咲-saki-阿知賀編 episode of side-A 第14局「憧憬」
全国高校女子インターハイAブロック準決勝中堅戦オーラス。
白糸台の渋谷尭深の手牌は収穫の時(ハーベストタイム)によりかなり危険な状態。
11枚の牌が揃っている事に、大星淡は今度はやっちゃえそうだと感じる。
実力で言えば高校100年生とか、ちょっと残念な娘でした。弘世菫も呆れるよな。
お姉ちゃんは隣で我関せずと食事してるし。
でもこの高校100年生でも敵わないだろうこのお姉ちゃんは高校1000年生ぐらいか?
字配を捨てないようにしつつ尭深の手が揃うよりも先に早和了りで勝負を付けようとする新子憧だが、新道寺女子高校の江崎仁美は早々に南を捨てて直立してくる。
親番の江口セーラは警戒するように船久保浩子に言われていたものの、それよりも高目で和了れば問題なしと強気に出る。
だが、尭深は待ち牌の発を自ら引いて大三元で和了る。
ハーベストタイム怖っ!反則級の技だな。
清澄は決勝戦でこれと戦うのが和でなくて良かったな。空気を読まない事では№1だから気にせず連荘しそうだよ。
部長なら考えて対応してくれそうだし。
千里山女子 江口セーラ 87500(+37000)
阿知賀女子 新子憧 102900
白糸台 渋谷尭深 177100
新道寺女子 江崎仁美 32500
中堅戦は最後に役満の親かぶりを受けながらも終始圧倒したセーラがトップだった。
憧も検討してプラス終了。
尭深は最後に役満を和了るも、1回しか役満を和了る事が出来なかった事も響いてマイナス。
仁美はほかのツモで削られ続けて大失点。
セーラはラス親で削られたものの、もし尭深がラス親で連チャンした場合にはどうなるのか、という恐怖を感じていた事を憧に語る。
コレまで記録上はラス親のない尭深。白糸台の内部で打っている時にはあるのかな。確実に誰かはとばされるよな。しかしいくら半荘2回とはいえ、役満和了ってマイナスって……
憧はそれなりに稼いでいるんだけど、微妙に地味。なんかひたすら尭深を警戒しているところしか印象に残ってないな。
仁美はまさにフルボッコでした。政治や政府のせいだとかネトウヨ発言までし出した。
部長には「お前のせいだろ」と正論吐かれた。
すばらは化け物相手だったのであれだけ大量失点しても責められなかったけど。アレはきっと自分たちが戦ってもハコられる相手だと思ってるんだろね。
鷺森灼は赤土晴絵に彼女から貰ったネクタイは準決勝で縁起悪くないかと問われるも、このネクタイのおかげでもここにいられるのだと答える。
・副将戦
白糸台 亦野誠子
千里山女子 船久保浩子
阿知賀女子 鷺森灼
新道寺女子 白水哩
亦野誠子は河から自在に牌を吊り上げる白糸台のフィッシャーの異名を持つ。
今年になって初めてインターハイのレギュラーに選ばれた誠子のデータは少ないが、ここまで判明しているのは和了るまでに3副露して5巡以内に和了るという事。
速攻で和了った誠子。
誠子はこの作品では珍しく鳴き麻雀タイプか。しかし同じ鳴き麻雀でもぼっちじゃないよに比べたらパワー不足。
しかし自在に吊り上げるってのはどんな理屈なんだろうな。
白水哩は『リザベーション』と名付けた自らに枷を架し、和了翻に縛りを入れる。
この感覚を大将である鶴田姫子が共有しており、彼女は哩の和了った翻の倍を必ず和了る。
完全にリンクしていない場合があるため、一般には判りにくい能力だったが、宮永照の照魔鏡によって春の大会で見抜いていた。
ただし欠点として、縛りを掛けたにもかかわらず和了れなかった場合は、姫子も和了れないか、一翻が限度だった。
ただし縛りを掛けているかどうかは、傍目には判らないため、とにかく和了せないようにするしか対抗策がない。
つまり姫子は完全に哩頼みの能力しか持ってないという事になるわけで……この娘、来年どうするんだろう。
このリザベーションは欠点は姫子が和了れなくなるという事だけで、逆に失点するという条件ではないので能力としては高いな。
まぁ、それもこれも哩の高い雀力があってこそ成せる技なんだろうが。
しかしリザベーションが無敵かどうか、というのもあるよな。咲や衣と対戦したらどうなるのかとか、透華の治水を前に効果があるのかどうか。ま、対決することはないんだろうが。
その頃、宮永咲たちの宿泊しているホテルに龍門淵の天江衣と国広一の二人が遊びに来ていた。
一人部屋で寝ていた咲。
相変わらずこの娘は寝てる……
原村和は片岡優希と一緒に幼なじみの試合を見に行っていた。
会場入り口まで付き合った咲だったが、結局会場には入らずにホテルに戻ってきていた。
あれ、阿知賀が出てる事に気付いてたんだ……てっきり会場に着くまで気付いて無くて、白糸台の試合を見に行ってるんだと思ってたよ。
衣たちは和の幼なじみが阿知賀だと気付くと、対戦相手を強くしてしまったと言う。
それを気にしない咲だったが、衣は阿知賀の大将・高鴨穏乃を「ちょっと厄介だ」と告げる。
衣と戦った時点ではまだまだ弱かった筈なんだけど、何か衣が感じ取るような片鱗を持っていたという事か。衣は今までの登場人物の中で、一番感受性が高いみたいだし。
しかし今まで見る限り特に際だった所もなく、千里山も穏乃は特殊な打ち手と思っていないみたいだけど。
東二局一本場で二翻縛りに成功した哩は、続けて四翻縛りにて和了る。
北九州の強豪校、新道寺女子高校で三年間エースを続ける哩の実力は半端なものではなく、残り3人に対して実力差を見せつけていく。
しかし誠子も負けじと対抗。
だが、そんな中で灼が和了する。
筒子の待ち牌で和了る事の多い灼だが、その中でもボーリングに置ける特殊な形になっている。そしてブランクがあり、晴絵に対する憧れもあり、古い打ち方をする傾向があった。
一人蚊帳の外に置かれていた灼がようやく作戦。どうも他の3人からはあまり警戒するべき相手として注意されていなかったっぽい。
ちなみにボーリングのピンの残り方はこんな感じ
白糸台の中でも若干実力の劣る誠子は、若干格上の哩と隙を付いて狙ってくる浩子に苦戦を強いられる。
しかし自称では並のエース以上なのに、チームメイトの評価は低いな……まぁ、白糸台は全国のエース級ばかりが集まっているという事なんだろうけど。
そんな浩子は監督である愛宕雅枝の姪っ子だった。
それ故に、周囲を納得させるだけの結果を出す必要がある。
でもその船Qはすっかり変態になりつつある……
灼のボーリング打法に対しては、筒子さえ捨てなければ安全だと思っていた三人。
しかし灼はそれだけではなかった。
晴絵に頼まれて麻雀部の部長となった灼は、部長としての重荷を感じるようになっていた。
部長として様々な事をこなし、大勢の人の思いを乗せられる。
奈良県個人戦1位となった晩成高校の小走やえは壮行試合を行ったりしていました。
やえは個人戦で一位になってるんだ……まぁ、阿知賀は出てなかったし、団体戦で圧勝した阿知賀でも県予選突破時のレベルは全国でも下位レベルだったからな。奈良は基本的にレベルが低いんだろう。
怒濤の追い上げを見せる灼は、1位の白糸台に迫る。
灼の急成長に驚く浩子。
前の戦いでは灼は目立った活躍を見せる暇が無かったのもあるんだな。
灼は阿知賀のレジェンドを幽波紋(スタンド)にしています。
・後半戦南三局
白糸台 亦野誠子 123000
阿知賀女子 鷺森灼 119200
千里山女子 船久保浩子 100300
新道寺女子 白水哩 57500
このままでは大将戦でも厳しいと感じた哩はオーラスにて七翻縛りのリザベーションを発動する。
灼の準決勝での強さが、晴絵の存在にあると気付いた浩子。
ボーリング打法に混ぜて昔のレジェンドの打ち方をしてくるらしい。
トップで大将へ繋ぐという執念を見せる灼。
しかし哩が七翻縛りでの和了りを成功し、リザベーション7により14翻キーを託す。
だが、白糸台の大将・淡は数え役満ぐらいはくれてやると笑う。
白糸台の大将はちょっと残念な子だけど、実力は照に続く№2の怪物。今年の牌に愛された子その2ですから。
なんだか憐れなぐらい噛ませ犬なフィッシャー……白糸台も一人ぐらいは雑魚が交じってるって事か。
副将戦では哩がその強さを発揮していますが、この哩でさえ照にはボコられたんだよね。おそらくは小さな縛りでさえ、殆ど和了れなかったんじゃないのか。
後、実は哩の一番苦手な相手が淡なんだろうな。
もし淡をぶつけられたら新道寺はご臨終だよ。
次回 第15局「激化」
いよいよ大将戦へ。
気が付けば照が圧倒的に稼いだ筈の点差がかなり平らになってる。
唯一凹んでいる新道寺も、リザベーションを考慮するとそれほどのマイナスではないし。
そう言えば、咲-saki-本編のアニメ第2期が制作決定しているけど、相変わらず原作は遅々として進んでないよな。
またアニメが原作を追い抜くのか。
アニメには結局原作でやらなかった個人戦もあるけど、先に個人戦を放映するわけにもいかないしなぁ。
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