キルラキル KILL la KILL 第二十話「とおく群衆を離れて」
鮮血に対して、自分と同じ生命戦維の化け物であるからもううんざりで、二度と着ないと宣言する纏流子。
満艦飾マコはそんな流子に対して、おかしい、と非難。鮮血は流子の友達であり、いつもの流子ではないと説得を試みるも、流子は今までの自分は嘘で、自分が化け物なのだと耳を貸さない。
マコの説得も通用しなくなって、いよいよ重症。鮮血に対しては「友達」だとか言ってたのに、自分が生命戦維と融合して、普通の人間じゃなかったと知った途端に自暴自棄というのはどうなんだろう。
そんな彼女の前に針目縫が現れる。
怒る相手は父親を殺した自分ではないのかと笑う。
更に鬼龍院羅暁が流子を挑発し、本能字学園で決着をつけようと誘う。
この時の縫と羅暁はカヴァーズで作った偽物か。
美木杉愛九郎は罠だと流子を止めるも、流子は美木杉が全てを知っていて内心であざ笑っていたはずだと猜疑心に捕らわれていた。
四天王は極制服を脱げば良いが、自分は一生、生命戦維と共にいるしかない。仲間殺しのために作られたのは鮮血ではなく自分なのだという流子。
鮮血を拒絶する流子に、マコはいつまでもまとわりつくと引き下がらないが、流子は彼女たちの前から去っていってしまう。
そもそもずっと鮮血と一緒にいるつもりだったのなら、それほど変わらないんだけどね。
流子が去ったことにより、カヴァーズによる襲撃は一時停止していた。
羅暁たちから見ると、流子のいないヌーディストビーチは放置しておいても取るに足らない、いつでも始末できる存在なんだろう。
美木杉は自分がもっと早く流子の正体に気づいていればと悔やむも、蛇崩乃音はそれで何が出来たのかと冷たく突き放す。
犬牟田宝火は流子を挑発しておびき出す目的を探ろうとしていた。
猿投山渦は彼女が羅暁たちを倒してくれたら面倒が省けると希望を口にするも、蟇郡苛はそんな簡単にいくはずがないと否定する。
まぁ、羅暁の目的が流子を自分の手下に取り込むつもりなのは明白なんだけど、彼女を引き入れてなにをしようとしているのか、という事なんだろう。
鮮血は流子が泣いていたと、彼女を追って本能字学園へ向かう決意を固める。
そんな彼の意志を言葉が聞こえないはずのマコが理解する。
更に本能字学園の監視カメラに潜入成功した犬牟田は、捕らわれた鬼龍院皐月の姿を発見する。
彼女は足の爪を研いでいた事から、彼女が未だ諦めていないと気づき四天王は俄然やる気を取り戻す。
モールス信号とかで合図を送ってるのかと思いきや、爪を研いでたらしい。
そんな彼らに自分も「パンツを脱がなければならない」と言い出した美木杉は、乃音から「止めてよ変態」と冷たく告げられる。
美木杉の場合は全裸なのは生命戦維に対抗する為というよりも、趣味なんじゃないかという気がして仕方ならない。
流子が去った今、彼らもまた皐月に頼る必要があり、ヌーディストビーチの前戦力を皐月奪還作戦に当てると宣言。黄長瀬は裸の太陽を使うと気付く。
そんなのがあるなら、カヴァーズに攻められた時に使っておけばいいようにも思えるけど、切り札だから最後まで隠しておきたかったのかな。
宝多金男は部下に指示して道頓堀ゲートを開放させる。
ヌーディストビーチの本部は宝多財閥の全財力を注ぎ込んで作ったヌーディストビーチ最後の切り札、戦艦『裸の太陽丸』だった。
しかしなんでよりによって戦艦なんだろうと思ったら、宝多財閥が造船業からのし上がった会社だからか。
空母とかの方が使い道ありそうなんだが。
更に満艦飾薔薇蔵ら満艦飾一家も裸の太陽丸に入り込んでいた。
やっぱりヌーディストビーチには女性もいたのか。
宝多も無事でヌーディストビーチの一員になってる。彼が服を着ているのは、彼の着ている服はREVOCS社製ではないから、生命戦維が組み込まれていないんだろうね。
マコを連れて行くとは呟く乃音だが、蟇郡はマコの言うことの気かなさは本能字学園一だから無駄だと告げる。
基本的に他人の話に耳を貸さない子だからね、マコは。
本能字学園と現れた流子は縫と羅暁を殺すと宣言すると、縫との激しい戦いを繰り広げる。
同時に、戦闘ヘリに乗った蟇郡たちが戦いを眺める羅暁を攻撃するも、羅暁はミサイルの直撃を受けても無傷だった。
彼らを歯牙にも掛けない羅暁だが、彼らの戦闘音を聞きつけた皐月がつけ爪でカヴァーズを倒しながら脱出をはかる。
カヴァーズは羅暁たちに比べるとかなり貧弱だよな。
羅暁なんてミサイル直撃で無傷なのに。しかし裸の太陽の武器は対生命戦維用にカスタマイズされたものではないんだろうか。
流子が人間だと信じていた自分が生命戦維に生かされていた。自分の味方は誰で、自分を判ってくれる人間はいないから寂しいのだろうという。
だが自分だけは彼女の事を判ってあげられると告げる。
そんな彼女の胸を貫く流子だが、縫もまた彼女と同じ生命戦維と一体化した人間だった。彼女は生命戦維の子宮から生み出された人間だった。
自分と流子が魂の姉妹だと告げる縫。
やっぱり生命戦維と融合していたのか。そうだよな、普通の人間にしては強すぎるもんな。
前回流子に全く歯が立たなかったのは、流子が鮮血を着ていたせいなのか。
鳳凰丸礼は知能が高いだけのただの人間なのかな。今更もう一人生命戦維と融合している人間が出てこられても収集つかなくなるだけだし。
二人の背後に現れた純潔。
戦闘中に流子の身体を採寸して、しつけ針を打ち込んでいた。
動きを封じられて純潔を着せられる流子の姿に、皐月は今の自分には止める手だてはないと実感する。
あれ、流子に縫の作ってる新しい神衣を着せるんじゃなかったのか? それともアレは羅暁が着るものなのかな。
純潔を強制的に着用させられた流子に、純潔に身をゆだねるように告げる羅暁。
流子の脳に優しい母である羅暁と幸せに暮らす夢を見せられる。
相変らず感情を暴走させて、敵の罠にあっさりと嵌ってしまう流子。戦闘力は上がったけど、それ以外の点は全く進歩していないよな。
脱出と同時に四天王から救出され、裸の太陽丸へとやってきた皐月。
美木杉は一度大阪へと戻るかと訊ねるも、皐月はすぐに最悪の敵と戦うことになると告げる。
その言葉通り、裸の太陽丸に純潔を纏った流子が敵として出現した。
全てを破壊しようと暴れる流子に、DTR試作機を使って挑む黄長瀬。
そして彼女との対決に向かう皐月に、猿投山と乃音は自分たちの縛斬・臥虎と縛斬・蔵龍を差し出す。
皐月は流子が純潔を着せられているのを目撃した時点で、洗脳するつもりなのを気づいていたんだな。
縛斬二刀流になるわけか。
DTR試作器の攻撃をまったく受け付けない流子は、黄長瀬にトドメを刺そうとする。
だが、そこに出現したのは鮮血を身につけた皐月だった。
流子&純潔 vs 皐月&鮮血 の新コンビでのバトル。
でも美木杉が鮮血を装着できるのは流子だけとか言ってなかったっけ?
無茶を通して道理をぶっとばすのかな。
後、流子をなんとか出来るのは二人が戦いの中で説得することぐらいか。もしくは鮮血の記憶に鍵があるのか。なんとなく彼の精神は纏一身のものが反映されている気がするんだよね。
次回 第二十一話「未完成」
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コメント
流子は戦いの中で、もしくは負けて、鮮血でないとダメだと気付くんでしょうかね。
投稿: すばる | 2014年2月28日 (金) 22時16分