咲-saki-全国編 第7局「注目」
・インターハイ2回戦第3試合中堅戦後半戦
永水女子 滝見春(1年)
宮守女子 鹿倉胡桃(3年)
姫松高校 愛宕洋榎(3年)
清澄高校 竹井久(3年)
前半戦では緊張から大幅失点をしながらも調子を取り戻したことにより先制する竹井久に対して、安手で回して場を流す滝見春と鹿倉胡桃。
胡桃は一切リーチせず、全てダマで打つ打ち手。
聴牌気配が見えないだけであるため、完全に消える東横桃子ほどのオカルトではなくとも、久にとっては一番厄介な相手。
胡桃は地味な打ち手ながら、100%ダマの上にテンパイしているか判りにくいと、現実的にはあまり対戦したくない相手る
そういえば久は公式戦でオカルト能力者とはぶつかってないのか? 個人戦では対戦してるか。
まぁ普段から和や咲とかと打ってるし、合同合宿では衣たちともやってるからオカルトへの免疫はあるんだけど。
愛宕洋榎は春が安手で流そうとするのを見越した上で、彼女から直撃を奪い取り、自分と久では格が違うと語る。
が、胡桃から点数申告しろと怒られる。
相変らず洋榎に対しては容赦ないツッコミを入れまくる胡桃。
かなりの自信家の洋榎であるが、彼女だけは春季大会も含めてここまで常にプラスの収支であり、自信を裏付けるだけの結果も伴っていた。
迷いのない彼女を羨ましく感じる久は、本来の調子を取り戻してきていたが、思うとおりに進めることが出来ないでいた。
そんな状況も「楽しい」と感じる久は、この場所へと連れてきてくれた仲間たちに感謝する。
実力は確かだけと、とにかく騒々しい洋榎だけど実力は確か。おそらく姫松のエースは彼女なんだよな。
オーラス、東を明槓した久は一気にドラ4の手となる。
胡桃は久の捨て牌から全帯公(チャンタ)もしくは混一色(ホンイツ)と読むも、寸前で久の悪待ちを危険視して回避に回るが、まさに彼女の感じた通りだった。
敢えて一気通貫を崩して和了る久。
中堅は久だけが若干能力者っぽいけど、他のようにあからさまな能力者はいないんだよね。
普通の人なら確実に一通手なんだけど、久はそれを崩して打つことで和了れてしまう悪待ちは、真っ当に打つ胡桃たちからしたら十分にオカルトの範疇だろうな。
中堅戦を終えて洋榎の活躍により姫松高校が首位へと躍り出たが、未だ各校の点差は小さく逆転可能。
なんとか満足のいく麻雀をする事が出来た久は、席を離れがたく感じていた。
と、他の3人も席を立とうとはせず、洋榎はもう少しここにいたい気分なのだと笑う。そんな二人のやりとりに「気持ち悪い」と内心感じる胡桃。
胡桃の気持ちも理解できないでもない。口に出さないのがせめてもの配慮か。
副将戦ではインターミドルチャンピオンを獲得した原村和にマスコミの注目が否応なく集まっていた。
でも和の麻雀は他のメンバーのように華のあるものではなく、むしろ堅実な打ち手なんだよね。
アイドル的に騒がれているのは他にはちゃちゃんでしたが、1回戦敗退。もう一人、北海道でも一人アイドル的に仕立てて、打倒はやりを目指させている人もいますが。
しかし末原恭子らはむしろ永水女子の薄墨初美に警戒していた。複数のスタイルを模索しているかのようにブレのある強さを持つ神代小蒔に対して、ブレなく強いのが初美だった。
姉からバトンを受け取って気合いの入る愛宕絹恵だが、洋榎はむしろ力が入りすぎているのではないかと心配する。
姫松は能力の存在については把握していて、分析も出来ているけど、宮守みたいに9面が降りてるという事は理解していないんだな。これはこの学校の生徒はほとんど能力者がいないのも原因しているのかな。
鹿児島県予選では地区大会記録を塗り替えた実力を持つ初美に対して、石戸霞は副将戦でトップとの点差をひっくり返してくれたら助かると告げる。初美は自信満々に答える。
初美の破壊力は限定的ながらもかなり強力だからね。初見だと普通は対応出来ない。
県予選の決勝を彼女で終わらせてしまってるし。
熊倉トシは小蒔が弱いものしか降ろさなかった事、そして初美が副将であったため臼沢塞の対戦相手であった事を運が良いと感じていた。
決勝戦へ行くためにも最低でも2位が必要な宮守女子。塞は自分が初美を絶対に押さえると誓う。
塞は沖縄の真嘉比高校の銘苅を抑えたと軽く紹介されているものの、この銘苅がどういう選手なのかは後ほどちらっとだけ紹介される感じなんだよね。
塞は試合の時だけトシのモノクル(片眼鏡)を使用しているので、この眼鏡を着けることで能力を発揮できるようになったんだろうね。
試合会場へとやってきた和は久と交代するが、突如会場に現れたお面をつけた初美に驚いて久に抱きついて怯える。
初美、原作でも不思議な出現の仕方だったげと、本当に空間移動して出現したような感じになってたのか。その前の控室前に張っていた記者たちの前に現れなかったのは、この演出のためだったんだな。
すっかり怯えた和が落としてしまったエトペンが、ちょうど足下に転がってきたのを見た絹恵はめいっぱい蹴り飛ばしてしまう。
あまりの事態に膝から崩れ落ちて泣く和だが、エトペンが無事だったことに一安心。
一連のやりとりに、対局室から出た胡桃は「バカみたい」と呟く。
エトペン、県予選に続いて死亡するところでした。
胡桃の最後の締めは原作だと、エトペン死亡シーンで小さく呟いてるだけの場面なんだけど、良い感じに手が加えられてる。スタッフが胡桃を結構気に入ってるのかな。
エトペンを蹴り飛ばしたことを謝罪する絹恵。
中学でサッカー部のキーパーをしていたからだという洋榎だが、上重漫はそんな理由で蹴られたのではたまったものではないと口にする。
恭子はこの出来事で絹恵から力が抜けたのならば良かったのだと感じる。
全く持ってサッカー部だからと足元にある丸いものを蹴られたのではたまったものではないよね。
久は自分が点数を減らしてしまったことを和に謝罪するも、和はどんな強い人間でも負けることのある麻雀であるため全く気にしない。
久は和のそんな考えが悪い方向へとブレない事を期待する。
良くも悪くも全くブレないのがのどっち。基本的にもっとも気負いとかが無い娘だからね。
和も今までマイナス収支が無いんじゃないのか?
・インターハイ2回戦第3試合副将戦
永水女子 薄墨初美(3年) 84800
宮守女子 臼沢塞(3年) 9000
姫松高校 愛宕絹恵(2年) 127500
清澄高校 原村和(1年) 97700
1回戦は中堅戦で終了したため出番が無かったため、高校生として初めて全国大会で麻雀を打つことになった和。昨年のインターミドルとは違い、相手は全て上級生。
試合で負ければ麻雀を止めなければならないため、宮永咲たち麻雀部の仲間とも離ればなれとなってしまう。しかし悩んでいても仕方ないと、「いつも通りのことをいつも通りに」打つと決める。
前半戦開始早々、わずか2巡目でのどっちが覚醒を果たす。
和が優勝したのは3年生の時。麻雀部に入ったのは2年生の時なので、そこまではインターミドルに出場していないから、上級生と公式戦で戦ったことは無かったのかな。
しかしよく考えてみると、和がインターミドルでチャンピオンになった時、淡もいた筈なんだけど彼女はインターミドルに出場していなかったのかな。
早々の覚醒をテレビモニター越しに感じ取る天江衣と龍門渕透華。
「おはよう、のどっち!!
あなたの力を全国に……
存分にお見せなさいな!!!」
何故か嬉しそうなトーカ。そういや、この二人はなんでテレビで観戦なんだろう。会場へは行かないのかな。衣が観客室のような人の多い場所が好きではないとかあるのかもしれないな。
県予選までの情報よりも早い覚醒。赤く火照った様子を気に掛ける他の3人。
のどっちについては、姫松が辛うじてこの状態では非常に効率の良い打ち筋に変わる、という認識を持ってる程度で、他のメンバーに比べてあまり認識していないんだな。
元々のどっち覚醒は県予選の決勝で見せただけだし、全てをデジタルとして認識する、という能力も理解の範囲外なんだね。
他の二人も和の異変は感じ取ってるものの、それがどういうものなのかはハッキリしていない様子。和の覚醒は他に比べると地味だからね。
現実の麻雀をデジタル麻雀のように認識してるとか、普通は理解できない。
絹恵は点数を伸ばしたいと思いながらも、今はトップとしての点数の維持を最優先に考える。
ま、副将には初美という大火力の相手がいるので、下手に攻めて行ったら大やけどするからね。
1年生の頃、秋季大会団体戦のメンバーに選出された絹恵。
秋季大会では団体戦のメンバーのオーダーを自由に変更する事が出来るため、恭子は色々と実験を考えていた。
姉の洋榎と同じチームで試合をしたいという願いを持っていた。
中学時代に大活躍をして特待生として入学した洋榎。そんな彼女に憧れて一般入試で進学してきた絹恵。
少し追いついたと恭子に言われた絹恵だが、春季大会では活躍できないままに終わってしまい、5位となったのは自分のせいだと感じていた。
ここでなんとか活躍したいと思う絹恵だが、早々に和が和了ってくる。
姫松は船場辺りにある高校なのかな。二人の会話シーンに出てくる街の風景は船場だったよね。
南大阪代表だから、あべのとか堺あたりの高校なのかと思ってたけど。
洋榎って特待生だったんだっけ。この世界では麻雀特待生とか留学生もいるんだよね。
高校野球並みだから、やっぱり麻雀の強い人は異性からモテたりするんだろうか。
初美は全く攻めの気配すら感じさせないままに和了った和が、人間ではないみたいだと不気味に感じる。
県予選の時に比べ、明らかに覚醒までの時間が早い事に驚く恭子。
清澄は全体を通してパワーアップしているから、優希も鳴かれても平気になってるしね。
そして東4局。
初美の北家を迎え、塞と絹恵が気合いを入れる。
同時に、試合会場に不穏な空気が漂い始める。
「さァ、掛かってくるがいいよ!
悪石の巫女……!!」
いよいよ本領を発揮する初美。次回予告ではいきなり涙目になってますけどね。
緊張感漂う中、一人だけマイペースなオカルト信じない人が混ざってるんだけど。
次回 第8話「防塞」
四喜和の確率はホールインワンと同じ、と言われる多いんだか少ないんだか判らないけど、かなり低いというのは確か。
四喜和は鳴いても成立するので、難易度は高くないようにも思えるけど、風牌は早目に切られる事が多いので配牌が良くないとなかなか成立しないのが現実。
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