« たまゆら ~hitotose~ 第1話「わたしのはじまりの町、なので」 | トップページ | 真剣(マジ)で私に恋しなさい!! 第1話「真剣で私にかかってきなさい!!」 »

2011年10月 7日 (金)

輪るピングドラム 13TH STATION「僕と君の罪と罰」

自らの命を差し出すという高倉冠葉の願いも虚しく、プリンセス・オブ・ザ・クリスタルが消え、再び命を落とした高倉陽毬。
「痺れるだろう」
そこに現れた渡瀬眞悧は「まだ世界が終わった訳じゃないから」と諦めないように語りかける。
一見すれば親切に思える台詞だけど、ただの親切でないのは明白。
冠葉はペンギンマークとか知っていたから、眞悧の事を知っているのかと思っていたら彼のことは知らなかったのか。
突然現れた眞悧に驚く冠葉に対し、引き連れたシラセとソウヤが持つアタッシュケースから苹果を一つ取り出すと、リンゴを赤いアンプルへと変化させる。
「それは……」
「これは、遠いところから運んできた……
 君たちへの、お土産……」

薬を見つめる冠葉に、眞悧は「生存戦略しましょうか」と語りかけて冠葉を驚かせる。
今の冠葉は大切な人を助ける事も出来ない無力な存在だと告げる。
眞悧はこの病院の医師として勤めていたのか、それともただ自分の都合の良いように関係者の記憶を弄くっているのか。たぶん後者の気もするが。
人の命さえも操る事が出来る彼は本当に何者なのか。

高倉晶馬は荻野目苹果に対し、このまま陽毬が目を覚まさなければ、それは自分たちに下された両親の行った事に対する罰なのだと語る。
3年前のあの日から判ったのだという。
晶馬は両親の犯した犯罪の罰を自分たちが受けている、と感じているきらいがあるんだな。

3年前。
夕食を前に両親の帰りを待っていた3人だが、黒服の男女が家を訪ねてくる。
彼らに敵対心を持つ冠葉だが、そこに池部の伯父から電話がかかってきた。伯父は彼らが警察であり、後で合流するので数日分の服を持って何も言わずに彼らと同行するように告げる。
普通の一日。笑顔で家を出た両親。だが、両親は二度と戻らず、晶馬たちの日常は終わりを告げた。

陽毬を目覚めさせる事の出来る新薬。
決して高くないというその薬に対して、金ならば宛があるという冠葉に、眞悧は命を担保としてか、と問い掛ける。
冠葉の金の出所を知るかのように語る眞悧は、命を引換にしてまでする価値が陽毬にあるのか、それを行って冠葉に何が手に入るのか。だが冠葉は陽毬を救うためならば何も望まない。
「痺れるねぇ」
「契約成立!」
「さすがです、眞悧先生!」
拍手する二人の子供。
契約成立というものの、薬の使用に対する対価は金ではない気がするな。
眞悧の口癖は「痺れる」なんだね。

新宿海王プラザホテルへと連れて行かれた冠葉たちは、暫くホテルに留まるように告げられ、家に電話する事すら出来なかった。
何がなんだか判らない子供達。
晶馬は家の近所で不発弾が見付かったのでは、と想像するも厳しい表情を崩さない冠葉。
そこに伯父から連絡が入り、テレビをつけるように告げられる。
男達からはテレビを付けるなと言われていたが、テレビのスイッチを入れた晶馬たちは自宅に警察の家宅捜査が入った事を知る。
そして両親、高倉剣山と高倉千江美は容疑者として指名手配されていた。
陽毬は寝言でトリプルHの成功を夢見ていたので、この頃はまだ伊空ヒバリ、歌田光莉の二人とアイドルデビューしようと思っていたという事。陽毬はまだ学校に通えていたわけで、やはり陽毬が去ったのは両親が犯罪者だからと虐められたりして去っていったのだろう。あの二人とも陽毬が虐められるようになって疎遠になってしまったのか。
ただ何故両親が16年前に起こした事件の犯人だと13年も経過して強制捜査へと踏み込む事になったのか。何か新しい証拠でも見付かったのか?
しかし義務教育なんだが、陽毬は学校に通わなくて良かったのか? 入院する事になったから問題なかったのかな。

眞悧の薬により、陽毬が再び目を覚ます。
「さあ、お姫様のお目覚めだ」
冠葉は陽毬が目覚めたのは普通の事ではないと知ってるが、晶馬は真実を知らず、ちょっと蚊帳の外状態は変わらずだな。

女神様が子羊を生き返らせたのは、決してメリーさんに情けを掛けたからではない。
「だってぇ、これで罰が終わりじゃつまらないでしょ」
「その通り~」

運命を信じるのか? 訊ねる眞悧は16年前の話を始める。
彼の前に突然現れた女の子は、彼と同じ種類の人間であり、眞悧は出会った瞬間独りぼっちではないと気付く。
この世界で独りぼっちだった眞悧は、世界中の助けを呼ぶ声が聞こえていた。
世界の進むべき方向が判っていた眞悧は、それ故に彼女とは決して交わらない事を知っていた。
彼女は眞悧の味方にはならず、眞悧を否定した。
何故陽毬の命を救ったのか、それはまだ秘密。
運命という概念が人の世界に存在しているのか、そのルールが人の生涯を支配しているのか確認して欲しいのだという。
ピングドラムが存在しているのか確認しようという。
そんな彼が語りかけていたのはプリンセス・オブ・ザ・クリスタル。
自分と同じ風景を見て、兄弟と妹の行く末を共に確認しようと告げる。
「じゃあね……ボクの恋人。
 世界でたった1人の、ボクと同じ風景を見ることが出来る、ボクの恋人……
 また、あの世界で再開しよう」

眞悧が出会った相手がプリンセス・オブ・ザ・クリスタル。
それは今はあんな姿だけど、元はちゃんとした女性だったりしたのかな。
何らかの形で命を落とした人なのか、未だに謎だらけ。
しかしプリンセス・オブ・ザ・クリスタルの口調の感じでは、彼女は眞悧にピングドラムを渡すまいとしている感じがあるんだけど。

ただ純粋に陽毬の無事を喜ぶ晶馬は、眞悧に看て貰えるようになったのは運が良かったと喜ぶが、冠葉は自分たちは陽毬のために出来ることをしなければならないと告げる。

東京スカイメトロの開業10周年だが、決してあの悲劇を繰り返してはならないというテレビ番組。
視聴者からの電話を待つその番組に、電話を掛けてきたのは夏芽真砂子。
「明るい場所と暗い場所は共存しなければならない。
 全てを明るい光で照らしてしまうと、必ずその反動で暗い場所が明るい場所を攻撃するのよ」

「あの、何を?」
「嫌だわ、早く磨り潰さないと」
電話を切った真砂子に掛かってくる電話。
その相手は眞悧。
彼のおかげで夏芽マリオは助かったという真砂子だが、眞悧は彼女が相応の対価を支払っているのだと告げる。
そして日記の片破れの持ち主が判った事を知らせる。
真砂子の電話相手はやっぱり眞悧だったのか。果たして日記を奪った相手が誰なのか。
新キャラか、それとも時籠ゆりか。或いは千江美という可能性もあるのか。
いずれにしても、わざわざあの日記を奪ったという事は、日記がピングドラムだと判断している相手だという事だよね。彼ら二組以外にも同じ状況の人間がいるのか?

苹果は多蕗桂樹に晶馬たちの両親の事を知っていたのだろうと問い掛ける。
事件の被害者の友人と、加害者の子供。
事件についてあまり実感がないという多蕗に、苹果はもし犯人である高倉夫妻を見つけたらどうするのかと問い掛ける。
だが多蕗は直接目の前で何かをされたわけではなく、復讐したいなどの特別な感情がないという多蕗に、苹果も同じなのだという。
ここ最近になって出てきた多蕗の指の傷は一体何を示しているのか。あれが何の意味もないという事はないだろう。ただ、彼自身は事件に巻き込まれたわけではないから、別の何かなんだろうか?
桃果になれば、両親の哀しみも多蕗の哀しみも癒してあげれたはずだと無く苹果。
「人生には、どうやっても取り戻せないことがある。
 でもボクは、君と出会えて良かったよ。
 君は?」

「私もです」
答える苹果はそれなら晶馬の両親の事を知らない方が良かったと口にする。
「いや、それを知った事には意味があるんだよ。
 どんな辛いこと、哀しい事にも意味がある。
 無駄なことなんて一つもないよ」

多蕗は苹果にそう諭す。
アレだけ好きだった相手の事に対して、妙に醒めているのがどうしても気になる。
大人になったのか、単に実感がないだけなのか。或いは裏があるのか。どうしても裏があるように感じてしまうんだが。彼に裏がある場合は、当然ゆりは共犯となるんだけど、ゆりにそこまでする理由が今のところ見あたらず、可能性があるとすれば彼女も事件の被害者かその関係者という事になるんだよね。

父・荻野目聡に再婚を祝福するメールを送った苹果。
運命が好きだという苹果。
――ほらだって、運命の出逢いって言うでしょ。
――たった一つの出逢いが、その後の人生をすっかり変えてしまう。
――そんな特別な出逢いは偶然じゃない。
――それはきっと……
――もちろん、人生には幸せな出逢いばかりじゃない。
――嫌なこと、哀しいことだっていっぱいある。
――そういう不幸を運命だって受け入れるのはとても辛いこと。
――でも、あたしはこう思う。
――哀しい事、辛い事にもきっと意味があるんだって。
――無駄な事なんて一つもないよ。
――だってあたしは、運命を信じているから。

苹果は桃果の死によって訪れた家庭の崩壊を受け入れたんだな。
これによってひとまず苹果のお話は終わりだけど、今後は陽毬の友達として話に関わってくるのかな。ただ話の中心からは外れそうだな。

両親がテロの容疑者の筈がない、必死にその事実を否定する冠葉だが、警察はずっと前から両親をマークしていた。
「こんなのでっちあげだ!
 父さんと母さんは犯人じゃない!
 そんな人間じゃない!!」

冠葉は事実を受け入れなかった。
あくまで両親が犯人というのは警察がそう下しただけで、100%事実ではいなのは確か。
ただ両親はどこへ行ってしまったのか。
陽毬たちの記憶にある両親は、犯罪を犯すような人間には見えず、あまつさえ子供達を置いて逃げるような人間には見えない。
事件にはまだ何か裏が隠されている可能性はありそうだ。

エンディングが変わりました。
新エンディングテーマ
「灰色の水曜日」歌:トリプルH

次回 STATION 14

生存戦略、大好きだよ

にほんブログ村 アニメブログへ ←良かったらクリックして下さい

こちらはミラーブログになりますので、基本的にTBは本館(http://ameblo.jp/adam/)へお願いします

|

« たまゆら ~hitotose~ 第1話「わたしのはじまりの町、なので」 | トップページ | 真剣(マジ)で私に恋しなさい!! 第1話「真剣で私にかかってきなさい!!」 »

輪るピングドラム」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/528088/52928664

この記事へのトラックバック一覧です: 輪るピングドラム 13TH STATION「僕と君の罪と罰」:

» 輪るピングドラム 第13話 「僕と君の罪と罰」 [ゆる本 blog]
16年前のあの事件をモデルにした衝撃の展開。「輪るピングドラム」の第13話。 心停止した陽毬と絶望に崩れ落ちる冠葉達の前に眞俐が医師として現れる。 そしてリンゴから変化した怪しげなクリスを手に...... [続きを読む]

受信: 2011年10月 8日 (土) 22時45分

» 輪るピングドラム 13話 「君と僕の罪と罰」 ~林檎は毒か~ [We live on]
16年前の事件、その時の高倉家の様子が明らかになりました。 さて渡瀬医師(はてして本物の医者か怪しい [続きを読む]

受信: 2011年10月 8日 (土) 23時02分

» アニメ 輪るピングドラム 第13話「僕と君の罪と罰」 感想 [くまっこの部屋]
今度は病院の医師として登場する眞悧!彼がこの物語のテーマを握る人物なのでしょう。 [続きを読む]

受信: 2011年10月 9日 (日) 20時20分

« たまゆら ~hitotose~ 第1話「わたしのはじまりの町、なので」 | トップページ | 真剣(マジ)で私に恋しなさい!! 第1話「真剣で私にかかってきなさい!!」 »