ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド #12(最終回)「ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド」
かつて、ツェペッシュの地下へと潜入した鏑木アキラ。
17歳の誕生日にミナ・ツェペッシュに仕える身となる試金石となると、父・ヴォルフガング・レーゲンドルフに言われて潜入したアキラだが、仲間は壊滅し、アキラ一人となった。
そこでアキラが目にしたのは、ミナにそっくりな少女たちが眠った棺の数々。
「見てしまったのね……」
そう語る少女の一人。次々と他の少女達は醜く朽ち果てていき、地下は燃えさかった。
「これで、残るは私とあの娘だけ」
アキラが自ら封じていた最後の記憶がとうとう蘇ったようだ。
遺産というのは何かの物体というわけではなく、寧ろ真祖の一族の秘密のようなものなのか。真祖の遺産というのはミナと同じく真祖の血を受け継ぐ少女たちだったという事か。何故こんな地下に封じられるようにして眠っていたのかは判らないが、ツェペッシュ家が滅びた場合には、彼女たちの誰かがそれにとって代わる役割だったのかもしれないな。
実は真祖の一族というのは、親子ではなく全て真祖の分身のようなものだとか。
夢にうなされるアキラを見守る“牙なし”の子供達。
意識を失った後、この子たちに助けられていたのか。
「行って参ります、姫様」
美刃(メイレン)はドロップ缶の中に籠められた弾丸を手にすると、一人戦いへと赴く。
| 固定リンク
| トラックバック (0)
最近のコメント