薄桜鬼 黎明録 第1話「天武の暁」
倒れている井吹龍之介を「野良犬」と呼び、「生きたいか?」と問いかけた男は握り飯を差し出すが、わざと地面へ落としてしまう。
龍之介は土の付いた握りめしを頬張ると、バカにしたように笑う男に殴り掛かるも歯が立たずに倒されてしまう。
倒した男、芹沢鴨は面白いものを拾った、京でも退屈しなくて済みそうだと笑う。
ああ、芹沢さん、やっぱり悪役だ。
父を失い、生きるためにはプライドも捨てる龍之介は母とも対立し、武士を嫌う。
そして京へ上る途中に自称「勤王の志士」たちに金を巻き上げられてしまっていた。
このご時世は「勤王の志士」を名乗る不逞浪士が溢れていたみたいだからな。実際には何もしないで庶民からタカっていた奴らばかりでしたが。でもまだこの頃はもう少しマシで、実際には千鶴が来た頃とかの方が酷かったはずなんだよね。
壬生村の浪士組で意識を取り戻した龍之介は看病をしていた藤堂平助と知り合いました。
平助や井上源三郎の世話になって傷の癒えた龍之介は早々に屋敷を出て行こうとするも、原田左之助と永倉新八に、世話になったら挨拶ぐらいして出て行くのが筋と告げられて芹沢に挨拶することに。
顔を洗いに行って沖田総司に絡まれたところを仲介に入った山南敬助が、芹沢は外出中と教えられたため、まずは近藤勇に挨拶することになった。
近藤は浪士組で龍之介の面倒をみようとするも、生憎と彼らも八木源之丞に世話になっている身で余裕がない。
沖田は健康体だったのも加わってか、性格の悪さがより際立ってるな。これ、藤堂とかだったら速攻で大喧嘩になってるところだよ。
山南も怪我前なのでまだダークサイドに堕ちてない。
そんな時、屋敷の外で吉原から戻った芹沢と取り巻きの新見錦、新見錦、平間重助、殿内義雄と帰還したところで、土方歳三と口論になってました。
近藤が史実よりも温和な人間になってるので、芹沢と真っ向から対立するのが土方の役割になってるんだな。この先、土方や藤堂、原田たちが芹沢の横暴に耐えかねて、近藤もやむを得ないという感じで彼と敵対という形になっていくのかな。
殿内がなんか芹沢の手下みたいになってる。ま、彼は間もなく殺されるんだけど。
芹沢が酒を飲んで帰還したため、挨拶を翌日とした龍之介。
朝一に芹沢に挨拶へ行くも、芹沢は礼のなってない龍之介を「野良犬」呼ばわりでバカにする。
生きる事を望んだ龍之介は、恩返しとして芹沢の小姓をする事になりました。
とにかく傲慢さの目立つ芹沢、このまま悪人街道を突っ走って、土方たちに殺されることになるのか、それとも根は良い人だったりするのか。
近藤、山南、土方は京都で名を挙げるため、芹沢に会津藩へ口利きしてもらうように頼む。
土方は芹沢に頼むのは不本意ながら、今の浪士組で顔が利くのは芹沢しかいないというのも判っており、自分の感情を優先するようなお子ちゃまではありませんでした。
個人的感情よりも浪士組の将来を優先するのは上に立つ者として当たり前のことですが。
翌朝、芹沢の命令で酒を買う事になった龍之介は、屋敷に近藤と土方を訪ねに来た斎藤一と出会った。
そんな斎藤との出会いを運命の出会いのように描かなくとも……いや、まぁ、一部腐った女性たちにとっては運命の出会いなのかもしれないけどね。
ゲームはやってませんので、龍之介だけは未来が判らない。
ラストは恋人と一緒に新撰組を去っていくのか、戦って命を落とすのか、芹沢と敵対するのか、それとも芹沢の側について土方たちと戦うのか。
そもそも乙女ゲーで男の主人公が男たちに囲まれてどんな展開があるんだ?
芹沢と運命を共にして死亡、芹沢と一緒に近藤たちを倒す、近藤達について芹沢を倒す、小鈴とくっついて壬生浪士組を去るというところかな? ただこの話はオリジナルのアニメに続くのだから、千鶴がやってくる時にはもう隊にいない状況じゃないといけないんだよね。ま、その他大勢の中にいるという形ならありかもしれないけど。
前作と違って千鶴ナレーションで何年何月とか紹介されないので、正式な時期が判らないけど、会津預かりになる前みたいだから、清河たちが去った後だろうか。
斎藤がここで入隊するという事は3月10日かもしれないな。
次回 第2話「導かれし運命」
雪村綱道も出てきたので、やはり終盤は羅刹が絡んでくるのだろう。
龍之介か、芹沢あたりが羅刹になるんだろうな。
最初に芹沢が羅刹になって、暴走する芹沢を倒すために龍之介も羅刹になるという展開とか?
主人公が男になってますます男くさくなってきたこの作品。
小鈴とか愛次郎の恋人のあぐりとかが出てくるのを待つしかないのか。
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