キルラキル KILL la KILL 第十七話「何故にお前は」
三都制圧襲学旅行を終えて本能字学園へと帰還した鬼龍院皐月は四天王に迎えられる。
皐月は理事長の鬼龍院羅暁を学園へ迎えて『大文化体育祭』の開催する事を生徒達に宣言する。
表向きの大文化体育祭が具体的にどんなものなのか教えて欲しいんだが。
鮮血を使って仲間である生命繊維を殺させるわけにはいかないという纏流子と、神衣を消し去ろうとする黄長瀬紬のにらみ合う中、満艦飾マコと鮮血が争いを収める。
裸は好きな男にしか見せてはいけないだの、風邪をひくだの、微妙に論点のズレてる一人と一着に、黄長瀬もすっかり気が抜けたみたいだ。
別に両方とも狙ってやったことではないんだろうけど。
マコは鮮血が喋るとか言ってたけど、マコには鮮血の声が聞こえてないんだよね。
黄長瀬の姉、黄長瀬絹恵は纏一身との生命繊維の実験中に命を落としてしまった。
生命繊維の実験は継続して欲しいという遺言に従い、生命繊維の研究を続けて改良の末に神衣鮮血を完成させた一身だが、鮮血は生命繊維に流子の中枢神経のDNAを組み込んで作られていた。それ故に流子のみが着て、鮮血と会話できた。
そういえば鮮血の声は流子にしか聞こえてないから、端からみると流子と鮮血の会話は一人芝居なんでかなり間抜け。
絹恵は神衣製作時に実験体となって死んだのか。
伊織糸郎が50%の生命繊維の服を作って、それを着た生徒が耐えられなかったのと同じことだな。
皐月にとって全ては、父親から神衣・純潔を「お前の花嫁衣装だ」と見せられた時から始まった。
実は揃三蔵の入れるお茶は今まで苦いのを我慢して飲んでいたらしい。
やはりこの父親が気になるな。ちゃんと顔が見えてないし、実は一身で流子との姉妹というオチもありそうなんだけど。
本能町の人々にも式典用の礼服を着るように配布する蟇郡苛だが、満艦飾薔薇蔵ら満艦飾一家が制止する。
襲学旅行に行ったはずのマコたちが戻らない理由を尋ねる彼らだが、苛はマコと流子は反逆者であり、反逆者の家族である満艦飾家も町から追放となる。しかし大文化体育祭のため特別に恩赦を与え、式典への参加を指示する。
薔薇蔵はマコたちが生きているのか、そして食事が出るのかを確認する。食事が出ると聞くと、満艦飾家のために式典に参加して食事を全て平らげると宣言する。
苛はつくづく満艦飾家と縁があるというか、この一家に微妙に振り回され気味。
しかし親父たちはマコの心配はしてないんだな。マコなら大丈夫と思っているのか、流子が一緒だからと安心しているのか、何も考えてないのか……もしくは取り敢えず生きているなら良い、というところかな。
学園に設置した隠しカメラから羅暁を迎えて大文化体育祭を開催することを気づいた美木杉愛九郎。
大量の生命繊維を運び込み、最後の実験を行うと気づく。
実験都市である本能字学園は、人間の耐久力と武力転用のために、生命繊維への耐久力に強い10代の若者に生命繊維の入った制服の着用を義務づけられた学園。そしてその実験の完了後、本能町の人々は実験のための生け贄となる。
マコの家族も生命繊維の服に食われると知った流子は、学園へ乗り込んで阻止することを決意する。
上位の者にだけしか極制服を与えていなかったのは、力のない者は生命繊維に飲み込まれてしまう危険性が高かったからかな。そうなると生命繊維の危険さを知られてしまうし。
世界各地で生命繊維入りの服を流通させる羅暁。
鳳凰丸礼は反抗勢力が工場を襲撃して服の強奪を行ったことを報告するが、それらも全て彼女たちの思惑通りであった。
敵が奪ってそれを自分たちで使用するなら、むしろ彼女たちの望み通りなわけだ。着用しない反攻勢力のヌーディストビーチだけが邪魔な存在だったという事なんだろう。
皐月の極制服を使った生命繊維入りの服の使用もうまくいっていることに満足していた彼女たちだが、針目縫だけはうまくいきすぎて面白くない。
彼女にとっては流子の方が気に入っていた。
縫が羅暁に従っているのは彼女のカリスマ性や力はもちろんあるけど、彼女の下にいた方が面白いというのが大きいんだろうな。
生命繊維を切ること出来るテーラーズ・ダガーとテーラーズ・グローブを装着した美木杉。
たった三人で学園へと乗り込み、マコは大阪へ置いていくつもりでしたが、マコも学園へと帰ると頑なに拒み、流子は根負け。
ヌーディストビーチは対生命繊維用の武器を開発できるのに、使用していなかったのは技術的問題かなにかで大量生産できないせいなのかな。
三人がやってくる事を確認した犬牟田宝火。
隠しカメラに気づきながら敢えて放置していた彼らは、流子たちも今回の作戦の一つとして考えていた。
そしていよいよ式典が開催。
満艦飾又郎は実は礼服は売ってしまい、裸にボディペインティングしていました。
又朗だけ無事になるという事は、彼が何か活躍するか、逆に足手まといになるかするという事かな。
羅暁によって開始される式典。
宣言と共に式典に組み込まれた生命繊維が強制的に活動を開始して、又郎を除く全ての人間が食われてしまった。
式典会場へと駆けつけた流子たちを迎え撃とうとする羅暁。
自分こそが支配者だと宣言する彼女だったが、背後より皐月によって貫かれてしまう。
「今、この時より!
鬼龍院皐月と本能字学園は、あなたに反旗を翻す!!」
皐月と四天王はこれまでじっと耐えて準備が整うのを待ち続けていたのか。
それだけ準備が必要だと考えたのは、羅暁はこれでも死ぬような相手ではないからなんだろうな。
叛逆は羅暁の座を奪うのが目的ではなかった。
人は服のために存在するのではないと、羅暁の考えを真っ向から否定する皐月。
本能字学園とは、羅暁を倒すために作り出したものだった。
やっぱり裏切った皐月。
その背景には何故か今は存在していない父親の事があるんだろうな。
ヌーディスト・ビーチとの違いは彼女は生命繊維を人間の道具として利用することを考えているのだろうか。
流子との戦いも鮮血からデータ収集するのはもちろん、やはり流子のパワーアップを考慮していたんだろう。
唐突の展開に、皐月と羅暁の両方と戦う気満々だった流子たちはポカーンですよ。
しかし既に戦いはクライマックスという感じですが、まだ6、7話あるんだけどどうするんだろう。
羅暁&原初生命繊維との戦いで4話、皐月との決着で1話、エピローグで1話ぐらいかな。
次回 第十八話「夜へ急ぐ人」
次回は皐月vs羅暁と縫vs四天王という構図みたいで、流子はどうするのか。
皐月と一時的に組んで羅暁と戦うのか、それとも礼と戦うのか。
というか、羅暁はあれだけのダメージでなんでピンピンしてるんだろう。彼女は既に生命繊維と一体化しているとか?
やっぱり羅暁も神衣を着れるのかな。
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