咲-saki-全国編 第6局「萎縮」
インターハイ2回戦第4試合でも次鋒戦が終了し、臨海女子のリードを熱弁する実況アナウンサーの福与恒子。
解説の小鍛冶健夜はほっと一息。
休憩に入った二人がお昼をとりにいくと、藤田靖子が久保貴子と一緒にやってきました。
こーこちゃん、変な女子アナ扱い。間違っているわけではないですけど。
赤土晴絵率いる阿智賀女子の話題になる靖子と健夜。
晴絵は健夜がかつてインターハイで対戦した対戦相手で、監督となって母校をインターハイに導いてきたが予想外の活躍をしていることから話題にあげただけ。
靖子の目的も知らなかった健夜ですが、説明する前に姫松高校の監督赤阪郁乃がやってきたので、めんどくさいとそそくさと退散してしまいました。
晴絵がすこやんに敬語なのは、彼女の方が先輩だからですね。
すこやんも靖子たちの目的を知らされていないという事はあまり公にはなってない事なんだな。ただ、話そうとはしたので、完全な極秘事項ではなく、学生達に漏れないようにだけしている感じか。
永水女子の中堅・滝見春と解説の戒能良子プロとの関係について言及した方がいいのではないかと訊ねるアナウンサー・佐藤裕子だが、戒能本人は話を聞かずにケータリングのお弁当に集中。
そんな彼女に、裕子は今度一緒にそのお弁当の店に食べに行かないかと誘うことに。
はるるんと戒能は従姉妹同士らしい。
活躍できなかった事を謝罪するエイスリンに、熊倉トシは想定外の相手だったと告げ、鹿倉胡桃は自分と姉帯豊音でなんとかすると励ます。
豊音も今までエイスリンに助けられてきたのだから、1回や100回どうってことないと気にした様子を見せない。
小瀬川白望はつれない態度ながら泣かないで欲しいと慰める。
トシにとっても雑魚キャラと思っていたまこがエイリスンとの相性が悪いとは予想外だったのか。今までの内容からも彼女に対してほとんど誰も注意を払ってなかったんだろうね。
そもそもエイスリンは能力者だけど、麻雀歴は一年もないんだよね。それがここまで大活躍していたことを考えると、むしろ上出来なんだよな。
三箇牧高校の荒川憩は阿智賀女子の高鴨穏乃たちに二回戦の試合を見なくとも良いのかと確認するも、新子憧は今は力をつけるのが最優先だと答える。
彼女たちだけでなく、他にも見たい人がいるかもしれないという憩に、自分のことだと気づいた鹿児島県九州赤山高校・藤原利仙は気にしないようにと告げる。
利仙は団体戦にて神代小蒔と先鋒戦で対決し、学校は敗北しているが、彼女自身は小蒔に負けたとは思っておらず、個人戦でそれを証明しようとしていた。
小蒔には自分以外には負けて欲しくないと願う利仙。
その小蒔は試合終了後から眠ったままで、石戸霞は食事は試合終了後という事にしました。
アニメオリジナルで阿智賀編とちょっぴりリンクです。
そういや、この時阿智賀は二回戦で千里山にフルボッコにされたから、修行のために個人戦出場選手との練習をしていたんだっけ。
この憩は準決勝で当たる臨海女子高校の辻垣内智葉よりも実力が上なんだよね。
利仙は県予選で小蒔と対決したみたいだけど、その時に九面のうちのどれが降りていたのかは不明。
ちなみに小蒔も個人戦出場選手。鹿児島の後一人は副将の初美。
竹井久はお昼休み時間が15分ほど残っているにも関わらず、気が急くと試合会場へ一足先へ向かう。
そんな彼女の異変を感じ取る宮永咲に、染谷まこは不安を抱く。
試合会場へとやってきた久は二回戦の試合会場の大きさに圧倒され、身が竦んでしまう。
緊張で立ち尽くしていた間に、他の三校の選手達がやってきていた。
片岡優希とまこのおかげでトップで迎えた中堅戦。県予選で支えてくれたみんなのためにも勝たなければならないと気合いを入れる久だが、どこか寂しさを感じていた。
二回戦の会場に全国大会という現実を目の当たりにして、珍しく緊張してしまった久。
いきなり前途多難です。
・インターハイ2回戦第3試合中堅戦
永水女子 滝見春(1年) 93100
宮守女子 鹿倉胡桃(3年) 103500
姫松高校 愛宕洋榎(3年) 90600
清澄高校 竹井久(3年) 112800
見せ牌した上、それを洋榎に指摘されるまで気づかない久。
そんな彼女が予選での実績からは考えられない様子に、がっかりだと出端くじきリーチをかける。
「先んずれば人を制す……や!!」
先制リーチを仕掛ける洋榎。
そんな彼女の言い回しに「バカみたい」とあきれる胡桃。
一発は回避したもの、あっさりと放縦してしまう久。
そんな久に軽口を叩く洋榎だが、滝見春と胡桃は盛大にスルー。それでもしつこく話題を振ろうとする洋榎に、胡桃はうるさいと注意。
とにかくおしゃべりな洋榎と、マナーにうるさい胡桃のコンビなので、ひたすら注意されまくり。
全く活躍できず、焼き鳥のまま南三局を迎えてしまった。
ただヒキが悪いだけでなく、全国ということで単純に手強い相手だと実感する。
対して調子の良い洋榎は警戒していた久が全く何もしない様子に楽だと感じていたものの、「あんまりデクすぎるとつまらん」と吐き捨てる。
部長、いいところなしであっという間に終盤です。ここまでにフルボッコ状態で一回戦までの活躍は見る影もなし。洋榎としてもあまりにも拍子抜け。
このメンバーの中では要注意人物としてマークされていたのが久だったんだろうな。
瞬く間に最下位へと転落してしまった久。
咲と和でも全国での戦いには苦戦が予想されるため、自分が他校を引き離す必要がある。
このままでは敗退してしまう。
あと一回の半荘だけで自分のインターハイが終わってしまう。
「そんなのめちゃくちゃつまんないじゃない!」
久はそこで洋榎が楽しもうとしている事に気づき、自分が気負いすぎていた事を悟る。
まずは自分が楽しまなければならないと笑う久。
普通なら最下位転落という危機を前に、更に堅くなってしまうところですが、それを「つまらない」と楽しむこと優先にしようと発想転換できるところがこの人らしさ。
気合いの入り直したことを感じ取る他の3人。
久は気持ちを切り替えた途端にヒキが良くなる。
久らしい打ち手で聴牌となり、彼女らしい悪待ちリーチを仕掛ける。
同じようなことが池田にも起きてましたね。
和は敢えて平和・一盃口・赤五を捨てての立直をあり得ないと批判するも、咲や片岡優希は久らしくなったと逆に安心する。
ハラハラするような打ち方をする時に安心する、という奇妙な現象。
まぁ現実でこんな打ち方をしたら何を考えているのかと思うだろうね。
チームメイトや対戦相手は研究しているから、彼女の打ち方を知ってるけど、初めて見た観客とかは意味不明だろう。
調子を取り戻す久。
洋榎はそんな久をもう少し強ければ自分と互角だと判断、胡桃はつぶすと決意。
一人黙って見つめる春は仲間と打っていた時の事を思い出していた。
強い相手には安手にしても早和了りをする春に、薄墨初美はそんな打ち方で楽しいのかと訊ねる。しかし一緒に麻雀をやっていれば仲間だと感じられるから楽しいという春に、小蒔は楽しいと感じられるならそれが正しいのだと言ってくれた
洋榎の自信は千里山の江口セーラに近いな。
久から仲間と同じ楽しむ空気を感じた春は、彼女の様子を観察する。
勢いに乗る久に、鳴いて手を進める春。
胡桃は彼女の意図を感じ取り、春へとわざと放銃して終局を迎える。
勢いに乗った久は厄介なので、コンビ打ちで早々に親番を終了。
危険な相手に連荘されるより、安手に振り込んで振り込んで終わらせた方がいいだろうという計算。照と対戦したすばらたちと同じ発想ですね。
前半戦を終了し、洋榎と胡桃が控え室へと戻る中、対局室に残った久は大きく点数を下げたことに、まこへ申し訳なさを感じる。
と、同じように残っていた春が黒糖を食べているのを目にする。
黒糖を差し出してきた春に、食べやすいのに風味があっていいと黒糖を褒めた久。
春は「それが自慢」と笑うが、控え室にいた初美や狩宿巴は滅多に笑うことのない春が笑っている事にびっくりする。
ま、黒糖の話をしているんだけど。
久のスキルは誰とでも仲良くなるじゃないかと思えてくる。
てか、二回戦は前後半戦になってたという事実。優希も口にはしていたけど、そーゆー描写があまり無かったしね。
応援席にいた福路美穂子や池田華菜は久のらしくない麻雀に心配する。
だが美穂子は久から緊張や固さが消えており、後半戦ではいつも通りになるはずだと確信していた。
みんな会場に応援にきてます。
キャプテンはさすがに池田と違って久のことはちゃんと見ているようです。
前半戦を好調に終わった洋榎は意気揚々と控え室へ戻る。
オーラスで久の手が良かったことを確認するが、他の二人が止めてくれたため、後半もこの調子で進めると自信を見せる。
だが、大将戦は怪物揃いで、大将の末原恭子は不安を抱えていた。
それでも凡人でしかない自分がどこまでやれるのか、楽しみでもあった。
しかし怪物揃いと言っても、この時点ではこの子たちは霞や豊音の能力をほとんど知らないんだよね。たぶん豊音もここまでに見せてるのは赤口とか弱い能力ぐらいだったはずで。
何故怪物揃いという表現をしたんだろう。
控え室に戻った胡桃は白望の膝の上で充電中。
何を充電しているのかは謎。園城寺怜が清水谷竜華の太ももに能力を充電していたようなもの?
豊音は久の牌を叩き付けるような和了りに「うける」と笑うが、胡桃もあまり事に注意できなかった。
洋榎へのツッコミは容赦ないのにね。
久は県予選でも一にマナーが悪いと言われていましたが、この大会は会場で審判がマナーに関して注意とかはしないんだよね。てか、全国では会場にいるのかも判らないな。県予選では優希がタコスの持ち込みを確認したり、咲が靴を脱ぐ時に確認したりしてたけど。
春は久の調子が戻ってきているのなら、後半戦はさらに厳しい戦いとなると感じる。
そして後半戦が開始される。
後半戦も胡桃の洋榎への容赦ないツッコミが炸裂します。
次回 第7話「注目」
次回、副将戦の開始、そして……エトペン死す!(笑)
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