めだかボックス 最終箱(第12話)「黒神めだかがいなくても!」
風紀委員長・雲仙冥利との激しい戦いを繰り広げた黒神めだかは精密検査のために、学校を休むこととなった。
人吉善吉たちは初めてめだかのいない生徒会執行部で過ごす事になる。
原作にはない原作者・西尾維新の脚本によるオリジナルエピソード。
しかし至って平和で、まるでめだかがこれまでトラブルを引き起こしていたトラブルメーカーのように感じられるが、喜界島もがなはめだかが作っているのではなく、めだかはトラブルの種を育てているだけだと語る。
阿久根高貴は結局、めだかがトラブルを引き起こしているのと変わらない感じるも、もがなはめだかが悪いのではなく、めだかのせいでトラブルになってしまう元の状況が悪いのだと語る。
めだかはあくまで潜在的に秘めているトラブルを炙り出して、解決させているだけという事ですね。
目安箱に投書がありました。
投書主は二年三組将棋部部長・餅原沙小枝で、いきなり溜息を吐かれた。
お願いは散乱した部室で無くしてしまった将棋の『王将』の駒を一枚探して欲しいというもの。
ホンツゲの将棋の駒に、大興奮のもがな。金が絡むと大変です。
部屋を片づけながらめだかの話で盛り上がる三人。
将棋で喩えるなら性格的には飛車格や香車のようだが、やはりみんなの上に立つ王将であるめだか。敵陣に自ら斬り込む王将が敵の王将と戦うために、自分たちがフォローしなければいけないと善吉たちは考える。
めだかがいなければ、自分たちが今、こうして一緒何かをしているという事は無かったはずだと感じる。
ここにいる面子はみんなめだかという人物を介して繋がっているわけです。善吉と阿久根は中学からの知り合いだけど、それも中学時代のめだかが関係しているわけですからね。
掃除が終わってもどこにも見付からなかった王将。
善吉は沙小枝が他に心当たりがあるのではないかと勘付いていた。
更に他の将棋からも王将が消えている事に気付いた阿久根は、やはり沙小枝には心当たりがあるのではないかと推測。そしてその心当たりは自分たちと同じ特待生である二年十組の鉈山粍ではないかという。
誰よりも将棋が強くて、誰よりも部長に相応しくない人間。
それにしても、部室の掃除をまずは部員たちだけでしようとは思わなかったのか。
沙小枝が阿久根のことを高貴くんと呼ぶのは、顔なじみだったからなのか。
プロでもある鉈山は誰に対してでも厳しく、自分と同じレベルを要求し、初心者にも強く怒鳴り散らす。
そんな彼女を先代部長は頂点に立てるが人の上には立てない人物と評して、部長にはしなかった。
そして沙小枝は鉈山に自分たちは一生将棋を続けるつもりはなく、楽しくやりたいだけだからと、後輩に厳しく指導するのではなく、将棋の楽しさを教えてあげて欲しいと頼んだ。
大会に出て好成績を治めようというのなら、ある程度厳しくする必要があるんだけど、沙小枝の話からすると、大会とかも出る気がなくて、ただ校内で和気藹々と遊びたいだけの部なんだね。
それに鉈山には指導者としての資質がないのだね。良い選手が良い指導者になれるわけではないからね。特に天才型は自分は特に理論を考えてやったりしているわけではないから、自分には簡単に出来ることがなぜ出来ないのか判らない人もいるし。
将棋部を辞めた彼女は全ての王将を抜き取ったが、今までその事に気付きもしなかった将棋部に駒など必要ないという鉈山。
阿久根はそれを自白とみなして教師に報告、間に入って鉈山についても上手く取りなすことで解決としようとする。
しかし善吉はそれで解決とするならば、生徒会など必要ないと、善吉が勝てば駒を返す条件で鉈山に将棋勝負を挑む。
だが、善吉が提示したのは回り将棋。
王将のない将棋では普通の将棋は打てない、彼女がしたのはこーゆー事だという善吉。
「無くなって困るものじゃないというけど、困ってからじゃ遅いんだ!」
王将がないから勝負方法はたぶん普通の将棋ではないだろうとは思ったけどね。はさみ将棋でもするのかと思った。
めだかという人物が、今はいないから善吉が感じたことだろうか。
阿久根は元々将棋には王将など存在しないと語る。
王将はそもそも玉将の欠損だったが、今では玉将よりも上のように扱われている。
だが玉将はそれでも盤面から逃げるわけではなく、何時でも王座奪還を狙って戦っている。
「強くなろうとしない事は罪だと言ったな。
だったら鉈山さん。
後ろ向きで投げやりの今の君こそ、いち早く断罪されるべきじゃないのか!?
いずれにしても、ギリギリまで君を信じて、信じたがっていた沙小枝さんから強さを感じ取るのは、そんなに難しい事じゃ思うけどね」
善吉と阿久根の二人が良い事を言っていたので、無理に良い事を言おうとしてテンパってるもがなが可愛い。
二人に説得されて考えを改めた鉈山は、生徒会執行部が敵も味方も大切にするという噂は本当だったと語る。
「あなた達は、黒神めだかがいなくても、ちゃんと生徒会執行部なのね」
めだかがいなくてもキチンと生徒会執行部としての活動が出来ていると認められた3人。それは別にめだかが必要ないというわけではなく、めだかのためのフォローが出来るということにつながるのでしょう。
紛失していた王将は部室のロッカーから見付かったことになり、鉈山は将棋部に戻った。
沙小枝が執行部に頼みたかった本当の探し物とは、鉈山の事だったのでしょう。
それにしても他の部員がさっぱり姿を見せないのだけど。
そもそも、なんで鉈山がいなくなったあと、部員たちはまともに部活動をしてこなかったのだろうか。別に全くやる気がない部員達だったというわけではないのだし。
学業、恋愛、家庭、労働、私生活にしたるまで、
悩み事があれば、迷わず目安箱に投書するがよい。
24時間、365日、私たちは誰からの相談でも受け付ける!
うん、でもこの後、目安箱は当面使われないんだけど。
第2期 十三組の十三人(サーティーン・パーティ)との戦いへ。
変則2クールです。
次回 番外箱「大打ち上げパーティーを執行する!」
でも、関西は放映がないっぽい。テレビ東京とテレビ愛知だけなのか。
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