フォトカノ 第11話「学園のお嫁さん」

脚本：宍戸義孝 絵コンテ：澤井幸次 演出：澤井幸次 作画監督：本田敬一・東 亮太・山口真未

柚ノ木梨奈のクラスがプールだという事で、プールの様子を撮影にきた写真部の中川行太と東孝は偶然通り掛かった前田一也にも声を掛けました。
梨奈パイを今度こそ撮影すると意気込む東と中川は、特訓の成果を見せると、東の肩の上に中川が乗るも、中川はそこから一歩も動けませんでした。それならせめてプールサイドでやれば……ま、こんなのプールの女子の見付かってあっという間に終わりだろうけど。
てゆーか、梨奈は学校のプールで遊んでるわけではなく、水泳の授業に参加してるんだよな？　だとしたら授業中の筈なのに、なんでこいつら校内をうろちょろしてるんだ？

美人でスタイルが良く優しい《学園の嫁》柚ノ木梨奈。
嫁って表現はオタクぐらいしかしないけどな……
そんな彼女が所属する料理研究会は、一ヶ月後に控えた学園祭までに部員を４人以上に増やさなければ廃部になってしまうという事態を迎えていました。一也は料理研究会を守るため、ポスター作りを手伝うことになりました。
ポスターの素材に使う写真を上手くとるため、勉強を続けていた一也ですが、なかなか上手くならない間に季節は秋へ移り変わった。
いや……一ヶ月しか時間がないんだから、既に技術を持ってるだろう部長とか、フォト部に頼めよ。ポスターが出来たら直ぐに部員が入ってくるわけでもないのだし。
頼まないのなら、せめて教えてもらうとかして、少しでも早くステップアップしようと思わないのだろうか。なぜ独学で頑張るのか。しかも本とか見るわけではなく、完全にとにかく数を撮って練習……

中川と東が跳び箱に隠れて盗撮しようとして見付かって逃げてきたところに出くわした一也は、逃げた二人に代わって盗撮犯と間違われて女子生徒にボコボコにされてしまった。
ボコボコにした女子たちの体操服姿を見てニヤつくあたりが相変わらずのムッツリ。まだ正直にエロ写真を撮ってる二人の方が健全だよな。
その場にいた梨奈の誤解を解こうと料理研究会にやってきた一也は、暇な余りにスプーン曲げに挑戦している梨奈を見つけて思わず激写。
料理の飾り付けに使うという四つ葉のクローバーを探していました。梨奈のお尻に気を取られながらも、四つ葉のクローバーを見つけた一也は同時に見つけた梨奈と頭をぶつけてしまいました。
痛いの痛いの飛んでけー、などとやっていた二人を微笑ましげに見つめていた内田有子。
ステルス能力を発揮していた内田ですが、何故か梨奈には通じませんでした。
さては世界を全てデジタルとして認識しているのだ！　ネット上でのハンドルはきっと「りなっち」に違いない！！！
梨奈に敗北した内田は料理研究会に参加する事になりました。
二人で作ったケーキを撮影する一也ですが、上手く撮影できません。
まず、上から撮ってるのが間違いで、料理を撮るならもう少し横から撮らないと。後、フラッシュを使ってるのが大きな間違い。自宅ではせっかくライトを使ってるのに、更にフラッシュ焚いてる意味も分からない。
距離もちょっと遠くから撮りすぎてる気がするな。料理の写真は結構接写にすることが多いんだけど。

気分展開に梨奈と遊園地へ行く事になった一也ですが、遊園地には梨奈の妹・絵梨奈がついてきました。
コーヒーカップやお化け屋敷、観覧車などで遊んだ３人は、梨奈の手作り弁当でお昼。
絵梨奈から新婚さんみたいだと言われて照れる二人。
りなっち発熱！　主人公は死んだな。
お弁当の見た目も良かったという一也の言葉から、新メニューのアイデアを思いついた梨奈。
料理研究会の設立の時、生徒会長・室戸亜岐から生徒が作った料理が後輩達に受け継がれていくのは大切だから、と言われていました。
最初は自分１人でも構わないと思っていた梨奈ですが、一也と料理を続けている間に、誰かといる事の大切さを知り、料理研究会で料理を続けたいと思っていました。
たぶん部員を５名以上にする必要は最初から言われていたけど、今まであまり熱心に部員勧誘をしていなかったのはそのせいなのか。

ひまわりバーガーを完成させた梨奈。
一也もひまわりバーガーでポスターを完成させました。
ほっと一安心だが、あくまでスタートに立っただけで、新入部員が学園祭の間に入るかどうかが重要。
一也は梨奈に全てが上手く言ったら、学園祭の後で中庭に来て欲しいと頼みました。
判りやすい内容だけど、失敗したら告白はしないつもりだという事か。
しかし学園祭当日だけで５人を集めるというかなり無茶な考え。

そして学園祭当日。
料理研究会は前田果音の発案の下、間咲ののかも手伝って魔法少女プリティ★ラビィを題材にした魔法喫茶としてオープンしていました。
と、そこに現れたのは伝説のコスプレイヤー・アリスが手伝いにやってきました。
アリスに驚く男子生徒たちですが、梨奈だけは正体に気付きました。
ステルス能力だけでなく、変装も握手しただけで見抜く能力者。この娘の能力はさしずめラーの鏡か！
魔法喫茶はクラスの出し物ではなく、料理研究部の出し物だったのか。飾りつけとか一人では出来ないから、二人以外にも手伝っている人がいるのかな。

５人の１年生が入部を希望して、部の存続が決まったと喜んで報告にきた梨奈。
梨奈は一也に「あなたの事が好き」だと告白しました。
驚く一也は、自分も好きだと告白。
元々そのつもりで梨奈を呼び出していた一也でしたが、梨奈に先を越されました。
奥手そうに見えて、意外と積極的だったな。

リナ先輩のアップルパイを後輩に教える梨奈ですが、みんなに落ち着くように言っていた梨奈が青リンゴをひっくり返してしまい、一也はそんな光景を写真に収めました。
実はドジっ娘なのか？

そういや、主人公がヒロインをモデルにグラビア撮影しなかったのは今回が初めてなんじゃないのか。
ヒロインの中ではトップクラスの体なのに。

次回　第12話「フォトグラフメモリー」

脚本：宍戸義孝 絵コンテ：横山彰利 演出：横山彰利 作画監督：古川良太・梅原隆弘・東 亮太
「あなたに伝えなきゃいけないことがあるの。」孤独な瞳で深角友恵に一也が告げられたのは、友恵が終業式後に転校してしまうという事実だった・・・。ショックを受ける一也だったが、一つ一つの思い出を写真に残そうと提案する。そうして徐々に心を開いていった友恵は、学校の皆に転校の事実を告げることを決心する。しかし光陰矢の如し、お別れの日がいよいよ迫ってくる－。カメラに事実を変えることはできない。それでも、一瞬一瞬を切り取るカメラが変えてくれる運命がある。「ファインダーの向こうの君に、恋をした」－。

次回で最終回？　それとも内田回もあるのか？
アマガミみたいにＤＶＤで内田や桃子先生回をやるという可能性もあり？

■トラックバックが飛ばない場合には別館（http://libra1974.blog86.fc2.com/）
　←良かったらクリックして下さい

アニメ 感想 レビュー