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2014年3月 6日 (木)

劇場版 モーレツ宇宙海賊(パイレーツ) ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵- 感想(ネタバレあり)

 【ストーリー】

海明星(うみのあけほし)に住む高校1年生の加藤茉莉香は、父親の跡を継いで私掠船免状を持つ宇宙海賊船・弁天丸の船長となり、女子高生兼宇宙海賊船船長としての生活を送っていた。

少年・無限彼方のもとに死んだ父・無限博士からある贈り物が届けられていた。
それ以来、無限博士の遺産を狙う男たちから狙われる彼方は父親から届けられた銀河パスを使ってとある宇宙船へと乗り込む。

白凰女学院は春休みを迎えていた。
部員の減少に悩むヨット部はここでアピールして翌年の部員獲得をしようと燃えていた。
その日の準備を終えて海賊稼業へと向かう茉莉香だが、ここのところ亜空間航路が不安定となっており、仕事の依頼が直前でキャンセルされてしまう。
代わって保険組合のショウから提示された仕事は、元ヨット部の先輩ジェニー・ドリトルの経営する星間旅行会社『フェアリー・ジェーン』の営業だった。
茉莉香は乗員の名簿に彼方の名前を見つけだすと、彼を誘拐するというアドリブを提案して承諾を受ける。

船の中でも男たちに狙われていた彼方は、弁天丸のアドリブを受け入れて彼らの人質となる事を選ぶ。
アドリブも効果を発揮して大盛況となった弁天丸の営業だが、そんな彼らにとある国の軍から彼方の釈放要求が行われる。
だが、茉莉香は彼らが偽物の海賊である事を見抜き、超高速航行にて逃走する。
超高速航行の最中、亜空間に異常が発生するが、弁天丸は咄嗟の機転で別の航路へと変更して最小限の被害に留める。

緊張の解けた彼方はそのまま意識を失ってしまい、再び目が覚めた時、茉莉香と同じベッドで寝ていた。
茉莉香は彼方が眠ってしまったため、彼をグリューエル・セレニティの屋敷へと連れてきて寝かせたのだ。

実は茉莉香が彼方を誘拐したのは、彼方の父・無限博士との茉莉香の父・ゴンザエモン加藤芳郎とが交わした約束によるものだった。
無限博士はさまざまな亜空間航路を発見したな亜空間ダイバーであったが、未知の深い亜空間へと潜って消息不明となっていた。
敵はこの博士の遺産を狙って彼方を捕えようとしているのだ。

茉莉香がアルバイトする喫茶店ランプ館では、近くに大手チェーン店が新装開店するとあって危機感を募らせていた。
遠藤マミは大丈夫だと自信を持っていたものの、相手のキグルミのクオリティーの高さにライバル心を燃やす。

彼方をグリュンヒルデ・セレニティを預けた茉莉香はグリューエルと共に、春休み期間限定の校医として白凰女学院に籍を置くミーサ・グランドウッドに会いに行き相談していた。
彼方は父親が亜空間航路を発見したのは、亜空間にある難破船などのお宝を見つけるついでに発見したものであり、立派な人物などではないと批判して嫌っていた。
親というものを知らないグリュンヒルデは彼の気持ちは判らないと切り捨てる。

ボート部へと顔を出した茉莉香とグリューエルだが、そこでは彼方がボート部員たちにもみくちゃにされていた。
グリュンヒルデと彼方がボート部へと顔を出すと、部員たちがリン・ランブレッタの招集を受けて集まっていたのだ。
実は昨晩から町中のPCにマルウェアが仕込まれ、ネットワークの情報が何者かによって収集されていたのだという。
独自のファイヤーウォールを使うリンは、偶然その事に気付いたのだ。
敵の狙いはネットワークを監視して彼方の居場所を掴むことにあった……

・キャスト
加藤茉莉香:小松未可子
チアキ・クリハラ:花澤香菜
グリューエル・セレニティ:戸松遥
グリュンヒルデ・セレニティ:金元寿子
無限彼方:下田麻美

 

加藤梨理香:甲斐田裕子
ミーサ・グランドウッド:伊藤静
ケイン・マクドゥガル:松風雅也
百眼:藤原啓治
クーリエ:堀江由衣
シュニッツァー:三宅健太
ルカ:水原薫
三代目:松岡禎丞

 

遠藤マミ:小見川千明
ジェニー・ドリトル:佐藤利奈
リン・ランブレッタ:日笠陽子
イズミ・ユノモト:内田真礼
アスタ・アルハンコ:安野希世乃
小林丸翔子:野村香菜子
エイプリル・ランバート:巽悠衣子
ベリンダ・パーシー:三森すずこ
原田真希:赤崎千夏
サーシャ・ステイプル:高森奈津美
リリィ・ベル:佐藤聡美
ウルスラ・アブラモフ:西明日香
アイ・ホシミヤ:茅野愛衣
ヤヨイ・ヨシトミ:南條愛乃
ナタリア・グレンノース:伊瀬茉莉也

 

スカーレット・サイファ:能登麻美子
ゴンザエモン加藤芳郎:小山力也
無限博士:飛田展男
ショウ:安元洋貴


 【感想】

笹本祐一原作小説ミニスカ宇宙海賊の劇場版アニメ。
完全オリジナルストーリーです。
そういや、TVアニメ版ではゴンザエモンが生きて大型海賊船「パラベラム号」の船長・鉄の髭になってたとかあったけど、後半はオリジナル展開のせいもあって結構グダグダになってたような気がするな。
劇場版はそれなりに纏まっているものの、相変らず原作の持つSF要素は抑え気味でキャラもの。

茉莉香は梨理香が凄い強い、という事はまだ把握していなかったのか。
自宅を襲撃した敵は梨理香が返り討ちにして全員捕えられてたけど、街では当然の事として認識されているのか、警察がこの家を襲うのは余所者という認識しているし。

チアキは今回お笑い担当
何故か不運続きで茉莉香にイグドラシルグループの事を伝えに行くのに、次々とトラブルに見舞われてる。本人はイグドラシルグループの妨害と主張していましたが。
しかもようやく辿り着いたら、既に判っていたというありさま。

オデット君に着けられていた金具に盗聴器が仕掛けられていたから、話が全部筒抜けだったというオチ。
居場所を掴むために大規模なウイルス散布だのをやっていたのに、居場所が判っていながら放置していたのは、泳がせて遺産のある場所にまで案内させるためだったのかな。

彼方は新しい亜空間航路を生み出したことで表彰されたようですが、イグドラシルグループが最終的にどうなったのかは不明。
亜空間航路の独占には失敗したけど、彼らはグループの力を使って不正取引や盗聴行為などをしていたので裁かれるべきなのですが。
スカーレット・サイファはただの知的好奇心から彼らに協力していたのか。社員ではなく外部協力者だったのかな。

個人的評価:60点

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