黄昏乙女×アムネジア 二ノ怪「邂逅乙女」
創立60年の伝統を持つ私立誠教学園。
まだ新谷貞一が何も知らなかった頃のお話。
Aパートは夕子と貞一の出逢いのお話。
・学園の七不思議『旧校舎の幽霊』
「旧校舎にはどこかに大きな鏡があり、鏡の前では決して振り返ってはいけない。
振り返れば旧校舎の幽霊に鏡の中に取り込まれて、永遠に鏡の中を彷徨ってしまう」
旧校舎の大きな鏡の前にやってきた貞一は、そこで旧校舎の幽霊である庚夕子と出会った。
夕子は自分の生前についての記憶が一切無く、自分が何者で、なぜ死んだのか判らない。
そんな夕子さん、幽霊なのに服とかは普通に脱いで着替えたりしないといけないらしいです。
そういや、移動も給食用のエレベーターを使っていたから、瞬間移動とか壁抜けみたいなことも出来ないんだね。
姿も見えるのは霊感がどうこういうより、見ようという思いが関係しているとか。
どうみても夕子さんと貞一の様子は幽霊と人間の関係に見えない。しかも初対面から馴染み過ぎだよ。
この辺りは呪われた土地だと言われていて、1人の少女が祟りで閉じこめられてしまい、学園のどこかで眠っている。
時折夕子の助けを求める声を聞こえてきた貞一は、大鏡を破壊して鏡の向こうにあった地下室へと辿り着く。
そこで骸骨となっていた夕子の遺体を発見する。
祟られるかと思いきや、骸骨を見られた夕子は何故か恥ずかしがるありさま。
そんなこんなで貞一は、なし崩し的に夕子と『怪異調査部』を始めることになった。
鏡があったところは板で封じて、入らないようにというメッセージは彼女らが書いたものだったのか。
Bパートは此木ももえとの出会いのお話。
学園の歴史を調べて、夕子のことについて何か判らないかと調査していた貞一の下に、小ももえが「夕子さんに殺されてしまう」と助けを求めてやってきた。
『怪異調査部』だから、という理由らしいですが、むしろ気になるのは非公式の部活でしかないこの『怪異調査部』の存在を彼女はどうやって知ったんだろう。
・学園の七不思議『隠れ鬼』
「人形に「夕子」と名前を付けて、10数えて人形を見つけ、勝ちを告げて刃物を刺す。
次は自分が隠れる。
1人遊びなので見付かるはずがないが、必ず何かが見つけに来る。
隠れ鬼を終える方法は、人形に遊びの終わりを告げること。しかし、もし遊びを正しく終えられなければ、隠れ鬼は永遠に終わらず、呼び出した何かに追われ続けることになる」
学園に伝わる『隠れ鬼』をやったももえ。
人形が無くなってしまって、それ以来誰かに見られている気配を感じ続けているとのこと。
ももえの人形を手に入れたのは夕子でした。
自分の名前が書かれていたので持ってきちゃっていたらしい。
でもストーキングはしておらず、存在しないものに怯えていたももえ。
自己暗示は恐ろしく、存在しない何かに本当に取り憑かれてしまうかもしれない。
と、いうわけで夕子の姿が恐ろしい幽霊に見えたももえを利用して、一芝居打ちました。
要するにただの自己暗示なので、もう安全だよ、と信じさせてしまえば一件落着。
ももえからは凄い恐怖体験なのに、実際の夕子と貞一はコメディというアンバランスさ。
次回 三ノ怪「昏黒乙女」
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