〈物語〉シリーズ セカンドシーズン #11 総集編Ⅱ

羽川翼が怪異に取り込まれたGW直後の少女たちとの数奇なお話。
空から振ってきたクラスメイト・戦場ヶ原ひたぎは、蟹に出会った事で体重を失っていた。
その秘密を守るため、阿良々木暦を脅したひたぎだったが、吸血鬼もどきの人間であり、生来のお節介焼きである暦はそれでたじろぐ事もなく、彼女の力になる事にした。

暦は怪異の専門家である忍野メメに助力を求めた。
ひたぎに取り憑いていた怪異はおもし蟹。
彼女の母親は怪しい宗教に嵌り、財産まで貢いでしまい、今は離婚した父親とボロアパートで生活していた。

おもし蟹は神であり、退治するのではなくお願いする必要があった。
メメはひたぎに過去について告白させる。
ひたぎは中学３年の頃、宗教に嵌った母親によって、宗教家にレイプされかけてしまった。何より彼女が辛かったのは母親が助けようとしてくれなかった事。
そして蟹に出会い、体重を失った。
再び現れた蟹に、ひたぎは土下座で謝り、自分の辛い記憶と共に体重を返してもらった。

家庭の崩壊した後、蟹と遭遇して母親に関する記憶を蟹に託して忘却したひたぎ。
思い出しても良い事があるわけではない辛い記憶。
それでも彼女は母親との想い出を取り戻した。
ひたぎは重みと思いを取り戻し、そして阿良々木暦という友を得た。

5/14　母の日。
妹たちと喧嘩して家を飛び出した暦は１人の少女と出会った。
暦を拒絶した八九寺真宵。
大きなリュックを背負った慇懃無礼な少女は、戦場ヶ原ひたぎに見えない幽霊の少女。
迷い牛と呼ばれる怪異だった。
離婚して離ればなれになったため、母親に会うために出掛けた先で、信号無視をしたトラックとの交通事故で死亡してしまった。
暦は真宵を彼女の自宅があった場所へと案内し、迷いは解放された。
そして、暦はひたぎから告白されて恋人となる。
更に成仏したと思われた迷いは自爆霊から浮遊霊となっていた。

バスケ部のエース、神原駿河。
左手に包帯を巻くスポーツ万能の後輩は生粋の変態。
母から受け継いだ左手のミイラ。
猿の手に願いを掛けたひたぎは、左手に怪異が取り憑いてしまう。
ひたぎを慕う彼女は、ひたぎの力になりたいと思っていたが、その想いは拒絶されてしまった。そしてある日、ひたぎの側にいる暦の存在を知ってしまった。
彼女の嫉妬は怪異によって暴走する。
実は彼女の腕は猿の手ではなく、悪魔の手（レイニーデビル）。
命と引換に願いを叶える怪異から駿河を救うため、命懸けの戦いに赴く暦。
暦を殺そうとする駿河だったが、戦いに割って入ったのはひたぎだった。
彼女の登場により、事件は解決をみる。

北白蛇神社で擦れ違った少女、千石撫子は暦の妹たち、阿良々木月火の友達だった。
色恋沙汰の逆恨みにより、蛇切縄という呪いによって生じる怪異をその身に受けてしまっていた。
救いを求める少女のため、暦はメメから貰った御守りを使って呪解を行う。
しかし彼女に取り憑いていた蛇は一匹ではなかった。
撫子を救うため、彼女から強制的にもう一匹の蛇を引き離した暦だが、人を呪わば穴二つ、蛇は術者の下へと還っていった。

ひたぎは両親との想い出の場である場所へと連れて行き、二人で空を見上げ、キスをした。

総集編だし今更書く事もないぐらいなんですが……
つばさキャットは総集編Ⅲへ。
ひたぎクラブでＡパートが潰れてしまいました。
おかげで後半３つは駆け足。
しかし見てみると結構絵が変わってるね。ま、長く続いているアニメだとたまにある事なんですけど。

次回　#12　花物語　第閑話「まよいキョンシー 其ノ肆」

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