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2013年8月14日 (水)

たまゆら~もあぐれっしぶ~ 第6話「もう届かない笑顔を訪ねて、なので」

夏休みに的場海水浴場へ海水浴にやってきた沢渡楓たち。
スイカを食べる岡崎のりえはハイテンション。
1学期が終わって写真部は相変わらず楓と三谷かなえの二人きり。
楓はそれでも良いと思うようになっていましたが、塙かおるにも二人写真部が「すっかりお馴染みの光景になった」、桜田麻音からは「しっくりくる」と言われました。
このままかなえの卒業まで二人写真部なんだろうけど、せめて来年は新入部員が来ないと、写真部が潰れるんじゃないのか。

そこへやってきた志保美りほは見知らぬ人を連れてきていましたが、実はその人は楓の父・沢渡和馬の後輩、河合はるみ。
一緒に旅行の企画などを立てる仕事をしている人。
学生時代の後輩ではなく、職場の後輩だったらしい。

「瀬戸内風まかせツアー」を企画しており、十数年ぶりに和馬と回ったルートを回りたいと考え、楓に一緒に回らないかと誘われ、自分の知らないお父さんをもっと知りたいと思った楓は了承。
りほも一緒に回る事になっていました。
りほとはどうやって知り合ったのか判らないけど、昔からの知り合いという事ではないみたいだな。
『カフェたまゆら』へ足を運んだ時にたまたまお客出来ていたりほと知り合ったのかな。
ともあれ、そんなわけで今回はぽって部と写真部の面々はお休み。

最初は音戸渡船
対岸に船が停留している場合には、呼びかけてやってきてもらう必要がある。
乗船時間2分のとても短い船。運賃も70円らしいが。
かつては和馬もこの船に乗る予定だったけど、呉線の方に興味が行ったため、結局時間が足りなくなって乗れなくなったという事。
『風まかせ』ツアーという名称は、和馬が風まかせな人だったから付けた名称だという事。
船頭の写真をかなえやかおるに送ったという事は、珍しく携帯で写真を撮ったのか。

乗り慣れている呉線も呉線ウォッチングをしていると思うと、楽しくなっている楓。
臨済宗佛通寺派大本山・佛通寺。
和馬も来た事があるものの、何処かへ姿を眩ましてしまっていたらしい。
りほは写真のプロなので、自分の写真と違うことに感動。
そういや、りほはこの写真でお金をもらえるのだろうか? 一応プロに頼んでるんだから、少額でも出してるのかな。

瀬戸内海公園、筆影山・竜王山へと向かう事に。
タクシーで竹原には二つの竜王山が存在しているとのこと。
展望台に上って景色に感動する楓たち。
ここには和馬は来ていませんでした。
当時、もう一つの竜王山へ行く予定だったが、タクシーの運転手が聞き間違えてこちらの竜王山へと向かった。和馬はそのままでも構わないと思ったものの、計画通りに行かないことに我慢が出来なかったはるみは腹を立てて引き返すように言ってしまった。
和馬の事をよく知るまでは、きちっと計画通りに行動しないと済まない性格だったはるみですが、和馬を知るうちに、彼は思いつきの行動から思いも寄らない楽しい事を見つけてしまう。
その後、和馬がここに来ているかどうかも判らないが、はるみは絶対に来ていると確信していて、楓たちも連れてきて貰っているのではないかと想像していました。
まぁ、普通の人の感性なら自由気ままに行動する楓の父親にはイライラしても仕方ないんだろうな。新人をわざわざ和馬に付けたのは、彼の自由な感性を理解させる意味があったんだろうか。

尾道へ行き、まずはロープウェイで千光寺山へ。
坂の町、尾道は幾つもの映画の舞台となっており、ロケ地巡りツアーも存在している。
楓は石鎚山鎖修行にレッツチャレンジ。
沢山の猫の写真を撮る楓たちですが、ももねこ様らしき石像も存在していました。
この石像は実在するのかな? たまゆらとのタイアップで設置されている、という可能性も考えられそうだけど。

尾道には古い町並みを再生しようと活動している人々が存在している。
そして外部から移り住んできた人々の中には、古い建物を再利用してカフェなどをオープンする人たちもいる。
「移り住んできた人たちが、この風景に溶け込んで、町の人になっていく。
 こういうのも、旅っていうんじゃないかな」

と、和馬が語っていた事を教えられました。
逆に言えば、町に外から来た人を受け入れる形が整っていなければ、町の人になるというのは簡単ではないだよね。

素敵な宿に宿泊するというはるみは、フェリーに乗って向島へ。
ちなみに早い時間なら、このフェリーには自転車を持って乗る人が沢山います。
しまなみサイクリングコースを走る人たちです。
やってきた宿は一見するとただの民家に見える『B&B海風』
経営しているのは暁夫と夕子という中年夫婦で、子供達が成長して空き部屋となった部屋を利用してB&Bを始めました。
『ベッド・アンド・ブレックファスト』宿泊と朝食だけを提供する宿で、欧米などに多くある低価格の宿泊施設。
日本ではどうしても宿はビジネスホテルとかでなければ夕食付きの事が多いので、このスタイルは少ないよね。

旅行好きだった夫婦は、何時の頃からか旅するだけでなく、迎える側にも興味を抱くようになった。しかし素人に過ぎない彼らを本気にする人は少なかったが、和馬と知り合った。
思いつきで乗り込んだフェリーで偶然知り合った夫婦と旅行話に花を咲かせた和馬たちは、この家に泊めて貰った。
そして和馬は民家を使ってのB&Bをする事を提案したのだ。
お父さんは基本的に常識には捕らわれない人でもあったんだろうな。だからこそ思いつきでの行動をして、そこに良い物を見つけ出すことも出来るんだろう。

暁夫が入院したため、オープンまでには時間を要したものの、オープンに成功した。
今ではリピーターも出るようになっていました。
「帰ってきた」という気分になれるという人もいる宿となった。
和馬は子供が出来たら連れてくると約束していたものの、その約束は果たせないままとなった。
はるみはだからこそ、なんとか楓を連れてきたいと考え、まだ汐入に住んでいた頃に沢渡珠恵に相談していた。
ただその頃はまだ時間が掛かりそうだった。
そんな楓が父親の死を乗り越えて、竹原に引っ越して写真を始めた事で、楓ともう直ぐ会う事が出来ると思うようになった。
宿がオープンしたのは和馬が死ぬ前後だったという事かな。
アドバイスをくれた恩人が亡くなったというのは辛い事だろうな。やっぱりお葬式には顔を出していたりしたんだろうか?
なんか楓の父親は色々なところに知り合いがいそうで、葬式の列席者は凄い多かったんじゃないかという気もするな。

楓は、はるみや夫婦、宿に宿泊しにくるお客さんも全て、お父さんがたくさんの宝物を残してくれたのだと実感する。

楓が生まれた時、和馬は娘との時間を大切にするため、出張の多い仕事を避けようと異動願いを提出した。
沢山の事を学びたいと思っていたはるみは抗議し、「おめでとう」も言えなかったことが心残りとなっていた。
改めて楓に「おめでとう」を口にするはるみに、楓は自分の知らないお父さんとの繋がりをくれたはるみに感謝する。
はるみにとっては十数年越しに想いを口にすることが出来たのか。
和馬が自分にとって大切な先輩だったから余計思い悩んで、楓の成長を待っていたんだな。

はるみは楓と和馬の共通点が「何でも楽しんでしまう」ことだと気付く。
りほは自分たちをここへ運んでくれたような「幸せな気持ち」も大切なのだと微笑む。

幸せな気持ちが人を繋ぐ。
だったら、心を繋ぐ写真は、幸せな写真
それが、どんな写真かはまだ判らないけど、
でも、今日撮ったみんなの写真にはきっと『たまゆら』たーくさん写ってると思うので。

和馬を知る人々はみんな気付いていましたが、楓の「~ので」という口癖は和馬と同じでした。
どうやら楓はあまり自覚していなかったらしい。
いい年した大人の男が「~ので」って喋ってたのか? なんか想像つかないので。

次回 第7話「ついに、みんなで来たよ!なので」

どこへ……麻音のエピソードかな。

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