DEVIL SURVIVOR2 THE ANIMATION EPISODE 09「5TH DAY 驚愕の木曜日」
朝、久世響希が目を覚ますと、憂う者 アルコルが部屋にまだいました。
お茶を飲むアルコルに驚くヒビキですが、アルコルは幼い峰津院大和が人間はお茶を飲んで談話するものだと教えてくれたのだと語る。
アルコルによれば二人は友人「だった」。
幼いヤマトには無限の選択肢があった。大きな力を持って生まれた彼は良い選択をするだろうと考えていたが、彼は早々に「有能な人間が管理する実力主義の世界」というたった一つの選択肢を選んでしまった事を残念に感じている。
実力主義の世界そのものは否定しないアルコルだが、彼が残念だと考えているのは、ヤマトが他の可能性を考えるのを止めてしまった事だった。
そして同じように大きな力を持って生まれたヒビキは、未だ悩み続けている。悩む事は選択する事であり、アルコルにとっては好ましいことであった。
ヤマトは大きな力を持ち、峰津院家という特殊な環境に生まれてしまった事で、早くに人間に対して失望してしまい、結果として早々に結論を出してしまったんだな。
ポラリスの作り出した装置に過ぎないアルコルは、ヒビキたちに力を貸してポラリスと戦う事は出来ない。
そんな彼は自分がどこへ向かえば良いのか判らない。
感情を持った自分が何者なのか、憂い続けてきたというアルコルに、ヒビキは彼が望むのならここにいて構わないと約束する。
ただし他の人間には見付からないようにして欲しいと頼むが、部屋を訪てきた志島大地と新田維緒に早々に見付かってしまう。
少し騒ぎになりながらも、なんとか二人にアルコルが敵ではないと理解して貰うヒビキは、彼の存在 を黙って貰うように頼む。
元々ヤマトは密かに会っていたのでジプスとしてはそれほど問題視されないんだろうけど、アイリとかにばれたら厄介なことになりそうだよな。
ダイチとイオは少し天然なアルコルに呆れ気味。
名古屋での力を見てなかったら二人も彼がセプテントリオンだとか信じられなかっただろうな。
ヒビキは何が正しい選択なのか見極めなければならないと思う一方、今の状況でそんな事が出来るのかという悩みも抱いていた。
迫真琴に呼び出された伴亜衣梨に、同じく呼び出された九条緋那子が声を掛ける。
明るく語りかけるヒナコに、連れない態度で接するアイリ。
アイリはジュンゴに対してだけは心を開いている感じだけど、この二人の関係って今回の出来事が起こる前からの関係なのかな。それともサマナーとしてジプスに雇われてからなのか。
マコトが二人を呼び出したのは次のセプテントリオンとの戦いには二人の力が必要だからだった。
菅野史は適性検査の結果から、次のセプテントリオンとの戦いに必要な悪魔を召還するのに二人が適しているという出たのだと告げられる。
生贄の選出だけでなく、他の適性検査もしていたのか。もし二人が死んでしまっていたら、次点の人間が割り当てられていたという事なのかな。
ヒビキが部屋を出たためアルコルの様子を見ているダイチとイオに、アルコルはそろそろ時間だがここにいて構わないのかと問いかける。
アルコルは当然、何時どこにセプテントリオンが出現するのかが判っているんだな。
ヒビキはアイリとヒナコだけが出撃し、自分たちが待機させられる事についてマコトたちに抗議をしていたが、木曜の侵略者・アリオトは電離層を備えているため、通常の悪魔では攻撃が通用しないため、超長距離からの砲撃で倒すしかない。
全長50kmに及ぶ巨大なセプテントリオン・アリオトは札幌上空へと出現する。
ヒビキが参戦しない戦いは今回が初めてか。まるでエヴァの第10使徒サハクィエルにヤシマ作戦でも行っているかのようだ。
札幌ではシヴァ召還システム特設会場にヒナコが、カーマ召還システム特設会場にアイリが配置されていた。
二人を案じるヒビキに、転送装置を準備させているため、「二人の身は」安全だと答えるマコト。
制御不能な破壊神シヴァだが、舞を好む特性のため、日本舞踊九条流の一人娘で舞を得意とするヒナコの適正が高かった。
カーマは生娘を好む色香の魔王で、アイリが適正検査に選ばれた。
つまりアイリは処女……まぁ、納得だけど、複数いる生娘の中でアイリが選ばれたのはカーマの趣味が変わってるから、というのがフミの見解っぽいな。ゲームではアイリの臍に反応して現れたらしいけど。
ヒナコの舞踊の設定はここにきてようやく活用されたのか。
今回ヒビキたちは作戦から外されてるけど、ジュンゴだけはアイリに同行しているんだな。アイリが作戦の事を話したのかな。
2体の召還に成功したジプスだが、悪魔たちを移送開始と同時にアリオトが攻撃準備を始める。
マコトは札幌支局に防御結界を発動を指示。
シヴァは自分の瞑想を邪魔するカーマを嫌い、サスマタにて攻撃する事でアリオトのコアを攻撃して倒す事に成功する。
2体で攻撃するのではなく、反発する悪魔同士を刺激して巻き沿いで倒すという手法でした。
アリオトを倒したアイリは鳥居純吾の運転する車で転送装置へと向かうが、札幌にはアリオトの残骸が落下する。
ジプス局員は退避に成功するが、何も知らされていなかった札幌の人々は助けることが出来なかった。
これ、アイリとヒナコは安全だと言っていたけど、結構ギリギリだったようにも見えるな……
判っていたはずなのに彼らを見殺しにしたヤマトに怒りを覚えるヒビキだが、ヤマトは他に手段があったのならば言ってみろと告げる。
答えられないヒビキは、栗木ロナウドに託された資料を眼にして、峰津院が遙か昔からセプテントリオンの襲撃を知り、それらを利用することを考えていた事を知る。
作戦はかなり前から決まっていたのだから、本来なら札幌からの退避勧告を出せたのかもしれないけど、そうするとパニックが起こって作戦に支障をきたす可能性があるから敢えてしなかったのだろうか。
ジプスにて晩餐会が開かれる。
晩餐会の参加メンバーはヤマトが選んだ、有能な人間という事なのだろうか。ダイチはヒビキとイオのおまけなのかもしれないけど。少なくともある程度踏み込んだ事情を知っているメンバーではあるわけか。
札幌が目の前で消失した事でそんな気分ではないと反発するアイリ。
生き残った者達は死んだ者達の重圧を背負わなければならないのだというヤマト。
人間には悲しみも弱さもあり、誰もがヤマトと同じように割り切って考えられるわけではないというヒビキだが、ヤマトは弱さを認めて強き者に従えばいいと切り捨てる。
優しさのない世界を否定しようとするイオだが、ヤマトは傷を舐め合い、ヤマトは足踏みしている間に無能なクズが世界を腐らせていることを考えたことがあるかと糾弾する。
ヒビキたちは市民としての視点で、ヤマトは保身と自己利益だけを考えている政治家や資産家ばかりを見てきた結果の意見の相違なんだな。
ヤマトは汚い人間ばかりを見てきたから、大多数の人間に対して失望してしまって、腐った世の中を正すためには多少の犠牲は止むを得ないという極論に達して盲目的になってる。自分にその世界を変える力があるだけに、より頑なになってしまったんだな。
ヒビキやアイリにしてみれば、つい先日までは普通の生活をしていたわけで、犠牲になった人々が自分の親しい人や、もしかすれば自分だったのかもれしないのだから簡単には割り切れないだろう。
晩餐会の本当の理由を問い質すジュンゴ。
後二日で全てを終えるが、全てが終わればポラリスと対面する事が出来る。
ジプスはポラリスと対面し、世界を自分たちの望む世界へと作り替えようと考えていた。
生き残った人間たちがポラリスに介入して世界を作り替えるのが、何百年もかけて計画されてきた峰津院家と政府の企み。
しかしヤマトは峰津院は関係なく、政府の人間などに関与はさせないと告げる。
本来の峰津院の目的は峰津院家と政府が支配者となる事なんだろうが、ヤマトはその政府の人間に失望しているから、政府も峰津院家そのものも見限ってしまったわけだ。
生き残ったサマナーたちに自分の理想である「有能な人間による管理社会」を受け入れるか、受け入れずに死んでいくかを選択しろと言い残すヤマト。
部屋を去るヤマトを追い掛けたヒビキは、ヤマトの選択した世界は正しいかもしれないが、考えが頑なすぎ、そんな世界は冷たすぎて人間が幸せでいられるとは思えないと否定する。
判る必要などなく、逆らう者は不要であり、力で止めてみろと告げる。
ヤマトの考える世界は力による抑圧の世界。下の者は上の者に対して力の恐怖で従うだけだから、あまり発展性のない社会になってしまうんだけどね。
下の者は簡単に見捨てられるのを知っているから、上のために必死で何かしようとは考えないから。
人間を受け入れろというヒビキだが、ヤマトはそれを甘いと答える。
ヤマトはヒビキに最後まで自分の側にいて、自分の存在が罪だと思うのなら彼が裁けと約束する。
なんだろう、どんどんヤマトとヒビキがBLちっくになって、ヒロインであるはずのイオが置いてけぼり……
後二日、生き残ることが出来れば全てが終わる。
新しい世界など望まず、帰りたいと望むイオ。
そんなイオの元に現れたマコトは明日の作戦でイオに死んで貰うと冷酷に宣告する。
イオは生贄になる事を素直に受け入れるんだろうか。家族の安否も判らない状態だけど。
ヒビキがイオが生贄にされると知ってヒロインとして復活するのか、もしくは犠牲になってしまうのか。
後、ダイチの見せ場はやってくるのか……
次回 EPISODE 10「6TH DAY 金曜日」
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