フォトカノ 第12話「フォトグラフメモリー」
脚本:宍戸義孝 絵コンテ:横山彰利 演出:横山彰利 作画監督:古川良太・梅原隆弘・東 亮太
新学期、目立たないように、いつものように1人でいようとしていた深角友恵。
その3ヶ月後、友恵は新幹線に乗って引っ越ししていた。そんな彼女はアルバムを楽しそうに見つめていた。
川に映る自分の顔を見ながら百面相をしていた友恵を見かけた前田一也。
友恵は自分の顔が嫌いで、そんな自分の顔も色々な表情をすれば好きになるのではないかと試していた。
端から見たらかなり変な人です。たぶん見かけてもそっとしておく。
突然の雨に降られてしまった二人は、一也の傘で移動して雨宿りをした。
目立つのが苦手な友恵はみんなに見られている気がすると恥ずかしがる。
自分も目立つのは得意じゃないという一也に、友恵は最近の彼は明るいし違う感じがすると言う。何よりも、新見遙佳と親しくしているという友恵に、一也は最近は親しい関係に戻れたが、友恵と似ているのかもしれないと感じる。
自信の持てない同士という事か。
雨に濡れたら、中にTシャツを着ていなかったせいでブラチラするのはお約束です。
目立たないようにするなら、いっそ内田に弟子入りしてステルス能力を身に着けたらいいんじゃないのか。そうすればステルストモの独壇場っすよ。
翌日、放課後に友恵から声を掛けられた一也は、傘のお礼にと手作りのカップケーキをプレゼントしてもらった。
敢えて不揃いな形の絵にしたのは、梨奈みたいな料理上手ではないという事なんだろう。傘に入れたお礼に手作りお菓子ならもうけものだな。
それ以降、友恵を見かけたら積極的に 盗撮す 写真を撮るようになった。
他のヒロインたちのフラグは華麗にスルーしながら。
隠しキャラだから他のヒロインのフラグは片っ端から無視していかないと成立しないよ、という事を表したかったのだろうか。
はるるんとかは強力だから、他のヒロインのフラグを捩じ伏せるんだろうけど。
そんなある日の事、一也の靴箱に友恵からの手紙が入っていた。
伝えたい事があるので屋上へ来て欲しいと書かれていた。
実は父親の都合で定期的に引っ越しを繰り返している友恵は、学園祭が終わった頃にまた転校しなければならない事が決定したのだ。
一也に迷惑を掛けるからと、独りにして欲しいと告げられた一也だが、想い出は作る事が出来るから学園祭までは一緒にいて欲しいと頼む。
「お友達になってくれる?」という友恵に、一也はもう友達だと応える。
そして一也は学園祭までの間、想い出を残すために友恵の写真を撮る事に決めた。
高校を編入できるという事は、友恵の学力はそこそこ良いという事か。
父親は具体的に何の仕事なのかは判らないけど、3年持たないという事は一般企業ではないのかな。
今まで以上に友恵を 盗撮す 写真に撮るようになった一也。
遙佳を始めとして柚ノ木梨奈、成田瑠宇、間咲ののか、実原氷里、早倉舞衣らに協力してもらい部活に参加させてもらって写真を撮ったり、逆に写真を撮ったり。
遙佳のおかげで知り合いが増えたと言っているので、遙佳以外のメンバーはどうやら遙佳から声を掛けてくれたらしい。
友恵もカメラを使うようになったけど、別に写真部に入部したわけではないんだろうな。
テニス部に行った時に果音が膨れていたのは、遙佳の気持ちを知ってるから? それとも部活の邪魔をされたからか。
しかしここのヒロインたちは心広いな。はるるんとののかの二人は、この時点で主人公に好意を抱いているはずなんだけど、他の女の子のために力を貸してくれるんだよ。
その後、二人は二人きりの想い出を作るため、学園の外にも一緒に出掛けて写真を撮るようになった。
友恵は初めて一也と喋った日、「遙佳がねたましい」と告げたのは嘘で、本当は親切にしてくれる遙佳に何も応えられない自分の無力さを嘆いていたのだと告白する。
羨ましがっていたわけではなかったのか。
しかし驚いた……主人公に一緒に下校するような男友達がいたとは。てっきりぼっちなんだと思ってた。
みんなに転校することをクラスのホームルームで伝えた友恵は、自分と想い出を作って欲しいと頼む。
その日から、友恵はクラスやこれまで知り合った沢山の人々に囲まれる日々が続き、一也は彼女と二人きりの時間があまりとれなくなった。
もう少し尺が取れたら、距離が出来てしまった二人とかを描けたのかもしれないけど、ただ二人きりの時間が減ったという説明だけに終わったな。
主人公は何故かハーレム状態でプールに行ってます。そしてやっぱり男友達はいない。
プールで集合写真を撮ることにすると、水着に着替えてきた友恵ですが、いつも地味だからと頑張ってみた水着はかなり大胆なマイクロビキニで、他の女性陣も恥ずかしくなるほど。
頑張りすぎ。
光陰矢の如し、お別れの日がいよいよ迫ってくる。
友恵の引っ越しの日に、アルバムを完成させた一也。
そのアルバムがあれば自分のことを覚えていてくれるだろうと感じる一也。
九堂博道は上書きされる記憶の中で、写真だけが永遠にその思いを切り取り移し続ける。
その想いを過去にするのも、未来に繋ぐのも自分次第であると、一也を後押しする。
なんだかんだで重要な場面では常に後押ししてくれるのはこの部長か内田だな。
つか、思い出云々以前に、そもそもアルバムを渡すのすら出来ないかもしれないタイミングだったんじゃ……
ギリギリで出発する友恵に追いついた一也はアルバムを渡すと、そこに自分の写真を入れなかった事を伝えると、想い出でなくこれからもずっと逢いたいと告白する。
一也の告白を「嬉しい」と受け入れた友恵は一也と抱き合う。
そして出発の直前、遙佳たちも見送りにやってきた。プレゼントを渡してまたこの街にやって来て欲しいと頼む。
発車する新幹線を追い掛けながら、必ず会いに行くと誓う一也。
ま、新幹線では中にいる友恵には聞こえなかっただろうけどね。
友恵はあんな性格だけど妹がいるのか。しかも妹はどちらかというと明るい性格みたいだ。
娘の彼氏っぽいのが出てきたのに寛容なパパさん。引っ込み思案でまともに友達すら出来ていなかったから、彼氏が出来たことも喜んでくれてるのかな。
九堂と共に来ていた中川行太と東孝。
東は自分の撮ったポートレートをプレゼントし損ねてしまいましたが、中川は一也がきっと渡してくれると確信する。
東、主人公より格段にうまいな。盗撮だけが取り柄じゃなかったんだ。
でもあの角度というのはやっぱり胸チラを狙っていたからなんだろうな。
カメラが変えてくれた運命があった……
カメラがくれた出会いがあった……
そして「ファインダーの向こうの君に、恋をした」――
凄い最終回っぽい終わり方だけど、最終回ではないらしい。
一応、ヒロイン回は終わりという事でかな。
1ヒロイン1話だと、遙佳の時みたいに問題が起きてそれを乗り越えてくっつくという感じが殆ど出来ないのでどうしても単調な印象を受けたな。
アマガミがヒロインごとのオムニバス形式で受けたから、どのヒロインのファンからも受け入れられるようにと同じ形式にしたのかもしれないけど、1クールなら1ヒロインに絞って話を作った方が良かったのではないかと感じる。
次回 第13話「想い合い」
果音のターン。バッドエンドルートなんだろうけど、果音はみゃあほどキャラが濃くないからな。
次回でラストかな?
ステルスと教生の二人はなしか。
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