キルラキル KILL la KILL 第十九話「たどりついたらいつも雨ふり」
上空に出現した無数のカヴァーズ。
会場にいた人々が次々と人間がカヴァーズに着させられ、満艦飾マコは人々を急いで避難させていたが、モニターに映し出された映像で纏流子が鬼龍院羅暁の死んだと思っていた娘だと知って驚く。
それに気を取られていたマコもカヴァーズの糸に捕らえられ、助けようとした蟇郡苛も一歩間に合わず、食われてしまう。
マコが喰われてしまうという事態ですが、流子はそれどころではないご様子。
心臓を抉り出されても羅暁と同じように瞬く間に回復してしまう流子。
自分の父親は纏一身であり、羅暁の娘ではないと必死に否定する流子は取り乱す。冷静さを取り戻させようとする鮮血の声も届かない彼女に、針目縫はやはり自分の目に狂いは無かったと笑う。
神衣純潔を奪われて倒された鬼龍院皐月だが、最後の力で会場に仕掛けていた爆弾を起爆させる。
明らかに以前より回復能力が増しているのは、皐月との戦いを経て、流子の中にある生命戦維が活性化したためだろうか。
一ヶ月後、本能町はカヴァーズたちで溢れかえり、人々は隠れ住んでいた。
子供達だけで隠れ住んでいた満艦飾又郎はガッツと共にカヴァーズの目を盗んで食料の調達に出るも捕らえられてしまったところを蛇崩乃音に救出される。
乃音たちも今やすっかりヌーディストビーチ仕様。生命戦維が使われていない服が殆ど存在しないから、あーゆー恰好になるしかないのかな。又郎はもっと乃音の格好に食いつくかと思ったけど、それどころでは無かったのかな。
今や本能町だけにとどまらず、日本中にカヴァーズが溢れかえっていた。
猿投山渦は北関東ススキヶ原で人々を逃がしていたが、カヴァーズとの戦いの中で三つ星極制服剣の装更改が限界を迎えて崩壊してしまう。そんな彼を北関東番長連合が我が身を犠牲にして助ける。
酷使しているのと、メンテナンス用の生命戦維がないから極制服を維持することが出来ないのかな。
かつての四天王を中心に、人々は大阪にあるヌーディストビーチ秘密基地でヌーディストビーチの一員となっていた。
北関東番長連合が敗れたことにより、皐月が生命戦維への対抗勢力として築いていた学園は全て敵の支配下となってしまった。
3年掛けて支配してきた学園が、僅か一か月で壊滅か。
今や彼らに極制服も残っておらず、皐月のかつての秘剣『縛斬』を元に作り出した縛斬・臥虎と縛斬・藏龍の二本、黄長瀬紬のテイラーズ・ダガーとテイラーズ・グローブ、美木杉愛九郎のDTR(道頓堀ロボ)だけだった。
ヌーディストビーチの施設も本能字学園で破壊しため、武器の供給もおぼつかない。
皐月の真意を知っていたのは四天王と伊織糸郎、揃三蔵だけで、それを羅暁に知られるわけにはいかなかったのだ。
秘密は知る者が多いほど流出の危険性が高いからね。ヌーディストビーチに羅暁のスパイがいないとも限らない。縫とは普通に変装して色々なところへ潜り込めるし。
直前までは絶対に知られるわけにはいかなかったんだろうし、思い通りに計画は進められたけど、羅暁の化け物加減がそれを上回ったという事なんだな。
しかしやはり本家ヌーディストの美木杉はヌード具合が他の奴らの頭一つ上を行く。
今や国民全員にREVOCS社の生命戦維入りの服が行き渡っており、それを着ていることによって精神介入されて、カヴァーズがどれほど溢れかえっても人々はその存在をまったく気にしなくなっていた。
極制服を着ていた本能字学園の生徒達は生命戦維への抵抗力を持っていたため、幸いこれを認識することが可能。
つまりカヴァーズとの戦いの一方で、一般市民は普通に暮らし続けているということなのか。
皐月の行方はしれないが、四天王たちは彼女が生きていると信じていた。
一方で鮮血によって助けられた流子はあれ以来ずっと昏睡状態が続いていた。彼女を案ずる鮮血を言葉が通じないながらも慰める満艦飾好代。
満艦飾薔薇蔵は色々と精神的なショックなども起因しているのだろうというも、生きていれば良いこともあると望みを託す。
鮮血の言葉は聞こえなくとも、動くのはもはや普通のこととして受け入れられてるんだな。
無事に両親と再会した又郎が本能町に居続けたのは、マコが生きていると信じてのことでした。
まぁ、又郎はただのガキ大将で、戦闘力なんて皆無に近いから、運よくマコを取り込んだカヴァーズを見つけることが出来たとしても助けるのは無理だったんだろうけどね。
かつての本能字学園跡で捕らえられていた皐月は、羅暁にあざ笑われる。
20年も服を着ていれば抵抗感が全くなくなるため、10代後半の子供達で構成される学生を核にして羅暁を倒そうとしていたが、今や彼らもカヴァーズの餌食となっていた。
いずれ流子も自分の元へやってくると笑う羅暁。
羅暁の下から逃走した鬼龍院総一郎は、追っ手に殺害されたフリを装い、皐月に復讐を託すと同時に、纏一身として助け出していた流子を育て上げ、ヌーディストビーチを作り上げていた。
一身=総一郎という事は、流子の存在を知るまでは誰も知らなかったのか。変装にもほどがあるだろう。流石の羅暁も完全に一杯喰わされてしまったわけだ。
羅暁が皐月を生かしているのは、彼女にまだ価値があったから。
縫は精神操作された裁縫部員たちを使い、究極の神衣の製造に当たっており、皐月をこの神衣に食わせるつもりでいた。
流子を奪取するべく、ヌーディストビーチの本部へと襲撃をしかけるカヴァーズに、美木杉と黄長瀬、四天王が立ち向かう。
ガッツが一つのカヴァーズに吠えているのを目撃した蟇郡は、伊織の開発した新兵器を使い、食われていたマコを救出する。
救出されたマコは何故か全裸。カヴァーズの体内で生命戦維以外の繊維は邪魔だからと消化されてしまったのかな。
もはや蟇郡がマコに惚れてる、というのは四天王の中で共通認識になってるっぽい。
カヴァーズは母胎である原初生命戦維からエネルギー供給を受けて活動しているため、これを切断することにより活動を停止させることが出来る。
だが人を食ったカヴァーズは取り込んだ人間をエネルギー源としているため、独自に活動が可能。
取り込まれた人間を救出することで、カヴァーズの活動機能を停止させることが出来る。そのために作り出されたのが『急急救命吸引具』だった。
天代服討!
しかし一体一体をいちいちやっているのではかなり非効率な武器ではあるよな。圧倒的に相手が取り込む速度の方が早いし。
試作品である今作が成功したら量産するという可能性もあるけど、ヌーディストビーチの施設は壊滅状態だから、量産する生産ラインも残ってい無さそうだし。
カヴァーズたちは竪琴のように変化して不協和音を奏でるが、その音に反応した流子が目覚め、生身のままでカヴァーズをたった一撃で倒して取り込まれた人々も救出してみせる。
カヴァーズたちが不協和音を奏でたのは、おそらく昏睡状態にある流子を目覚めさせるためだろうな。究極の神衣に流子を食わせるには、彼女に目覚めてもらう必要があったんだろう。
だが、目覚めた彼女は鮮血を拒んでしまう。
鮮血と自分は同じ生命戦維の化け物だと。
生命戦維との融合が更に進んで、羅暁に近いパワーを持つようになってきたのか。
以前は鮮血が生命戦維としても友達として受け入れた流子なのに、自分が普通の人間じゃなかったと知ったショックからか、自分も鮮血も「化け物」だと自暴自棄気味。
鮮血のことも拒絶してしまった。
鮮血のことを友達として、共に戦うのがベストなんだろうけど。
この流子の心を元に戻せるのはやはりマコかな。かつて流子が鮮血を友達として受け入れたように、マコが流子を受け入れてくれることで氷解するのではないだろうか。
利用するために捕らえたまま生かしておかれていた皐月だが、彼女はまだ諦めてはいなかった。
爪は鑢になっていて、アレで脱出を図る予定なのだろうか。とはいえ脱出しても正面から挑めば負けるだろうし、やはり純潔の奪還が必須か。後は原初生命戦維を先に何とかするとかもあり得るかな。
次回 第二十話「とおく群衆を離れて」
予告は今回で終了。次回からはWEB限定配信。尺が足りないのかな。
流子は一人で羅暁に挑んで負けて、あの神衣を着させられそうになってしまうのかな。
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