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2012年7月 1日 (日)

咲-saki-阿知賀編 episode of side-A 第11局「決意」

・Aブロック準決勝 先鋒
阿知賀女子(奈良) 松実玄(2年)
千里山女子(北大阪) 園城寺怜(3年)
新道寺女子(福岡) 花田煌(2年)
白糸台(西東京) 宮永照(3年)

白糸台・宮永照の連続和了を止めるため、千里山女子の園城寺怜は自分の限界を超えた『二巡先を視る』ことに賭ける。
強引な鳴きをしていく新道寺女子・花田煌との組み合わせもあり、遂に照の連続和了を止める事に成功した怜だが、その代償に激しい体力を消耗する。
松実玄はそんな怜の麻雀に、必殺技を封じてまで闘う怜の姿に驚く。
鳴き続けた挙げ句に、怜が上がっても「すばらです」と気にしない煌は本当に強い精神力をしてるな。
ここまでひたすら半泣きになってるだけの玄も少しは見習うべきだよ。

ようやく後半戦も南入するが、南一局はまたも照に和了られる。
煌の様子を観戦している新道寺女子の白水哩は煌の心配をするも、部長の鶴田姫子は「身内びいきで見てもダメ」だと結論づける。
新道寺女子でインターハイのレギュラーに煌が選ばれたのは先鋒戦を捨てるためだから。
エースが他校に負けた事でインターハイで好成績を残せなかった。伝統的に中堅にエースを姫松や、大将にエースを据える学校もあるが、多くの学校は先鋒にエースを置いてくる。
エースである姫子が負けていたため、今回は強い者から巡に後ろへ並べた。
先鋒に煌が選ばれたのは、プロとの練習で唯一一度もトバされなかったのが彼女だった。決してトバないため、先鋒として耐え凌ぐことが出来るからだった。
煌本人にはとても聞かせられない話だったが、偶然にもその話を聞いてしまった煌。
だが、煌はそこでショックを受けて落ち込む性格ではなかった。自分が「必要とされる、そんなすばらな事はない」と敢えて捨て駒の役割を受けていた。
どこまでも前向き思考なすばら。
このポジティブさはこの先の人生において重要な武器になると思うよね。
天才ではないけど、努力で培ってる、咲-saki-シリーズでは貴重な存在。
しかしこの新道寺の作戦は清澄と当たっていたら、完璧に崩壊していたな。あそこもどちらかというと後半に進むにつれて強くなっていくところで、大将は怪物だから。

照の勢いは何処までも止まらず、南三局では怜は遂に一巡先を視る事が出来ないほどに疲弊した状況で照の親番であるオーラスを迎える。
江口セーラはこのままでは怜の体力がまずいと危機感を覚える。
怜と一番仲が良いのは竜華だけど、その次に仲が良いのがセーラなんだね。
極度の疲労により体力の限界に近づいた怜は公式記録上初めて、リーチをかけない状態での振り込みをしてしまう。
清水谷竜華はその事から怜がもう一巡先を視ることすら出来なくなっている事に気付く。
しかしこれ、事情を知ってる千里山はともかく、他の人からみると、麻雀打ってるだけでなんであそこまで疲労困憊しているのか、さっぱり判らないだろう

ようやくインターハイの試合会場に到着した清澄高校の宮永咲、原村和、片岡優希の3人だが、会場で闘っているだろう姉・照を感じ取って会場入りを躊躇ってしまう。
スゴイよ、この娘。離れた場所にいる姉貴の気配まで感じ取れるのか。
これは姉の試合を見るのが怖いのか、それとも決勝で直接対決するまでは見ないと誓っているからなのか。

20万点を超えて連荘する照を止められない3人。
普通の麻雀なら、とっくに誰かをトバして終了してるね。個人戦ではそりゃあ敵無しだ。
怜をサポートする怜シフトを考えて彼女の合宿入りの許可を医者から貰った竜華たち。
他のメンバーにサポートを頼んだ方が良いのではないか、という怜の考えは監督や船久保浩子も同じだった。しかし彼女たち4人は自分たちがしたいことだから、と4人で怜のサポートすることに決めたのだ。
彼女たちの協力を受けて合宿を過ごした怜。
その最後の夜、みんなが寝静まってから夜の町灯りを眺めていた竜華は昨年の大会の帰りに見た町灯りの中に、自分を応援してくれた人が一人ぐらいいたのではないかと「申し訳なくて、嬉しくて、哀しくなった」のだという。
らしくないという怜に、そうなるのがインハイだという竜華を冷たい視線で見る怜だが、帰りの飛行機で見た町灯りに感動を覚えた。
怜はインハイのレギュラーになった後も、普段は病院から学校へ通っていたのかな。
しかし本当にエピソード満載の千里山は、チームの絆を色々と描かれていて、すっかり主人公。

僅かに意識を失っていた怜は意識を取り戻すが、照の勢いは尚も止まらない。
このままでは照によって何処かの高校がトバされてしまう。どこかがトバされて2位となって終わるか、先鋒戦を乗り切って残りのメンバーに託して2位を目指すか、そんな計算は得意ではない煌だが、誰もトバさせて終わりたくはない、と考えていた。
一人焼き鳥で悲嘆にくれる玄だが、彼女がドラを抱え込むことで、他の二人はなんとか照の手を読み、照がドラによる点を上げる事は出来ず、そろそろ無理をしなければならない状況になっていた。
が、気付いてるのは二人だけで、玄は相変わらず半泣きになってるだけ。
あ~、玄ちゃんがドラを抱え込むのは間接的に役に立ってはいたのか。

もはや牌を積むことすら辛い怜だが、みんなの協力があったからここまでやってこれたのだと感じ取り、最後のムチャ『三巡先』を視る。
怜はもう目が死んでる……
二巡先を一回視ただけで倒れていた人が、何度も視たり、挙げ句に三巡先とか、体力というよりも、もはや精神力の世界なのか。
てか、もし対戦中に倒れたらどうなるの? てか、この娘、もし千里山が決勝進出してももう試合に参加は出来ないよね。

会場の中へ辿り着いた和と優希だが、観客席は満員で入る事も出来ないでいた。
そんな二人を『WEEKLY麻雀TODAY』の記者・西田順子が偶然目撃する。
てか、二人にとってこの先鋒戦は重要な試合なんだけどな。
二人の元先輩も出ているし、勝ち進めば優希が闘う相手なんだし、そして和にとっては昔なじみが闘ってる試合なんだから。
部長が風越と一緒に試合中継を見ていたのはホテルの一室なのか、それとも会場の控え室なのかどっちなんだろう。風越がいたという事は、ホテルなのかな。
清澄が準決勝進出を決めているのは、やりとりとかで原作よりも先のネタバレになってるけど、まぁそれはまぁ当然だから仕方ない。というか、清澄が決勝まで出ずに終わったら大問題だろう。今のところは原作も一位で進出出来るのか、二位での進出になるのか、という感じだし。

福与恒子は相変わらずフリーダム。

えっと……みんな忘れかけてないか心配だけど、この物語の主人公は阿知賀女子の3人娘です
もはや他の2校の影に隠れてるけど、最後ぐらいは玄がドーン!とドラ爆発で照直撃して和了してもらいたいよね。
展開としては、和が西田の協力で試合を観る事が出来て、玄が闘っていると知って応援してくれたのを感じ取った和了る、というのが理想でしょうか。
なんてゆーか、玄は修行で麻雀を強くなる前に、心の修行をした方が良いと思います。この調子では長野の予選とか出てたらもっとトラウマものだったよ。
てか、あれか。阿知賀は代々インハイでエースがトラウマを背負うという宿命があるのか。

次回 第12局「約束」

次回で一応の最終回ですが、準決勝の残りはネット配信か何らかの方法でテレビ放映となる予定らしい。
そこで和と阿知賀メンバーも再会できるらしいので、次回ぐらいでギリギリ和が試合を見て、試合の終了後に会いに行くのかな。

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コメント

>これは姉の試合を見るのが怖いのか、それとも決勝で直接対決するまでは見ないと誓っているからなのか。

以前に照が妹なんかいないって発言をしてる事にたいして未だに悩み中(それとは別に自分の前に立ち塞がる者達を全部ごっ倒すって目からスパーク出してるのにねwwww)

>部長が風越と一緒に試合中継を見ていたのはホテルの一室なのか

清澄と風越はいっしょの所に宿泊でどうやらオリンピックセンターの宿泊施設(予算がないので安く止まれるので)らしいのでそこで観てるもよう

投稿: m | 2012年7月 1日 (日) 18時51分

新道寺女子のキャプテンは、鶴田じゃなくて、白水哩では?そして、身内びいき~の台詞を言ったのも、白水哩ではないのでしょうか?

投稿: るる | 2012年7月 3日 (火) 22時06分

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第11話 決意 公式サイトから準決勝先鋒後半戦。自分の体力を削りながら打つ千里山の園城寺怜は、新道寺の花田煌との暗黙の連携プレイによってチャンピオン、白糸台の宮永照の連荘を止めにかかる。一方、阿知賀女子の松実玄は、未だドラに縛られ自由に打つことが出来ないでいた。 ダブル、二つ先。新道寺が無茶してくれている。すばらっ煌が鳴いて照の順番をスキップさせていた。それに協力しながら、再度先を観る怜。自模って怜があがる。新道寺に作ってもっらた様な物。悪いな、新道寺、上がり牌は分からんかった。良いってことですよ、... [続きを読む]

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» 咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A 第11局「決意」 [ボヘミアンな京都住まい]
「捨てゴマ、まかされましたぁー!」 ・・・すばらさん漢っす!マジ漢っす!!w ココとこの後の 「でも一つだけわかっていることがある。 自分が納得できるほう!誰もトバさせない!」 がカッコよかったですね。新井さん、GJでした。 ・・・というか、怜とすばらに美味しいところを持っていかれてる感じで、自分が1度も和了れてないことを気にするあまり視野狭窄な状態でモブ同然になってしまってる玄ちゃんの扱いがあまりにあんまりなんですけど・・・(苦笑)。漫画版と違って怜がトリプル発動させるところでバッサリBパート切ら... [続きを読む]

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