、喜翠荘がみんなの夢になるかもしれないんだから!!」

訴えかける緒花に無言で立ち上がったスイだが、突然倒れてしまう。
旅館経営の難しさを実感していて、これまでの様子から縁と崇子では運営を改善する事が出来ないと実感していたからこその決断だったのか。
倒れたりしてスイ本人の体力が落ちているのも原因の一つなのかな。
このぼんぼり祭りをタイミングとして選んだのは、唯一の書き入れ時で常連も楽しみにしている時期だからそこまでは維持したいという思いがあったのかな。

皐月に電話を掛けて記事の礼を述べる縁に、皐月は見て感じたまま書いただけであり、所詮は切っ掛けだけでしかなく、後は彼ら次第だと指摘する。
当然それを理解している縁は、必ず常連にしてみせると意気込む。
「喜翠荘はボクが盛り立ててみせるから」
縁も記事が皐月によるものと気付いたのか。まぁ、ライターの名前が書かれている筈だし、最後まで読めば判るか。

倒れたスイを近くの家の縁側で休ませてもらった緒花はまた入院することになるのでは心配したと安堵する。
喜翠荘を閉じようと思ったのはこれが最初ではない、と告白したスイ。
「皐月が旅館を継がないと飛び出して、気付いたんだ。
 スイを喜ばせるを旅館、その通りだよ。
 あの人との夢を叶えたい、私の我が儘のせいで、皐月に、縁に、ずいぶんと我慢をさせてきた。
 自分の喜びのために、あの子達を犠牲にしてきたんだ」

縁が他にやりたいことがあったのに、皐月が出て行ってから喜翠荘を継ぐことを決めた。
自分も皐月も喜翠荘に拘って意固地になっていたんだという。
縁は旅館経営には向いていない。そうすれば従業員全員が犠牲となってしまう。
縁からしがらみをとってやりたい、それがスイの考え。
自分の後を継いでほしいと思っていた皐月が家を出て行ってしまった、というのがやはりスイの中では一番大きいのかな。それは自分が旅館ばかり大切にしていて子供たちの事を蔑ろにしてしまったと後悔していたけど、それを頑なに認めまいとしていたのかな。皐月には経営の才能とかありそうだしな。
「女将さんって、お年寄りなんですね」
突然の緒花の言葉に起きあがるスイ。
女将の言っている事がよく判らないのだという緒花に、お年寄りのいうことは判らないのか、と考えたという緒花の言葉に笑い出すスイ。
「判らないですけど、なんだか女将さんにむかむかする気持ちはどこかへいっちゃいました。
 納得はできないけど、私ぼんぼります!
 ぼんぼり祭まで!」

「ああ、よろしく頼むよ……」
緒花はよく判らないなりに、スイの気持ちは理解出来たという事なんだろうな。自由に生きて欲しいと思って、自分が我が儘で続けていた旅館の借金などの重荷を息子たちに負わせたくない、という思いがあるのか。ただやっぱりそこに縁たちの気持ちというのが汲み取られていないんですね。もう今の縁がしたいのは喜翠荘を継いで続けていく事で、それは義務とか責任とかではないはずなんですが。
ところで緒花は「ぼんぼる」を普通に使ってるけど、スイたちは意味を理解しているのかな。ずっと使ってるから、なんとなく頑張るという意味だと感じ取ってるのだろうか。

緒花たちが戻ると、喜翠荘に旅館の女将たちが詰め寄っていた。
ぼんぼり祭の手伝いに人を回すのを忘れていたためだ。
雑誌で取り上げられたからと言って調子に乗ってと反発する女将の1人。
結局それですか……この女将は確か映画撮影の時も陰口叩いてた人だよね。器が小さいというかなんというか……
そこに戻ってきたスイは頭を下げて人を回すと告げるも、従業員達は厳しい表情で従おうとはしない。緒花は手伝いを名乗り出るも、巴達に制止される。
それでもスイに押されて手伝いへ向かうことになり、女将たちも引き上げる。
だが、緒花はスイと従業員達の間に壁を感じる。
女将と従業員たちの間に出来てしまった溝。
共に喜翠荘が大好きだからこそ生まれてしまったすれ違い。
スイがきちんとみんなに自分の気持ちを話して聞かせて、みんなの意見に耳を傾けて、というコミュニケーションを取っていたらこーゆー事にはならないのでしょうが。

直接今回のエピソードとは関係ないが、四十万の女は3代続いて惚れた男には一途なタイプなんじゃないのか。
男より仕事を取っているように見えて、本気で惚れた男が出来た後は、その人を一途に思い続けている気がするな。
スイも雰囲気からすると旦那が結構早くに亡くなってるみたいだけど、女一人で頑張ってきたみたいだし。
皐月も旦那を早く亡くして、その後は色々な男と付き合いつつも旦那の事は忘れず再婚は考えてないし。

次回 第二十五話「私の好きな喜翠荘」

喜翠荘をなんとかしようと頑張る縁だけど、その結果空回りして変な方向へ転がっていってしまうのかな。
スイの気持ちを聞いた緒花は1人だけ中立の立場になりそうだ。
なこちが緒花の味方となるっぽいが。

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