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2011年10月14日 (金)

輪るピングドラム 14TH STATION「嘘つき姫」

サンシャイン歌劇団の公演。
その公演にて男役の女性を務めていた俳優とベッドを共にしていた時籠ゆり。
男とはこの気持ちよさは味わえないので、旦那が可哀想だと嘯いた男役だが、ゆりは飽きた男役とは二度と共にしないと冷たくあしらう。
そんなゆりを繋ぎ止めようと、自分を捨てれば彼女の身体の秘密が何処かから漏れるかも知れないと脅しをかけるも、意にも掛けずに立ち去ってしまう。
ゆりの身体には何かしら秘密がある、という事か。
描かれていないけど、何かしら身体に傷があったりするのか、それとも実は元は男とか。両性具有とかいうオチはないと思うが。

この世界は「求める者」と「求められる者」に別けられ、そのラインを見定める事ができるというゆり。
今の自分は誰にも止められない。自分は過去を捨てた。
そう言い切るゆり。
この世界は嘘で作られており、誰1人として未来永劫本当に自分を求める事はないのだと涙する。
――アナタだけだった。
――アナタだけが私を美しいと言ってくれた。
――会いたい、今すぐあなたに。
――きっとまた会えるよね。
――だって約束したじゃない。
――私たちの繋がりは永遠だって……

一人涙を流すゆり。
果たしてゆりの語る「あなた」とは誰なのか。
もしそれが多蕗桂樹ではないのであれば、何故わざわざ多蕗と結婚して引退までしたのか。
多蕗でないのだとしたら、桃果を愛していたはずの多蕗が彼女と結婚までしたのは、何かしらの力で愛していると思いこまされているからなのか。或いは何か理由があって二人で結婚するフリをしたのか。

朝、高倉晶馬を待っていた荻野目苹果は、色々と話し掛けるも暗い表情の晶馬は答えてくれない。
メールにも電話にも出ようとしない晶馬は、自分たちは苹果に謝る事が出来ない、どれほど謝ってもユリしてもらう事は出来ない。
苹果は自分たちが傷ついて行く様子を監視しているだけであり、みんな自分たちが不幸になる様子を見るだけで、離れていくのだと語る。
自分といれば晶馬が傷つくだけだったのか、と苹果は泣きながら晶馬が去るのを見送る。勝手な決めつけから相手の気持ちを考える事が出来ずに、自分の殻に閉じこもってしまってる晶馬たちは、他者を排除して勝手に孤独になっていたわけだろう。

ベッドであったかマフラーを完成させた高倉陽毬。
それは伊空ヒバリと歌田光莉のために作ったマフラー。

陽毬の薬のために金を用意した高倉冠葉だが、相場は常に変動しており渡瀬眞悧は以前と同じ額では足りないと告げる。
「世界の秘密が開かされた時」に退院出来るという謎の言葉が理解できない冠葉に、眞悧は後数回アンプルを使えば家に帰れるようになると訂正する。

眞悧が陽毬の病室へやってくると、彼女の編んだマフラーがゴミ箱に捨てられていた。
自分のマフラーなど誰も喜ばないという陽毬に、眞悧は自分が貰うと身につける。
やはりダブルHの二人と疎遠になったのは、両親の事が公になったからなんだろう。陽毬もその事は理解していたんだな。周りからイジメを受けるようになって、二人は本気で陽毬を嫌ったわけではないのだろうけど、自分たちも虐められてしまうから、陽毬と距離を置いてしまったのだろうな。
結局、陽毬も晶馬と同じく、自分たち家族は本当は誰にも受け入れてもらう事なんて出来ないと思っている可能性が高そうだ。

眞悧からの半分を持っているという女の情報を得た夏芽真砂子は、エスメラルダと牝狐狩りに出かけようとするが、その前に……
女、という事はやはり日記を奪ったのはゆりなのか?

晶馬に明るく接しようとして失敗した事で落ち込む苹果だが、そこにゆりが現れた。
雑誌の広告にゆりが出ていたという事は、ゆりは完全に引退していない、という事か。
自分と会って話せば晶馬が傷つくのだと告げられた事、だからもう会うことが出来ないのが自分たちの運命なのかと哀しむ。
そんな苹果に対して、ゆりは初恋は実らないものだと、自分の初恋について語り出す。
ある日突然彼女の前から消えたという初恋の人。
だから苹果の気持ちが判ると告げる。
やはり多蕗とは別人で、その人物のためにピングドラムを使ってその相手を取り戻そうとしているという事か。
ただ、相手が男なのか女なのか、年齢はいくつかなども不明。

黒服の男たちから金を受け取っていた冠葉は、次の仕事について訊ねようとしたが、そこに現れた真砂子が男たちを倒してしまうと、彼は今氷山の端に立たされており、これ以上踏み込めば海に落ちるだけだと警告する
ペンギン3号は女性の生写真を捨てられて、エスメラルダの生写真渡されてる……
果たして冠葉はどんな危険な仕事に手を出しているのか。以前に両親がしたのと同じ、テロがまた行われようとしていて、その準備に協力しているとかだったりするのだろうか。
ペンギン印も元々は両親のいた組織が使っていたマークだし。あの組織なら、両親がいなくなった後に冠葉へ接触してきた可能性は考えられそうだ。
真砂子の弾も同じ組織から手に入れているものなのかな。

真砂子には関係ないと動じない冠葉。
金が必要なら自分が出してやるという真砂子だが、晶馬は夏芽家の金など受け取れないと拒絶する。
真砂子本人ではなく、夏芽家に対して冠葉は何かしら思うところがある、という事か?幼い時は少なくとも二人は友好的な関係だったと思われるのだが。
冠葉が「あの女」をどうしようもないぐらいに愛していると指摘する真砂子だが、冠葉は自分はただ家族を守りたいだけだと惚ける。
自分ではどうしてもダメなのだと感じた真砂子は、自分は自分のやりたいようにやると宣言。自分は自分のやり方で夏芽マリオを救って見せると宣言。
ストーカーであるが故に、真砂子は冠葉が陽毬に対して妹としてではなく、女として愛しているという事に気付いてしまっているんだな。
もちろん冠葉もそれが許されない事は理解しているから、決して認める事はないのだろうが。

苹果を連れて温泉旅館にやってきたゆりは、今日は一日自分が苹果の姉だと告げる。
露天風呂に入るゆりは、辛いことも悲しい事も洗い流せば良いのだと語る。
スターであるゆりとただの一教師である多蕗の出逢いについて聞いた苹果は、ゆりが彼と幼馴染みであり、姉の桃果とも知り合いだったと知る。
二人は桃果を中心にした関係だったわけか。しかし苹果のお母さんはゆりの事を知らないのか?
桃果がどんな女性だったのかと訊ねる苹果。
「乾ききった砂漠の向こうに見えた、一面の花畑。
 凍える暗い夜の見つけた蝋燭の火……
 ……桃果は私の世界を変えてくれた。
 彼女といれば、どんなものもキラキラと光って見えた。
 世界は愛すべきものに満ちている……
 そう、この私も含めて……」

多蕗と同じように桃果を褒め称えるゆりに、自分とは全然違うと落ち込む苹果だが、ゆりは苹果が桃果と同じ香りがすると告げる。
やっぱり、ゆりの思い人は桃果なのか。個人だから美化されているところがあるのだろうけど、多蕗と同じように高く評価されていた桃果という人間はどんな人間だったのか。

自分は桃果になりたかったのだと告白した苹果は、何故、多蕗と結婚したのかと問い掛ける。
自分たちは「仮面夫婦」だというゆりの答えに驚く苹果だが、ゆりは嘘だと笑う。
「私たち、運命の輪で繋がれているの」
ゆりの言葉に驚く苹果。
おそらく仮面夫婦というのは嘘じゃないのだろう。
やはり多蕗とゆりは二人で結託して何かをしようとしているという事か。
それとも多蕗は苹果の思いに気付いていて、彼女を諦めさせるためにゆりと結婚してみせただけなのか。
どっちにしても、やはりオープニングのイメージ通り、多蕗もただの凡人ではなさそう。

苹果が人と話す時に目を逸らさないところや、照れた時に前髪を弄るクセなど、桃果に似ているというゆり。
両親から姉の事をあまり聞かされなかった苹果は、桃果の事を教えてもらっ事が嬉しいと笑う。
「ねえ、まだ桃果になりたい?」
「え?」
ゆりの言葉に驚く苹果だが、ジュースに入れられていた薬のせいで急激な睡魔に襲われてしまう。
そんな苹果にロープを手にして歩み寄ったゆりは、指や爪までそっくりだと彼女の手を撫で上げる。

苹果を布団へと運んだゆり。
――本当私を知って、それでも私を美しいとなんていう人はいない。
――嘘嘘嘘、この世界はみんな嘘。
――美しいものだけが本当。
――だから誰も、わたくしの事なんて愛していないの。
――だけど、だけど……
――桃果はこの世界でたった1人、私の全てを知っていて、それでも私の事を美しいと言ってくれた。
――彼女だけが本当の私を認めてくれたの。
――桃果は私の運命の人だった。
苹果の浴衣をはだけさせる。
ゆりの身体の秘密とは何なのか。多蕗が指に結合痕があるように、ゆりも身体に大きな傷でも抱えているのだろうか。

――会いたい……
――どうしても桃果にもう一度会いたい。
――そう、私は信じない。
――桃果は死んでなんかいない。
――ようやくこの時が来たわ。
――全ては桃果の日記に記されていた通り……
ゆりは胸元から桃果の日記の半分を取り出す。
嵐の夜、桃果の日記をバイクで奪い取った犯人はゆりだった。
しかしゆりはあの嵐の夜、苹果がやってきているのを知っててマンションに戻ってきたのか。というか、あれ自体が苹果をマンションに誘き寄せるための罠だったのかな。苹果たちが去ったのを見届けて、慌ててマンションを降りてバイクに乗り込んだという事か。
しかし日記の通りにするという事は、プロジェクトMを遂行するという事。女同士では不可能な筈なんだけど、という事は彼女の身体はやっぱり両方があるのか? でも一緒にお風呂に入ってたし、いくらなんでもしれなら気付きそうだが。
それとも実は日記の後半にはゆりと結ばれるような内容が綴られていたとか?

――苹果ちゃん、あなたには桃果になって欲しいの。
――でもあなたは本当の私を見たら、きっと私を嫌いになる。
――だからあなたをめちゃくちゃにして。
――私から離れられない身体にしてあげる。

自分も浴衣を脱いだゆりはロープを手に、苹果にそっち口付けをしようとする。
たぶん真砂子がやってきて妨害されてしまうんだろうな。

しかしなんだかんだで物語の中心にいるのは桃果。
彼女の死が全ての切っ掛けになってるのかな。

新エンディングテーマ
「Bad News 黒い予感」歌:トリプルH

次回 STATION 15

生存戦略、凄い待ったんだぞ

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